冷え性のタイプと根本原因にせまる

冷え症+低血圧+貧血は悪のスパイラル

冷え症+低血圧+貧血は悪のスパイラル というのはどういうことでしょうか?冷え症 低血圧 貧血の3つが揃うと非常にリスクとなります。

冷え症+低血圧+貧血は悪のスパイラル 冷え症や貧血の人の多くは冷えに悩まされています。体に熱を運ぶ血液が不足していたり、パワーがないので、体が冷えてしまいます

冷え症+低血圧+貧血は悪のスパイラル

冷え症+低血圧+貧血は悪のスパイラル

動脈も静脈もパワーがない

血圧というのは、心臓から送り出される血液の血管内の圧力のことです。低血圧というのは、循環している血液にパワーがないことを意味します。

一般的には、成人の最高血圧(収縮期血圧)が100ミリHg以下を低血圧といいます。
しかし、細かい数値は問題ではありません。血圧は計測時間や計測時の体調などによって20~30

mmHG は変動するからです。

また、最高血圧が90ミリHg以下でも元気いっぱいの人もいれば、100 mmHG を越えていても元気のない人もいます。問題は、低血圧ゆえの倦怠感、めまい、肩凝り、冷えなどの症状がみられるかどうかです。

心臓から離れるにしたがって血圧も低くなる

血圧も体温と同様、体の部位によって異なります。血圧は、心臓から離れるにしたがって、また、動脈、毛細血管、静脈の順に低くなっていきます。

つまり、心臓から一番遠い足先の静脈の血圧は体の中では最も低いのです。血圧は低いほど、温かい動脈血が末梢へ流れにくいのは言うまでもありません。

さらに末梢から冷たい静脈血も心臓へ戻りにくく、うっ血も起こりやすくなるのです。低血圧であることは、冷え症の条件を満たしているのです。

貧血で酸欠は不完全燃焼

貧血というのは、血液中に赤血球および血色素(ヘモグロビン)が減少した状態のことをいいます。これら血液の役割は酸素を運搬することですから、貧血の人は、体の各器官に十分な酸素が届いていないということになります。

この足りない酸素を補うために、心臓は少しでも早く血液を送ろうとします。そのため呼吸も早くなります。貧血の人が動悸・息切れを訴えるのはこのためです。

一方、このような状態で各器官に運ばれた栄養は、ちょうど換気機能のないストーブで燃やされる石油のようなもので酸素不足のため不完全燃焼になりがちです。これではとても効率よく体を温めるといったことはできません。

心臓への負担以外にも体の各部位も低酸素のため機能障害を起こすでしょう。その結果、さらに体は冷えるということになります。

女性は大半が潜在的な鉄欠乏性貧血

低血圧や貧血の典型的なタイプは、やせていて色白の、いかにも「虚弱」といった人です。これは、遺伝による影響も大きいのですが、遺伝とは別に無理なダイエットや不摂生などが原因で、低血圧や貧血を招く場合もあります。

貧血の多くは、鉄分やビタミンの不足ですが、毎月、月経で出血する女性は、約半数が潜在的な鉄欠乏性貧血であるといわれています。

低血圧・貧血の多くは栄養不足と痩せすぎ

最近の女性はかなりスリムなのに、まだ痩せようとダイエットをします。短期間に何キロも減量したり、特定の食品だけをとり続ける間違ったダイエットを夢中で行ったり…エネルギーになるカロリーはおろか、必要な栄養素まで足りていないのです。

ダイエットに夢中になる人たちには天敵のように思われる皮下脂肪には、元来、人間の体の断熱機能を果たしているのです。過度のダイエットは冷えはもちろん、ちょっとした気温の変化にも対応できなくなってしまうのです。

これはちょっとしたことでもすぐに体調を崩してしまう原因になります。
内臓が働くのに最適な温度は37度前後です。体が冷えてしまえば、体熱を生み出す力が低下し、血液の循環が悪くなってさらに冷えを招くといった冷えのスパイラルにはまりこんでしまうのです。

鉄欠乏性貧血の自己診断

自分が貧血であるかどうかは、血液検査をしてみなければ、正しい診断はできません。しかし、ちょっとしたチェックで確認ができるので、毎日見るくせをつけます。

なんだかやる気がでない(鉄不足)

洗顔時に、目や顔色を見るように、爪と舌もチェックします。
爪の色は多少の濃淡はあってもピンク系の色であれば問題ありません。これが白~青白いようなときは、貧血の疑いありです。形は横から見ると、凸型に丸みを帯びているのが健康な状態です。

これが逆に凹型に反り返っている場合やスプーン指になっている場合は、貧血の疑いありです。舌も人によっては、濃淡は多少違いますが、唇の色と同じで赤みを帯びていたら問題ありません。

しかし、赤みが少なく紫色に近くなれば、血液循環が悪くなり、体に冷えがたまってきている可能性があります。
女性に多い鉄不足の治療はこちら

冷え症 誘発する 血液循環 悪化 その理由

冷え症 誘発する 血液循環 悪化 その理由 についてです。血流が悪いというのは冷えにとって非常に大敵ですから 冷え症を誘発する血液循環の悪化理由 これについては、3 タイプあるので自分が3つのうちどれかに当てはまらないかまずは知ることが大切です。

