子宮は冷えに弱い

子宮は冷えに弱い ので冷え対策を講じなければいけません。女性には、子宮を中心とした生理機能があって、妊婦・出産という大切な役割を果たしています。

このために、女性は婦人病といわれる特有の病気に、悩まされることがあります。古書に「独り婦人にありて、男子になきところの三十六疾」とあり、いかに女性特有の病気が多いかを示しています。

子宮の病気 子宮は冷えに弱い

子宮は冷えに弱い

子宮は冷えに弱い

女性には、子宮を中心とした生理機能があって、妊婦・出産という大切な役割を果たしています。このために、女性は婦人病といわれる特有の病気に、悩まされることがあります。

古書に「独り婦人にありて、男子になきところの三十六疾」とあり、いかに女性特有の病気が多いかを示しています。

なにも女性特有の病気は、生殖器官の疾患に限りません。ホルモン分泌の異常、血の道」症といわれる更年期障害、不定愁訴なども女性特有の病気です。

その中でも特に多いのが、骨盤内の臓器の病変で、なかでも子宮をめぐる病原が目立ちます。最近は、子宮内膜症で病院へ通院する方や服物を手術をされる方が多くなりました。

子宮筋腫の治療

お腹の手術は、子宮ガンや卵巣嚢腫の場合もありますが、圧倒的に子宮筋腫が多いのが現状です。子宮筋腫は、現代婦人医学の病名で、漢方医学には、ありません。

漢方では、お腹の外から触ってわかる位の大きさ以上のものが治療の対象となりました。その場合も、子宮の腫瘍として治療するのではなく、内臓やリンパ腺などの腫瘍として治療しており、時には、腸管内の宿便やガスによる腸管の膨隆」として治療したり、もっと誤って尿による膀胱の緊満と、捉えていた場合、もあったようです。

漢方による子宮筋腫の治療

しかし、漢方医学も進歩するものであって、子宮筋腫などは漢方治療で成功した例が、散見されるようになりました。
子宮筋腫は手術による治療が望ましいのですが、年齢的に更正期を過ぎ、筋腫の大きさが手挙大以下、貧血症状が見られないなどの条件があれば、定期的に専門医の検診を受けながら、漢方で治療することができます。
このときに用いられる漢方薬が桂枝茯苓丸、桃核承気湯 などですが、これに椎茸エキスを併用すると、早い効果が期待できます。
この椎茸エキスには、私たちの身体の細胞つくりに絶対的に必要な、核酸や必須アミノ酸、ビタミン、酵素などをバランスよく含んでいますから、手術後の回復にも役立ちます。

子宮は位置異常をおこす

女性の腹部には、身体の血液の30%が流れています。女性のお尻やお腹に脂肪がつくのも、すべて子宮を「冷え」から守るためです。
心臓から出た動脈血は、腹部大動脈から内腸骨動脈を通って子宮動脈にに入り、子宮外側縁にそって強く迂曲いsながら、子宮に分布しています。
子宮は全体が筋肉でできているために伸縮性がありますl。
また、靱帯で骨盤壁につながれているだけですので、移動性がある反面で、位置の異常を起こしやすいのです。

結局 冷え が 子宮異常 の元

身体に冷えがあると、真先に被害を受けるのがお腹です。腹部が冷えてうっ血を起こせば、子宮が冷えます。子宮が冷えれば、血行不良になりますから、子宮の機能が低下し、子宮の細胞の代謝にも異常をきたします。
当然、子宮や卵巣に障害が現れ、子宮後屈などの位置異常にもなります。
子宮筋腫は、子宮の筋肉が異常増殖を起こし1つ~数十個のこぶとなったものです。

