2015年 8月 の投稿一覧

宿便 お腹の中の煤 ( すす ) 防ぐためには

宿便 お腹の中の煤 ( すす ) です。宿便 を防ぐためにはどうしたらいいでしょうか。宿便 という言葉はどこかの美容家が使ったことで世間には間違った情報が浸透してしまっているように思います。宿便 について正しい知識とそして 宿便 を 防ぐための情報を紹介します。

便秘 と 宿便 は異なる

宿便

宿便

宿便に悩む人達は、圧倒的に便秘症の方々です。「ひどい便秘症なので宿便がある」と自覚している人は大変に多いのです。これも間違った情報が世間に流れてしまったことによる影響だと思います。

ところが、便秘している大便である古便と 宿便 は基本的に異質のものです。
腸を煙突にたとえるととてもわかりやすく理解が深まります。

煙突の内壁にこびりついた煤 ( すす ) が 宿便 とたとえるのが適切です。便秘している大便・古便は煙突に詰まっているものとなり宿便とは基本的に異なることがわかります。
煙突から煙りが出ていても煤はたまるものです。

つまり、毎日快便でスッキリしていても宿便が溜まってしまうことは、あり得ることなのです。
反対に便秘症だから宿便がたまっているとは限りません。

タール便 黒色便

宿便 は小腸にたまる宿便と大便にたまる宿便とがあります。小腸にたまる宿便でポピュラーなのは、新生児が出生後に排出する飴便(カニババ)です。これは、コールタールを流したような粘りけのあるドロドロとした便です。
大腸にたまる宿便の代表は、死の直前にだす粘りけの少ないすすけた黒色の便です。健康人の場合は、普通便にススのように混ざって排出されます。これを黒色便と呼びます。

小腸は藻の生えた川底によく似ている

小腸は直径4cmほどの、長い円筒形の管です。内側の粘膜には、たくさんの壁(ひだ)があり、この壁の上に絨毛と呼ばれる突起物がびっしりと生えています。絨毛の表面にはさらに長さ1ミクロンの微絨毛(びじゅうもう)があります。

この二重三重の凹凸のおかげで、小腸の表面積は円筒の600倍、テニスコート1枚分の広さになります。
その様子をたとえるならば藻の生えた川底の状態でその上を分解された食べ物がゆっくり流れていきながら栄養素が吸収されていく様です。

宿便 体質になりやすい人

宿便を防ぐためには、宿便を持ちやすい体質を知ることが重要です。日本人はいつからこんなに肉を食べる食習慣が根付いてしまったのでしょうか。肉をたくさん食べるということはその肉を分解するビタミンが必要となります。肉を食べた分、野菜をしっかり食べなければいけないのですが、そういった食べ方をしている人はほとんどいません。宿便が溜まっている人がどんどん増えていく一方です。

  • 大食漢
  • 肉食が好き
  • 野菜不足
  • 塩分をとりすぎる
  • 胆汁不足

などの人などです。ほとんどが生活習慣、それも食習慣に関わる部分が大きく関与します。
さらに冷え性や虚弱体質が加わると、排便が毎日あって快便でも宿便がたまってしまいます。
また、胃腸が冷えて働きが低下していると、消化吸収が十分に行われず腸の絨毛の間に消化されない老廃物がたまり宿便となってしまいます。l

小腸の 宿便 について

宿便の成分は、老廃たんぱく質、脂肪、ステロイド類です。ステロイド類というのは、燃焼されなかったホルモンのことです。肝臓で分泌されて胆汁と一緒に腸管で廃棄された体内老廃物です。

老廃物は基本的に汗や便や尿からしか排泄することができません。便秘がいかに体によくないことかおわかりいただけるはずです。たっぷり食べたらたっぷり便がでるのが正常ですが、そうではありません。たっぷり食べたときの方が便の出が悪いことのほうが多いかもしれません。

脂肪は、本来ならば、胆汁に含まれている胆汁酸によって分解・乳化され、吸収され吸収されるはずですが、胆汁不足のために十分に分解されないまま残り、やがてたんぱく質と一緒に腸の絨毛にまとわりつきます。この時、腸の動きがにぶくて自浄作用が正常に行われないと 宿便 となって滞留することになります。宿便を滞留便と表現する場合もありますが、これは間違っていません。

大腸での 宿便

大腸では消化は行われていないため絨毛がありません。ということは 宿便 ができないのか?というとそうではありません。大腸の筋層に欠陥があったり、神経の緊張状態が続いたりすると大腸の収縮によって出来たヒダ、あるいは、結腸の移行部などに便が滞留しやがて大腸の 宿便 となります。