まず、1 つめは、血管そのものに問題がある場合。2つめは、静脈血が滞っている場合。3つめは、血液そのものに問題があり、末端にまで血液がまわらない場合です。

冷え症を誘発する 血液循環 悪化 その理由 体が冷たくなったり、冷えたりするのは、血液循環に大きく影響します。自律神経に関わること以外に血液そのもの、あるいは血管に由来するものがあります。

血液循環 悪化

血液循環 悪化

血液循環 悪化 には 主に3 つの理由が潜んでいる

内臓と足先の体温の温度差はおよそ7度

人間の体温は36.5度~37度が一般的です。この体温とは、内臓およびその周辺の温度のことです。
実際の体温は、部位によって異なり、心臓から離れるに従って低くなるのが普通です。

心臓から最も離れた足先は、約30度で7度もの温度差があります。心臓から遠ざかれば遠ざかるほど冷えは強くなります。腕よりも指先のほうが冷たく感じます。指先のほうが腕より心臓から遠いからです。

当然、動脈と静脈にも温度差があります。心臓から様々な栄養や酸素、ホルモンを満載して37度前後の温かい血液が動脈を通って末梢へ流れていきます。逆に末梢からは、老廃物をのせた約30度の冷たい血液が静脈を通って心臓に戻ってきます。

このように冷たい静脈血と温かい動脈血が体内を循環することで、体の各部の体温はそれ以上高くなったり引くなったりすることなくほぼ一定に保たれています。

血管自体に異常がある場合

冷え症の人がいつも、特定の部分の冷えを訴えるのは、そこに温かい動脈血がうまく流れていないからです。では、なぜ血液はその部分に流れていないのでしょうか。

その原因は主に3つあります。1つめは、血管そのものに問題がある場合です。手足の動脈硬化、あるいは血栓ができて血管がふさがっている塞栓症などが原因で起こるケースです。これは、病院でエコーや血管造影をやらないと見つかりません。冷え改善対策を行っても冷えが改善しない場合は、病院で検査したほうがいいでしょう。血管は生まれつき蛇行していて手足に血液が行き渡りにくいケースもあります。

いずれも症状としては、冷えている部分が白や紫色などに変色しているのが特徴でこのような症状があるときは、医師の診察を受ける必要があります。

静脈血が邪魔をする

2つめは、静脈血が滞っている場合です。温かい動脈血が入り口まで流れても、出口側が静脈血でいっぱいなため、動脈血はその部位に入ることができないという状態です。

簡単に表現すると、血液の渋滞です。こうした静脈血の滞りをうっ血やうっ滞といいます。東洋医学などは、瘀血(おけつ)といいます。

静脈血のうっ血は、手足以外に下腹部にも見られます。とくに、骨盤内うっ血は女性の腰まわりの冷え症に多く見られます。女性の下腹部には子宮や卵巣などたくさんの臓器があり、つねに大量の血液が循環しています。
これらの臓器は女性ホルモンによってコントロールされていますが、非常にバランスを崩しやすく繊細です。

そしてひとたびバランスを崩すと大量に流れている血液がたちまち混乱して渋滞を起こすのです。
これがまさにうっ血です。このうっ血が腰まわりに冷えを生み、冷えがさらに子宮や卵巣の機能低下を招くのです。女性は冷え性が当たり前みたいに解釈してしまうとどんなに冷え対策を実行しても治りません。何をやっても冷えが改善しない場合は病院を受診します。

血液の流れにパワーがない

3つめは、血管には問題がない、うっ血もない、それなのに冷える、というケースです。血液そのものに問題があり、末端にまで血液がまわらないタイプです。

この要因には2つあります。1つ目は血液量そのものが少ないこと、つまり貧血です。もうひとつは、血液に勢いがない、低圧症です。このタイプの冷えはとくに手足などの末端の冷えに悩まされます。低血圧で朝は苦手な女性に多いタイプの冷えです。貧血の診断は血液検査をしないとわかりませんので、顔色が悪い、指先や足先が白色、または紫色になっている場合は貧血改善のための治療をしなければいけません。

貧血は血液中の赤血球が少ない状態のことで、赤血球は酸素を運搬する役目を担っています。 すなわち赤血球が少ない血液は酸素を運搬する力がなく、結果として体力不足、疲れやすく、手足が冷える状態を作ってしまうのです。

低血圧は全身に十分な血液が供給されず細胞が酸素や栄養素を十分に受け取ることができなくなるためさまざまな症状が現れる場合があります。貧血を放っておくとやる気がなくなったり、うつっぽくなったり精神的な症状が出てくる場合もあり危険です。

鉄分 全身を元気にする

目まいや立ちくらみ、朝起きられないといった症状は低血圧の影響として代表的です。そのほか頭痛、動悸、全身の倦怠感などの身体的な症状に加え、不安感、不眠、食欲不振といった精神的な症状が生じる場合もあります。ダイエットで食事の量が減るとこういった症状がでることがあります。貧血になっていなくても似たような症状がでる場合があります。ダイエットで食事を減らす方法はNGです。

