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高齢者の便秘に効果 玄米の栄養で頑固なな便秘が消えて下剤、オムツが不要、糖尿病も大幅に改善

ある老健施設で玄米菜食を実践して下剤を使わずに自然排泄ができた例を紹介しています。高齢者大腸の動きが弱くなる弛緩性が便秘の原因です。 腸は、リラックスしている状態の時に副交感神経が働くので、腸の動きが活発になります。 しかし、この副交感神経は加齢とともに働きが低下するので、便秘になりやすくなります。 人は年齢をかさむに連れて、日常生活の活動量も低下するので、筋力も低下します。

1日複数回の排便

ある老健施設では玄米菜食を実践しており、しかも無農薬の厳選された玄米を使用しています。塩分を控えた味付けですが、毎日食べても飽きがこないよう玄米のだし炊き方や出汁、調味料にこだわって作っており、90歳以上の高齢の方も、「おいしい」と完食してくれます。

そうして、玄米菜食を続けていると、共通して便の状態がとてもよくなります。便が硬い高齢者さんの中には、痔でオムツに血がついてしまうケースもあるのですが、便通の改善とともに治まります。こうした高齢者施設では、すぐに下剤を使用するケースが多いのですが、できる限り食事の改善で対策しようとしているところも多数あります。

改善例を紹介しましょう。

Aさん(79歳・女性) は甲状腺ガンを患い、その後、脳梗塞を起こして右不全マヒとなり、要介護度5の認定を受けています。

入所以前は、ッドで寝たきりの状態で、排便はすべてオムツに頼り、下剤を1日3回飲んで排便をコントロールしていました。

しかし、今年4月、当施設へ入所したのを機に、排便はトイレで行いたいという本人の強い希望を受けて、日中はトイレに行くリハビリを行いました。そして、Aさんには5分つきの玄米菜食を提供したところ、1週間後から1 日3回、柔らかくいい状態の便が出るようになり、下剤の服用を中止できました。それ以降、下剤はいっさい使用していませんが、1日2〜3回、トイレでスムーズな排便ができています。

Aさんは以前、起き上がることもままならない状態でしさくたが、リハビリのおかげで柵につかまって立てるまでになりました。そしてガンのコントロールもうまくいくようになったので、6月に退所して自宅療養に切り替えています。

独り暮らしのBさん(83歳・女性)は、自宅で転倒して、ひざや腰を痛めて日常生活が困難になり、今年4月に当老健施設に入所しました。

Bさんは、1年前にご主人を亡くしたことでうつになり、家に引きこもりがちでした。以前から便秘でしたが、病院には行かず薬も飲んでいませんでした。そして、腹部に張りを感じると、自己摘便(摘便とは肛門に指を入れて便を摘出すること) で解消していたのです。

摘便は肛門を傷つけ衛生的にもよくないのでやめるように注意しましたが、うつで軽い認知症状もあったBさんにはなかなか理解してもらえませんでした。しかし、5分つき米の玄米菜食(おかずは一口大に刻んだ物)を提供したところ、10日後には摘便行為をしなくなりました。Bさんはかなりの偏食で最初のうちはよく玄米菜食を残していましたが、だんだん慣れて完食し、便秘の症状も改善したのです。今では、1日1回以上スムーズな便が出ています。

Cさん(64歳女性)は数年前から糖尿病になり、今年になって徐々に気力を失い、何もせずボーッと過ごすことが多くなってきたため、病院での治療を経て、当老健施設に入所しました。

Cさんは当初、ベッドの上で過ごすことがほとんどで、トイレもオムツに頼る生活をしていました。排便はだいたい1日1回ありましたが、便は硬めで必ずしも状態がいいとはいえませんでした。

また、排便の時問もまちまちで、本人が便意を訴えることを全くしなかったので、介護士が定期的にオムツを確認していました。そんなCさんの便に変化が現れたのは9月のこと。本人の希望で、5分つき米の全粥から玄米食に切り替えたことがきっかけでした。