筋腫の発生

50歳代の婦人科の3人に1人は、子宮に筋腫があると言われています。ところが、その原因については、卵巣ホルモンの関係かと言われているだけで真の原因は依然不明です。

月経過多、腰痛症、経口避妊薬の連用などは、子宮筋腫との関係が疑われています。そして「身体の冷え」による腹部の血行不良がきっかけとなって、組織がうっ血状態(漢方では古血)となり、代謝障害→筋腫の発生となると考えられています。

無症状のことも多く、検診でしばしば発見されます。「生理痛、生理の量が多い、血の塊が混じる」などがよくある症状です。出血が多いだけでも仕事や日常生活には大きな支障になりますが、そのために貧血状態に陥ると、顔色がわるくなり、立ちくらみ、動悸、倦怠感を伴うようになります。

更年期の冷え 自覚症状15項目

またこのように血の鬱だけでなく、心の鬱(欲求不満、イライラ)など精神の冷えも子宮の障害の原因となりますのでガス抜きなども健康には欠かせません。

婦人科医も注目の漢方薬

婦人病、冷え性は漢方が有効

冷え性という病名

身体の冷えを原因とする症状で、女性に最も多く見られるのは婦人病と冷え性です。冷え性は誰もが知っているありふれた病気なのに、現代医学には、その病名がありません。なぜかと言えば、現代医学では、検査や実験で得られたデータをもとに病名を決定するのに「冷え性」に関しては、検査しても数値がでない、症状が特定できない、動物実験による立証ができない、器質的変化を見いだせない…つまり基礎データがないために、病名を決定できずいます。現代医学は、病名を決定した上で治療を行いますので、病名を決定できない「冷え」に関しては病気の判定がなされません。

婦人科医に漢方治療が増加した理由

漢方医学では、病名にもとづく治療をせず、あくまで病人の体質、自覚症状、他覚症状、病態に基づいて治療法を選んでいきますので、病名の特定をしにくい婦人病や冷え性などには漢方医学が決め手となります。そのため、現代では多くの婦人科医が、漢方治療を行うようになりました。
婦人科の人には、腹部のうっ血による血行障害があり、冷え性も婦人病も現れ方は異なりますが、その真の原因は「身体の冷え」にあります。

低血圧と体温低下が主な症状

冷え性は、多様な愁訴をもっていますが、主な症状としては、低血圧と体温の低下が見られます。そして、現代医学的には、確かな原因がわかっていませんが、体験的には大別して二つの原因で起こることが知られています。一つは、身体の不調で、神経機能やホルモンの分泌失調によって起きます。
もう一つは、生活環境によるもので衣食住のそれぞれに冷えの原因が潜んでいます。

漢方では4つの原因をあげている

  1. 血毒(血液循環障害)
  2. 水毒(体液代謝障害)
  3. 気の変動(生命エネルギーの不足)
  4. 食毒(食べ過ぎ、偏食)

の4つです。気・血・水・食は単独に作用するのではなく、複合・錯綜して原因となります。

陰陽の決定から行う

漢方による治療です。漢方の漢方は「冷え性は漢方が決め手」といわれるほど、はっきりした効果をもっています。まず、患者の体質・症状・病態について陰陽の区別をし、その上で気血水食との関連を調べて漢方を決定します。
漢方の組み合わせは、漢方相談の店で応じてくれます。漢方専門店は冷えに関する症状を大まかに5つに分離しています。

  1. 血液循環障害型(婦人科疾患タイプ)子宮内膜症、生理不順、卵管炎、妊娠障害、更年期障害、子宮筋腫、冷感症、中絶後遺症
  2. 消化器障害型(胃腸科タイプ)
    急・慢性胃腸炎、慢性便秘症、慢性下痢症、腹痛、胃下垂、内臓下垂
  3. 運動神経障害型四肢神経痛、肋間神経痛、リウマ様関節炎、座骨神経痛、腰痛症
  4. 泌尿器障害型
    膀胱炎、腎盂炎、排尿異常
  5. 循環器障害型
    貧血型、胃炎、心臓衰弱、ネフローゼ