冷え性のタイプと根本原因

冷え原因 自律神経 の乱れ 根本原因は自律神経

冷え原因 自律神経 にあります。根本原因は自律神経です。自律神経は自分ではコントロールできないので上手に機能するようにしなければいけません。冷え症に最も関与する自律神経が、うまく機能しない大きな要因は、ストレスと女性ホルモンにあります。

ストレスをためないように副交感神経優位にする生活習慣が必要です。一例ですが、自家製入浴剤 を使ってバスタイムをゆったり過ごせる時間にすることもいいでしょう。仕事でイライラしたり、忙しい方は、何か笑える時間帯、泣ける機会をつくるとストレスが上手に発散できます。

自律神経は、交感神経と副交感神経とがバランスよく機能して正常です。交感神経は血管を収縮させて体温の低下を防ぎ、副交感神経は拡張させて体温を下げます

冷え原因 自律神経

冷え原因 自律神経

冷え根本要因 自律神経 の乱れ ストレスが長引くと自律神経が乱れる

冷え症に最も関与する自律神経が、うまく機能しない大きな要因は、ストレスと女性ホルモンにあります。

こんな症状を体験したことはありませんか?
激しい怒りのあとにプルッと体が震える。これは、喜怒哀楽などの感情をコントロールする中枢に影響されて交感神経が機能し血管を収縮させたためです。

自律神経の中枢がある間脳の視床下部には、喜怒哀楽や本能をコントロールする神経の中枢があり、自律神経にも強い影響を与えています。

怒りがおさまると、副交感神経が機能するため収縮はおさまりますが、長期間、恐怖や不安、悲しみなどのストレスにさらされると、交感神経の興奮状態が長く続くことになり、副交感神経とのバランスがとれなくなってきます。

こういった状態になってしまうと、外部の変化に対応して適切な指令を送ることが出来なくなり、当然に暑さ、寒さをそのまま体に受け止めてしまい、冷えやのぼせなど、様々な自律神経失調症の症状があらわれることになります。

自律神経失調症とは、ストレスなどが原因で、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れて出る様々な症状です。

自律神経失調症の症状

全身的症状としてだるい、眠れない、疲れがとれないなど、器官的症状として頭痛、動機や息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなど多岐にわたります。
精神的症状として、情緒不安定、イライラや不安感、うつなどの症状が現れることもあります。

女性ホルモン 自律神経 は相互に影響している

最近では、子供や男性にも冷え症が増えています。しかしながら冷え症は、昔も今も女性に多く、2人に1人が冷え症です。これは、女性ホルモンの分泌をコントロールする中枢は、自律神経中枢と同じ間脳の視床下部にあって互いに密接な関係にあるからです。

冷え症が圧倒的に女性に多いのと同じように便秘体質の人が多いのも冷えとの関連性が深いためです。

女性ホルモンのバランスは崩れやすい

女性ホルモンには、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの種類があります。これらのホルモンは、生理周期とともに分泌量が変化します。

月経から排卵までの卵胞ホルモン(エストロゲン)の働きがさかんになる時期は、自律神経では副交感神経が優位で体温は下降傾向になります。

また、排卵後の黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌される時期は、交感神経が優位になります。

このように、自律神経と女性ホルモンは互いに影響しあっているのです。したがって女性は、初潮、出産、閉経など女性ホルモンのバランスが大きく変化する時期に、自律神経のバランスも崩れやすいのです。生理中や出産後、閉経後にイライラするのはこのホルモンバランスが乱れているためです。

自律神経を整えるためには

冷えを改善するためには自律神経を安定させることが欠かせません。自律神経を整えるスにはトレスを発散し、ヨガやストレッチ、アロマなどを日常生活に取り入れるのも効果的。

自分でストレスを過剰に感じるときには同時に自律神経も不安定になっていると思ったほうがいいでしょう。

日常生活にプラスすることで自律神経の乱れの改善が期待できる方法をまとめました。無理なく生活に取り入れられて継続できる、自分に合った方法を見つけましょう。

日頃から呼吸を整えて生活することが、自律神経を整えることにもつながります。呼吸法には、自律神経の交感神経・副交感神経それぞれの働きを高めるものがあるため、その使い分けを意識することがポイントとなります。

呼吸をゆっくりと整えながら筋肉の緊張をやわらげるヨガも、自律神経の乱れ改善に有効です。ヨガに取り組む際は、交感神経が優位な状態を鎮めるためにも、副交感神経を活性化させる腹式呼吸を行います。ヨガの呼吸法にはさまざまな方法がありますが、特に「息を吐く時間を長くする呼吸法」がおすすめです。

女性の老化防止の習慣

冷え性のタイプと根本原因にせまる

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日本ヨガインストラクター協会一級ライセンス保有。西村真澄。所属のPSYのコンセプトを忠実に初心者、YOGAをやったことのないひとに対して、手軽に楽しく学べ、慣れ親しめる指導を行う。