明らかに便の状態がよくなってきたのです。介護士に「腸の調子がいいのよ」と明るく話してくれるようになりました。Cさんは、歩くことはできませんが、物につかまれば立てます。介護士のサポートがあればトイレに行けたので、これを機に排便をトイレで行うトレーニングを開始しました。

すると1日1回、同じ時問帯に便通があるようになり、入所から1年がたった現在丈継続しています。また、排便がスムーズに九って、体型もスリムになり士した。入所当初は155cmで73.5kgと太めの体型でしみが、今は63.8kgになり、鮨や胴回りの印象がガラリと藤わりました。

糖尿病の数値も改善しました。入所時の空腹時血糖値け140~180mg/dlで、1 日12単位のインスリンを投与していましたが、玄米菜食を続けて、1週間ごとにインスリン量を減らしていきました。

すると3ヶ月後には、インスリンを中止することができたのです。今は食事のみで血糖値をコントロールしていますが、平均して空腹時血糖値は100mg/dl前後で落ちついています。

食べる米ヌカの粉末食品、健康フーズ株式会社の「ぬか玄粉末」

オリーブオイルは腸を刺激してスムーズ排便を促し試験では64人中63人が下剤を減らせた

オリーブオイルは自然下剤

便秘に悩む人に食べていただきたい「オリーブキウイ」。キウイにオリーブオイルをかけて食べるだけで、便秘の解消が期待できます。オリーブオイルの便秘解消効果はこちらです。

オリーブオイル

オリーブオイル

実は、キウイだけでなく、オリーブオイルも、便秘対策に役立つ食品です。オリーブオイルは、熟したオリーブの実をまるごと搾った油で、イタリア料理などでもおなじみです。

地中海地域では、パスタを和えたり、サいたラダのドレッシングや炒め物、揚げ物に使ったりと、いろいろな料理で活用されています。

そんなオリーブオイルを使った地中海地域の伝統的な料理には、生活習慣病や心臓病、ガンなどへの予防効果があることが明らかになっており、医学的な見地からも注目を集めています。

オリーブオイルには、悪玉(LDL )コレステロールを減少させる作用や、善玉(HDL)コレステロールを維持もしくは増加させる作用などが認められており、動脈硬化の改善にも有用とされています。

さらにオリーブオイルは、紀元前には便秘への有効性が認められており、「自然の下剤」として知られていました。イタリアでは現在でも、便秘の子どもにティースプーン1杯分のオリーブオイルを飲ませているそうです。私も日々、多くの患者さんを診察するなかで、オリーブオイルが便秘にとても有効な食材であることを実感しています。

オレイン酸がたっぷり

では、オリーブオイルはなぜ、便秘に効果があるのでしょうか。その秘密はオリーブオイルの成分にあります。

一般的に食用油の主な成分は脂肪酸です。脂肪酸には、肉類や乳製品など動物性食品に多く含まれる「飽和脂肪酸」と、植物油に多く含まれる「不飽和脂肪酸」の2種類があります。不飽和脂肪酸は、さらに一価不飽和脂肪酸である「オレイン酸」と、多価不飽和脂肪酸である「リノール酸」などに分けられます。

これまでの研究により、オレイン酸とリノール酸がどれだけ含まれているかによって、体にもたらす作用も変化することがわかっています。オリーブオイル1 0 0㍍州に含まれる脂肪酸は94岬フで、このうち、オレイン酸が75%、リノール酸が10・4%程度と、オレイン酸の量がずば抜けて多く含まれているのが大きな特徴です。オリーブオイルの便秘改善効果は、このオレイン酸によるものです。

米国の学者マイケル・フィールド博士は、オリーブオイルと便秘に関する次のような実験を行いました。

フィールド博士は動物の空腸(小腸の一部)にオリーブオイルと、比較対象としてヒマシ油を流し、それぞれの油に含まれる脂肪酸(オリーブオイルではオレイン酸、ヒマシ油ではリノール酸) が小腸でどのように働くかを調べました。

