婦人病、冷え性は漢方が有効

冷え性という病名

身体の冷えを原因とする症状で、女性に最も多く見られるのは婦人病と冷え性です。冷え性は誰もが知っているありふれた病気なのに、現代医学には、その病名がありません。なぜかと言えば、現代医学では、検査や実験で得られたデータをもとに病名を決定するのに「冷え性」に関しては、検査しても数値がでない、症状が特定できない、動物実験による立証ができない、器質的変化を見いだせない…つまり基礎データがないために、病名を決定できずいます。現代医学は、病名を決定した上で治療を行いますので、病名を決定できない「冷え」に関しては病気の判定がなされません。

婦人科医に漢方治療が増加した理由

漢方医学では、病名にもとづく治療をせず、あくまで病人の体質、自覚症状、他覚症状、病態に基づいて治療法を選んでいきますので、病名の特定をしにくい婦人病や冷え性などには漢方医学が決め手となります。そのため、現代では多くの婦人科医が、漢方治療を行うようになりました。
婦人科の人には、腹部のうっ血による血行障害があり、冷え性も婦人病も現れ方は異なりますが、その真の原因は「身体の冷え」にあります。

低血圧と体温低下が主な症状

冷え性は、多様な愁訴をもっていますが、主な症状としては、低血圧と体温の低下が見られます。そして、現代医学的には、確かな原因がわかっていませんが、体験的には大別して二つの原因で起こることが知られています。一つは、身体の不調で、神経機能やホルモンの分泌失調によって起きます。
もう一つは、生活環境によるもので衣食住のそれぞれに冷えの原因が潜んでいます。

漢方では4つの原因をあげている

  1. 血毒(血液循環障害)
  2. 水毒(体液代謝障害)
  3. 気の変動(生命エネルギーの不足)
  4. 食毒(食べ過ぎ、偏食)

の4つです。気・血・水・食は単独に作用するのではなく、複合・錯綜して原因となります。

陰陽の決定から行う

漢方による治療です。漢方の漢方は「冷え性は漢方が決め手」といわれるほど、はっきりした効果をもっています。まず、患者の体質・症状・病態について陰陽の区別をし、その上で気血水食との関連を調べて漢方を決定します。
漢方の組み合わせは、漢方相談の店で応じてくれます。漢方専門店は冷えに関する症状を大まかに5つに分離しています。

  1. 血液循環障害型(婦人科疾患タイプ)子宮内膜症、生理不順、卵管炎、妊娠障害、更年期障害、子宮筋腫、冷感症、中絶後遺症
  2. 消化器障害型(胃腸科タイプ)
    急・慢性胃腸炎、慢性便秘症、慢性下痢症、腹痛、胃下垂、内臓下垂
  3. 運動神経障害型四肢神経痛、肋間神経痛、リウマ様関節炎、座骨神経痛、腰痛症
  4. 泌尿器障害型
    膀胱炎、腎盂炎、排尿異常
  5. 循環器障害型
    貧血型、胃炎、心臓衰弱、ネフローゼ

よく使用される漢方薬

冷え性は婦人病や胃腸障害を誘発し、患者は基礎体力の低下や冷感症に、悩むことになります。冷え性に対する漢方の処方は、身体を温めるという方針のほかに胃腸を丈夫にし、新陳代謝機能の衰えを体質的に改善しようとするものです。
よく使われている漢方処方は次のとおりです。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 、桂枝茯苓丸(けいしふくりょうがん)、四物湯(しもつとう)、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)、八味丸(はちみがん)、五積散(ごしゃくさん)、補中益気湯(ほちゅうえきとう)、六君子湯(りつくんしとう)など15処方あり、症状によって処方を組み合わせたり、内容量や原料を加減して用います。

原料と製造方法がポイント

また、原料は草根木皮、つまり植物性のものを主体にして、あらゆる天然物を利用し、多品種にわたります。そのため漢方ひゃ、同じでも、原料の選択や修治(効果を高め副作用を除く手段)の有無、製造方法によって効果に差異が生じてきます。ところが、戦後、服用に便利だからという理由だけでエキス剤の粉末や細粒が出回るようになってしまい、漢方本来の使用方法から逸脱することが多くなりました。

おすすめの漢方薬のサイト

漢方薬を使う際には、基本的に病院を受診した上で現在の症状、体質などを考慮した上での処方してもらうのが基本です。漢方だから副作用がないとネットだけの情報を頼りに購入して飲んでも効果が得られないことが多いのが実態です。
こちらのサイトでは、症状別に漢方薬を紹介していますが、一度専門医を受診してから服用するようにしましょう。
漢方薬の場合、女性特有の症状については、かなり効果が高く最近では注目を集めています。

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