便の中身 についてはこちら。

病気の原因となる冷え・宿便

まずは、イサゴールで宿便を排出しましょう。

子宮は冷えに弱い

子宮は冷えに弱い ので冷え対策を講じなければいけません。女性には、子宮を中心とした生理機能があって、妊婦・出産という大切な役割を果たしています。

このために、女性は婦人病といわれる特有の病気に、悩まされることがあります。古書に「独り婦人にありて、男子になきところの三十六疾」とあり、いかに女性特有の病気が多いかを示しています。

子宮の病気 子宮は冷えに弱い

子宮は冷えに弱い

子宮は冷えに弱い

女性には、子宮を中心とした生理機能があって、妊婦・出産という大切な役割を果たしています。このために、女性は婦人病といわれる特有の病気に、悩まされることがあります。

古書に「独り婦人にありて、男子になきところの三十六疾」とあり、いかに女性特有の病気が多いかを示しています。

なにも女性特有の病気は、生殖器官の疾患に限りません。ホルモン分泌の異常、血の道」症といわれる更年期障害、不定愁訴なども女性特有の病気です。

その中でも特に多いのが、骨盤内の臓器の病変で、なかでも子宮をめぐる病原が目立ちます。最近は、子宮内膜症で病院へ通院する方や服物を手術をされる方が多くなりました。

子宮筋腫の治療

お腹の手術は、子宮ガンや卵巣嚢腫の場合もありますが、圧倒的に子宮筋腫が多いのが現状です。子宮筋腫は、現代婦人医学の病名で、漢方医学には、ありません。

漢方では、お腹の外から触ってわかる位の大きさ以上のものが治療の対象となりました。その場合も、子宮の腫瘍として治療するのではなく、内臓やリンパ腺などの腫瘍として治療しており、時には、腸管内の宿便やガスによる腸管の膨隆」として治療したり、もっと誤って尿による膀胱の緊満と、捉えていた場合、もあったようです。

漢方による子宮筋腫の治療

しかし、漢方医学も進歩するものであって、子宮筋腫などは漢方治療で成功した例が、散見されるようになりました。
子宮筋腫は手術による治療が望ましいのですが、年齢的に更正期を過ぎ、筋腫の大きさが手挙大以下、貧血症状が見られないなどの条件があれば、定期的に専門医の検診を受けながら、漢方で治療することができます。
このときに用いられる漢方薬が桂枝茯苓丸、桃核承気湯 などですが、これに椎茸エキスを併用すると、早い効果が期待できます。
この椎茸エキスには、私たちの身体の細胞つくりに絶対的に必要な、核酸や必須アミノ酸、ビタミン、酵素などをバランスよく含んでいますから、手術後の回復にも役立ちます。

子宮は位置異常をおこす

女性の腹部には、身体の血液の30%が流れています。女性のお尻やお腹に脂肪がつくのも、すべて子宮を「冷え」から守るためです。
心臓から出た動脈血は、腹部大動脈から内腸骨動脈を通って子宮動脈にに入り、子宮外側縁にそって強く迂曲いsながら、子宮に分布しています。
子宮は全体が筋肉でできているために伸縮性がありますl。
また、靱帯で骨盤壁につながれているだけですので、移動性がある反面で、位置の異常を起こしやすいのです。

結局 冷え が 子宮異常 の元

身体に冷えがあると、真先に被害を受けるのがお腹です。腹部が冷えてうっ血を起こせば、子宮が冷えます。子宮が冷えれば、血行不良になりますから、子宮の機能が低下し、子宮の細胞の代謝にも異常をきたします。
当然、子宮や卵巣に障害が現れ、子宮後屈などの位置異常にもなります。
子宮筋腫は、子宮の筋肉が異常増殖を起こし1つ~数十個のこぶとなったものです。

筋腫の発生

50歳代の婦人科の3人に1人は、子宮に筋腫があると言われています。ところが、その原因については、卵巣ホルモンの関係かと言われているだけで真の原因は依然不明です。

月経過多、腰痛症、経口避妊薬の連用などは、子宮筋腫との関係が疑われています。そして「身体の冷え」による腹部の血行不良がきっかけとなって、組織がうっ血状態(漢方では古血)となり、代謝障害→筋腫の発生となると考えられています。

無症状のことも多く、検診でしばしば発見されます。「生理痛、生理の量が多い、血の塊が混じる」などがよくある症状です。出血が多いだけでも仕事や日常生活には大きな支障になりますが、そのために貧血状態に陥ると、顔色がわるくなり、立ちくらみ、動悸、倦怠感を伴うようになります。