ちなみに、ヒマシ油も古来から便秘の薬として使われています。実験の結果、短時問ではオレイン酸のほうが小腸に吸収されにくく、小腸の外に那がされにくいことがわかりました。

つまり、オレイン酸が多く含まれるオリーブオイルは小腸で吸収されにくく、吸収されなかった油分が腸を刺激したり、便のすべりをよくしたりすることで、スムーズな排便を促す効果が期待できるのです。

オリーブオイルでお通じが改善

オリーブオイルの効果を調べるための試験を行っています。試験は、下剤を長期にわたって服用している慢性便秘症の患者さん64人に協力していただき行いました。毎日朝食時にオリーブオイル30ml(大さじ2杯) をとる生活を2週間続けてもらったのです。

その結果、64人中63人に下剤からの離脱、または服用量の減量がみられました。また、特に便が硬かった患者さんは、ふつうの硬さに改善されたのです。

オリーブオイルにはいくつか種類があり、用途によって選び方が異なります。便秘の解消には、「エクストラバージン・オリーブオイル」が効果的です。

エクストラバージンオイルは、化学的処理を一切せずに作られたオリーブオイルを指します。ほかのオリーブオイルにはない、ポリフェノール(植物の色素成分)などの成分が豊富です。

また、エクストラバージンオイルだけに含まれる「オレオカンタール」という成分には強い抗酸化作用(攻撃力の強い活性酸素の害を抑える働き)があり、腸の老化防止にも役立ちます。オレオカンタールは、便秘以外にも高血圧や認知症にも効果があると注目されています。

このように、キウイとオリーブオイルは、便秘の解消に効果的な食品です。ぜひ、毎日の食生活に「オリーブキウイ」を取り入れて、便秘の改善に役立ててください。

エクストラバージンオイルのランキングはこちらです。

 

 

食物繊維と生活酵母でお腹は快腸に

食物繊維には栄養が含まれない

健康な状態をを保つうえで大事なのものに食物繊維と発酵食品(菌食)とがあります。穀類、野菜類、海草類などに含まれている食物繊維は、それ自体に何の栄養もなく食べても消化吸収されません。
ところが、その性質が、逆に身体にとっては、大切な役割を果たします。

食物繊維の仕事

身体に有益な食物繊維は、水に溶けない成分と、水に溶ける成分の2種類があります。口から入った食物繊維は、お腹の中で余分な脂肪や糖分を吸収します。そればかりか、お腹に住む腐敗菌や菌の分泌する毒素も吸収し、これをまとめて便で排出します。この他にも食物繊維は、腸からの栄養分の吸収をゆるやかにしたり、ぜん動運動を高める働きをしてくれます。

食物繊維の役割

食物繊維は、お腹のクリーナーであると同時にコントローラーとしての役割を果たしていることになります。食物繊維が不足すると、便秘や下痢になったり、腸内毒素が発生・蓄積したり、腸内環境の悪化が進行して肥満・成人病の原因となります。肉食中心の欧米人の病気の大半の原因は、食物繊維の不足だと言われています。

発酵食品の主役は酵母

穀類や乳類を微生物を使って発酵させてつくる発酵食品も身体にはとても有益な働きをしてくれます。食べたものの消化吸収をよくしてくれるばかりでなく、微量栄養素を豊富に含んでいるので世界各地の民族は風土に応じた発酵食品をつくって常食しています。

発酵食品を食べる目的

日本の発酵食品には、甘酒、味噌、納豆、醤油、日本酒、漬け物などがあります。発酵食品は、自然界に多数生息しているカビの仲間の酵母や糀菌など、微生物の働きを利用してつくられる食品です。発酵とは酵母のもつ酵素によって、原材料の糖類を分解させ、人体に有益な食品につくりかえることです。発酵食品を食べる目的は、この酵母や酵素を積極的に身体に取り入れることです。

酵母の効用

酵母は細胞の増殖に欠かせない核酸を補給しそれ以外にも多様な効用を果たします。栄養素としては、生体に不可欠な五大栄養素をバランスよく含有するほかインシュリン様ホルモン物質なども含まれています。