よく使用される漢方薬

冷え性は婦人病や胃腸障害を誘発し、患者は基礎体力の低下や冷感症に、悩むことになります。冷え性に対する漢方の処方は、身体を温めるという方針のほかに胃腸を丈夫にし、新陳代謝機能の衰えを体質的に改善しようとするものです。
よく使われている漢方処方は次のとおりです。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 、桂枝茯苓丸(けいしふくりょうがん)、四物湯(しもつとう)、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)、八味丸(はちみがん)、五積散(ごしゃくさん)、補中益気湯(ほちゅうえきとう)、六君子湯(りつくんしとう)など15処方あり、症状によって処方を組み合わせたり、内容量や原料を加減して用います。

原料と製造方法がポイント

また、原料は草根木皮、つまり植物性のものを主体にして、あらゆる天然物を利用し、多品種にわたります。そのため漢方ひゃ、同じでも、原料の選択や修治(効果を高め副作用を除く手段)の有無、製造方法によって効果に差異が生じてきます。ところが、戦後、服用に便利だからという理由だけでエキス剤の粉末や細粒が出回るようになってしまい、漢方本来の使用方法から逸脱することが多くなりました。

おすすめの漢方薬のサイト

漢方薬を使う際には、基本的に病院を受診した上で現在の症状、体質などを考慮した上での処方してもらうのが基本です。漢方だから副作用がないとネットだけの情報を頼りに購入して飲んでも効果が得られないことが多いのが実態です。
こちらのサイトでは、症状別に漢方薬を紹介していますが、一度専門医を受診してから服用するようにしましょう。
漢方薬の場合、女性特有の症状については、かなり効果が高く最近では注目を集めています。

便秘 宿便 は 肝臓 に 悪影響

便秘 宿便 は 肝臓 に 悪影響 だということはご存じでしょうか?便秘というとすぐに大腸ガンの原因になるという情報はたくさんありますが、肝臓にも悪影響を及ぼします。

便秘や宿便によって体内毒素が肝臓に負担を与えてしまっているのです。日本の西洋医学ではあまり便秘をリスクととらえないのですが、さまざまな悪影響があります。また、肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれ症状が出る頃には症状がかなり悪化しているので日頃から肝臓に負担をかけない生活がとても大切です。そのひとつとして便秘や宿便を防ぐというお話です。

3つの血液循環

便秘 宿便 は 肝臓 に 悪影響

便秘 宿便 は 肝臓 に 悪影響

血液が人間の生命を維持していることや大切な役割を担っていることなどは周知の通りです。
心臓から押し出された血液は、一瞬の休みもなく、全身のすみずみにまで張り巡らされた血管を流れ、身体に必要な栄養素・酸素を細胞へ届けています。細胞からは、炭酸ガスや老廃物を受け取って心臓へ戻っていきます。

心臓から送り出される血液を動脈血、心臓へ戻る血液を静脈血といいます。血液循環には、全身を流れる体循環、静脈血中の炭酸ガスを肺で交換する肺循環、もう一つ門脈循環の合計3つの循環があります。

門脈循環について

門脈は、胃、小腸、大腸、すい臓、脾臓などで吸収されたものを肝臓へ運ぶ特殊な血管です。
口から入ったものは、食物でも薬でも腸粘膜から門脈を通って肝臓に入ります。

肝臓の中で化学反応が起こり、いろいろな栄養の出し入れや合成・解毒が行われ体内に流してよいだけのものが肝静脈と一緒になって心臓に戻ります。

肝臓 かなり丈夫な臓器で十分なゆとりがる 便秘 宿便 は 肝臓 に 悪影響

ようやく本題ですが、便秘や宿便がどうして肝臓に影響するのでしょうか?それについて説明します。

肝臓は身体の右側の肋骨の中におさまっていて体内では最大の臓器です。重さ 1.4 ~ 1.8 Kg です。日頃は全体の 30 ~ 40 % くらいの細胞で活動していてかなりゆとりのある臓器です。