更年期の冷え 自覚症状15項目

またこのように血の鬱だけでなく、心の鬱(欲求不満、イライラ)など精神の冷えも子宮の障害の原因となりますのでガス抜きなども健康には欠かせません。

婦人科医も注目の漢方薬

婦人病、冷え性は漢方が有効

冷え性という病名

身体の冷えを原因とする症状で、女性に最も多く見られるのは婦人病と冷え性です。冷え性は誰もが知っているありふれた病気なのに、現代医学には、その病名がありません。なぜかと言えば、現代医学では、検査や実験で得られたデータをもとに病名を決定するのに「冷え性」に関しては、検査しても数値がでない、症状が特定できない、動物実験による立証ができない、器質的変化を見いだせない…つまり基礎データがないために、病名を決定できずいます。現代医学は、病名を決定した上で治療を行いますので、病名を決定できない「冷え」に関しては病気の判定がなされません。

婦人科医に漢方治療が増加した理由

漢方医学では、病名にもとづく治療をせず、あくまで病人の体質、自覚症状、他覚症状、病態に基づいて治療法を選んでいきますので、病名の特定をしにくい婦人病や冷え性などには漢方医学が決め手となります。そのため、現代では多くの婦人科医が、漢方治療を行うようになりました。
婦人科の人には、腹部のうっ血による血行障害があり、冷え性も婦人病も現れ方は異なりますが、その真の原因は「身体の冷え」にあります。

低血圧と体温低下が主な症状

冷え性は、多様な愁訴をもっていますが、主な症状としては、低血圧と体温の低下が見られます。そして、現代医学的には、確かな原因がわかっていませんが、体験的には大別して二つの原因で起こることが知られています。一つは、身体の不調で、神経機能やホルモンの分泌失調によって起きます。
もう一つは、生活環境によるもので衣食住のそれぞれに冷えの原因が潜んでいます。

漢方では4つの原因をあげている

  1. 血毒(血液循環障害)
  2. 水毒(体液代謝障害)
  3. 気の変動(生命エネルギーの不足)
  4. 食毒(食べ過ぎ、偏食)

の4つです。気・血・水・食は単独に作用するのではなく、複合・錯綜して原因となります。

陰陽の決定から行う

漢方による治療です。漢方の漢方は「冷え性は漢方が決め手」といわれるほど、はっきりした効果をもっています。まず、患者の体質・症状・病態について陰陽の区別をし、その上で気血水食との関連を調べて漢方を決定します。
漢方の組み合わせは、漢方相談の店で応じてくれます。漢方専門店は冷えに関する症状を大まかに5つに分離しています。

  1. 血液循環障害型(婦人科疾患タイプ)子宮内膜症、生理不順、卵管炎、妊娠障害、更年期障害、子宮筋腫、冷感症、中絶後遺症
  2. 消化器障害型(胃腸科タイプ)
    急・慢性胃腸炎、慢性便秘症、慢性下痢症、腹痛、胃下垂、内臓下垂
  3. 運動神経障害型四肢神経痛、肋間神経痛、リウマ様関節炎、座骨神経痛、腰痛症
  4. 泌尿器障害型
    膀胱炎、腎盂炎、排尿異常
  5. 循環器障害型
    貧血型、胃炎、心臓衰弱、ネフローゼ

よく使用される漢方薬

冷え性は婦人病や胃腸障害を誘発し、患者は基礎体力の低下や冷感症に、悩むことになります。冷え性に対する漢方の処方は、身体を温めるという方針のほかに胃腸を丈夫にし、新陳代謝機能の衰えを体質的に改善しようとするものです。
よく使われている漢方処方は次のとおりです。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 、桂枝茯苓丸(けいしふくりょうがん)、四物湯(しもつとう)、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)、八味丸(はちみがん)、五積散(ごしゃくさん)、補中益気湯(ほちゅうえきとう)、六君子湯(りつくんしとう)など15処方あり、症状によって処方を組み合わせたり、内容量や原料を加減して用います。

原料と製造方法がポイント

また、原料は草根木皮、つまり植物性のものを主体にして、あらゆる天然物を利用し、多品種にわたります。そのため漢方ひゃ、同じでも、原料の選択や修治(効果を高め副作用を除く手段)の有無、製造方法によって効果に差異が生じてきます。ところが、戦後、服用に便利だからという理由だけでエキス剤の粉末や細粒が出回るようになってしまい、漢方本来の使用方法から逸脱することが多くなりました。

おすすめの漢方薬のサイト

漢方薬を使う際には、基本的に病院を受診した上で現在の症状、体質などを考慮した上での処方してもらうのが基本です。漢方だから副作用がないとネットだけの情報を頼りに購入して飲んでも効果が得られないことが多いのが実態です。
こちらのサイトでは、症状別に漢方薬を紹介していますが、一度専門医を受診してから服用するようにしましょう。
漢方薬の場合、女性特有の症状については、かなり効果が高く最近では注目を集めています。