  1. 糖分分解作用
  2. 免疫機能アップ
  3. 腸内善玉菌の増殖作用
  4. 腸内有害物質の分解作用
  5. 核酸・ビタミンなどの栄養補給

などがあります。当たり前ですが、だからといって身体の機能がすぐに適応できるものではありません。日本人の食生活が欧米化した結果、大きく不足するようになったのが食物繊維と酵母食品で困っているのはお腹です。

甘酒がブーム

甘酒ブームで甘酒がお店の棚から消えてしまう!という状況の中、その簡易版とも言うべき「麹水」(こうじ水)にも注目が集まっています。麹を水につけるだけで有効成分が水に溶け出し、腸から吸収されます。麹が手に入らなくても大丈夫!日本国内の酒メーカーが製造した酒粕を低温で乾燥させ、そのまま粉末加工したものが買えます。
麹水の作り方 大さじ山盛り1杯分程度(約12g)を、水やぬるめのお湯などに溶かしたものが 麹水 – 酒粕粉末で作った麹水を使ってみての感想

温食効果で便秘、冷えを撃退

火の利用で食性を知る

人類は火を手に入れたおかげで、食生活では火食を覚え、、道具を火力でつくり、精神面では記憶力、想像力、予測力を発達させ、その蓄積で文明を作り上げてきました。火食によって知能の発達した人類は、山や海から塩を得るようになり、煮炊き及び調理をするようになった歴史があります。
何世代にもわたって火食の経験を積み重ねていくうちに、私たちの先人は、身体に入ってからの食べ物の働きを系統立てて理解するようになりました。それが食性で温・熱・湿・平・寒の五性に分類しました。この食性を利用して季節と体質に応じた食性を確立し、健康を守ってきました。

陰性の食を加工により陽性化

食品の加工にあたっては、食材を陽性食と陰性食の2つに大きく分類しました。陽性食は、温・熱の食性で身体を温める食べ物です。陰性食は、湿・寒の食性で身体を冷やす食べ物です。四季の気温差と高い湿度は、冷えの原因となりますから、日本人は陰性食には火・塩・太陽光線を作用させて陽性化しそれを食べて身体を盛るようにしました。
たとえば、漬け物(塩で陽性化)、塩干魚(塩と太陽光線で陽性化)、乾燥野菜(太陽光線で陽性化)があります。
さらに冬の厳しい寒さと食糧不足に備えて、微生物や塩を医療した味噌、醤油を創り出すなど、食品の保存と陽性化に知恵を絞りました。

甘いケーキは陰性食

食べ物の良い、悪いは食性、食べる人の体質、食べる季節(環境)、食べ方によって決まります。「冷え」タイプの人が毎日食べる食事について注意すべきことは陰性食品(冷たい飲み物、生野菜、果菜、果物、ケーキ、アイスクリーム)を避けて身体を温める陽性食品を食べることが大切です。この場合、陽性食品とは、原則的には、火を通したもので、食べるときの温度が体温より高いものです。動物実験によると、冷たいものを与えると、胃が冷えてキューッと縮まり、胃腸障害の原因となることが知られています。冷たいものがストレートに胃に入ることと飽食だけは、身体を冷やさないために避けるべきです。

野草複合エキス

このような食生活は、「好きなものを、好きなだけ、好きなときに」という現代人の指向になじまない面があります。
逆に言うとそういう気ままな食生活が「身体の冷え」増加のきっかけとなっています。このような現代人の指向を補うために、昔から身体を温める野草を紹介します。その野草は、ハブソウ、ニンニク、山芋根、桂皮、紅花、バンザクロ、クチナシ、ヨモギ、たんぽぽ、赤小豆、高麗人参、ナツメ、クコシ、しょうが、玄米胚芽です。こういった野草はお腹が温かく感じる、朝の目覚めがいい、疲れない、よく眠れる、といった効果を実感する人が多くいます。意識してこういった野草をとるようにするといいでしょう。