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食物繊維と生活酵母でお腹は快腸に

食物繊維には栄養が含まれない

健康な状態をを保つうえで大事なのものに食物繊維と発酵食品(菌食)とがあります。穀類、野菜類、海草類などに含まれている食物繊維は、それ自体に何の栄養もなく食べても消化吸収されません。ところが、その性質が、逆に身体にとっては、大切な役割を果たします。

食物繊維の仕事

身体に有益な食物繊維は、水に溶けない成分と、水に溶ける成分の2種類があります。口から入った食物繊維は、お腹の中で余分な脂肪や糖分を吸収します。そればかりか、お腹に住む腐敗菌や菌の分泌する毒素も吸収し、これをまとめて便で排出します。この他にも食物繊維は、腸からの栄養分の吸収をゆるやかにしたり、ぜん動運動を高める働きをしてくれます。

食物繊維の役割

食物繊維は、お腹のクリーナーであると同時にコントローラーとしての役割を果たしていることになります。食物繊維が不足すると、便秘や下痢になったり、腸内毒素が発生・蓄積したり、腸内環境の悪化が進行して肥満・成人病の原因となります。肉食中心の欧米人の病気の大半の原因は、食物繊維の不足だと言われています。

発酵食品の主役は酵母

穀類や乳類を微生物を使って発酵させてつくる発酵食品も身体にはとても有益な働きをしてくれます。食べたものの消化吸収をよくしてくれるばかりでなく、微量栄養素を豊富に含んでいるので世界各地の民族は風土に応じた発酵食品をつくって常食しています。

発酵食品を食べる目的

日本の発酵食品には、甘酒、味噌、納豆、醤油、日本酒、漬け物などがあります。発酵食品は、自然界に多数生息しているカビの仲間の酵母や糀菌など、微生物の働きを利用してつくられる食品です。発酵とは酵母のもつ酵素によって、原材料の糖類を分解させ、人体に有益な食品につくりかえることです。発酵食品を食べる目的は、この酵母や酵素を積極的に身体に取り入れることです。

酵母の効用

酵母は細胞の増殖に欠かせない核酸を補給しそれ以外にも多様な効用を果たします。栄養素としては、生体に不可欠な五大栄養素をバランスよく含有するほかインシュリン様ホルモン物質なども含まれています。

  1. 糖分分解作用
  2. 免疫機能アップ
  3. 腸内善玉菌の増殖作用
  4. 腸内有害物質の分解作用
  5. 核酸・ビタミンなどの栄養補給

などがあります。当たり前ですが、だからといって身体の機能がすぐに適応できるものではありません。日本人の食生活が欧米化した結果、大きく不足するようになったのが食物繊維と酵母食品で困っているのはお腹です。

温食効果で便秘、冷えを撃退

火の利用で食性を知る

人類は火を手に入れたおかげで、食生活では火食を覚え、、道具を火力でつくり、精神面では記憶力、想像力、予測力を発達させ、その蓄積で文明を作り上げてきました。火食によって知能の発達した人類は、山や海から塩を得るようになり、煮炊き及び調理をするようになった歴史があります。
何世代にもわたって火食の経験を積み重ねていくうちに、私たちの先人は、身体に入ってからの食べ物の働きを系統立てて理解するようになりました。それが食性で温・熱・湿・平・寒の五性に分類しました。この食性を利用して季節と体質に応じた食性を確立し、健康を守ってきました。

陰性の食を加工により陽性化

食品の加工にあたっては、食材を陽性食と陰性食の2つに大きく分類しました。陽性食は、温・熱の食性で身体を温める食べ物です。陰性食は、湿・寒の食性で身体を冷やす食べ物です。四季の気温差と高い湿度は、冷えの原因となりますから、日本人は陰性食には火・塩・太陽光線を作用させて陽性化しそれを食べて身体を盛るようにしました。
たとえば、漬け物(塩で陽性化)、塩干魚(塩と太陽光線で陽性化)、乾燥野菜(太陽光線で陽性化)があります。
さらに冬の厳しい寒さと食糧不足に備えて、微生物や塩を医療した味噌、醤油を創り出すなど、食品の保存と陽性化に知恵を絞りました。

甘いケーキは陰性食

食べ物の良い、悪いは食性、食べる人の体質、食べる季節(環境)、食べ方によって決まります。「冷え」タイプの人が毎日食べる食事について注意すべきことは陰性食品(冷たい飲み物、生野菜、果菜、果物、ケーキ、アイスクリーム)を避けて身体を温める陽性食品を食べることが大切です。この場合、陽性食品とは、原則的には、火を通したもので、食べるときの温度が体温より高いものです。動物実験によると、冷たいものを与えると、胃が冷えてキューッと縮まり、胃腸障害の原因となることが知られています。冷たいものがストレートに胃に入ることと飽食だけは、身体を冷やさないために避けるべきです。

野草複合エキス

このような食生活は、「好きなものを、好きなだけ、好きなときに」という現代人の指向になじまない面があります。
逆に言うとそういう気ままな食生活が「身体の冷え」増加のきっかけとなっています。このような現代人の指向を補うために、昔から身体を温める野草を紹介します。その野草は、ハブソウ、ニンニク、山芋根、桂皮、紅花、バンザクロ、クチナシ、ヨモギ、たんぽぽ、赤小豆、高麗人参、ナツメ、クコシ、しょうが、玄米胚芽です。こういった野草はお腹が温かく感じる、朝の目覚めがいい、疲れない、よく眠れる、といった効果を実感する人が多くいます。意識してこういった野草をとるようにするといいでしょう。