肝臓の主な役割は

  • 栄養素の加工と貯蔵
  • 解毒
  • 胆汁分泌
  • ホルモンの調整
  • 造血
  • 血液の貯蔵
  • 血液の循環
  • 水分代謝の調整
  • 体温保持

など生命活動に欠かせません。肝臓の病気になるとすぐに顔色が悪くなります。それだけに肝臓はとても丈夫にできており、能力にもゆとりがあります。そのため、少々の障害では症状があらわれず、重症に至るまで気づかないケースがほとんどです。
沈黙の臓器とも呼ばれています。物質も全て肝臓で解毒されます。

最近、肝臓障害による死亡率の上位を占めるようになっています。肝臓障害の終着駅は肝硬変で、肝細胞の再生が不能となって肝臓が機能しなくなってしまいます。
肝臓障害による死亡率が高くなったのは、肝硬変の原因となるウィルス性肝炎やアルコール性肝炎が激増したほかストレスの増大などです。

肝硬変とは、肝硬変は慢性肝疾患において肝臓内に線維組織が増え、肝臓が硬くなる病気です。 慢性肝疾患の原因にはC型肝炎やB型肝炎の肝炎ウイルス、脂肪肝、アルコール性肝障害などがあります。 肝硬変には身体症状がない代償期と症状が現れる非代償期があります。

肝硬変の初期症状は、食欲不振や、疲れやすくなる等があり、重篤化すると、黄疸の症状や腹水が溜まったり、吐血、意識障害に陥ることがあります。

便秘 宿便 などの影響で体内毒素が 肝臓 に負担を与える

こうして疲れ果てた肝臓にさらに追い打ちをかけているのは

  • 便秘のため腸内発酵で生じる毒素が体外は排出されない
  • 宿便により宿便による毒素が腸粘膜より吸収されてしまう
  • 下腹部に冷えがあり腸内細菌叢が悪玉菌優位となり悪玉菌の出す毒素が大量に門脈から肝臓に入る

このような毒素は肝臓がフル操業しても処理できないのです。解毒できなければ、肝臓の働きが低下するだけでなく毒素が静脈血に入り、全身の細胞代謝に障害を及ぼすようになります。
便秘、宿便を貯めることはこれほどに健康障害を引き起こすのです。

暴飲暴食などで代謝や解毒といった肝臓の処理能力に限界が来ると、脳に疲労サインが送られると考えられています。また、非常に多くの働きをする肝臓の機能が低下すると、身体のあちらこちらに影響が及んでしまうのは当然です。
現代人の過度なストレスや疲労が肝臓のダウンを発するサインでもあります。便秘や宿便が原因でお酒を飲まなくても肝臓の疲労サインは出ているかもしれないのです。

最近は、コロナ渦で外での飲みは減ったのですが、自宅での飲みに変わりお酒の量も増えて飲み過ぎてしまう人も増えています。そこに便秘や宿便などの排泄異常が加われば肝臓のダメージは計り知れません。便秘にはイサゴールです。

現代人は食べ過ぎ傾向 脂肪肝 を招く 原因

お酒の飲み過ぎが肝臓にわるいことは一般的に知られていますが脂肪肝の最も多い原因は食べ過ぎです。 肥満や糖尿病の人は、インスリンの働きがにぶくなるため、肝臓に脂肪がたまりやすくなります。

肥満体型ではない人でも、運動不足と不規則な食事で、たった2 ~ 3 kg体重が増えただけで肝臓へ中性脂肪がたまる可能性があります。いわゆるお酒を飲まない脂肪肝が増えています。

この脂肪肝をきっかけに肝臓の疲労を招くケースも増えています。普段、あまり意識しないかもしれませんが、肝臓のオーバーワークは、お酒でなくて食べ過ぎもあることを忘れてはいけません。

病気の原因となる冷え・宿便