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カラダを温める食べ物、冷やす食べ物

冷えがひどい人は、体を冷えす食べ物は控えなければいけません。 カラダを温める食べ物、冷やす食べ物 を紹介します。

からだを温める食べ物とは、熱エネルギーを効率よく産出させるものになります。余分な水分や老廃物を排泄し血液循環をスムーズにする栄養素に富んだものです。

アイスクリームは最悪

一般にカラダを冷やす食べ物の代表は、

  1. 物理的に冷たい物
  2. 砂糖(特に白砂糖)
  3. 熱帯性の果物(バナナ、パイナップル)

などです。逆にカラダを温めるのは、これらの逆の

  1. 物理的に温かい物、加熱されたもの
  2. 塩気、苦み、渋みがあるもの
  3. 寒い地域でとれるもの

となります。
脂肪分については、ある程度は熱エネルギーの産出に必要ですが、多すぎると、血液循環を悪くし冷えを助長します。

具体的には、生野菜、甘いジュース、アイスクリームなどがカラダを冷やします。 バナナ やパイナップル をつかった甘くて脂肪分の高い アイスクリーム などは、物理的にも冷え症の人にとっては最悪ということになります。知らず知らずのうちにたくさん食べてしまっている人もいるでしょう。

カラダを温める食べ物、冷やす食べ物 お番茶 玄米 そば うどん

カラダを温める食べ物、冷やす食べ物 お番茶 玄米 そば うどん

カラダを温める食べ物、冷やす食べ物 素材自体の「温」「冷」や特定の成分にこだわらない!

飲むなら、番茶、食べるなら玄米・そば・うどんの主食に付け合わせは梅干し、たくあん、みそ漬け…これがカラダを温めるものだけを組み合わせた典型的な食事となります。

しかし、こうした食事はあまり現実的ではありません。つまり、素材そのものがカラダを温めるか冷やすかはそれほど重要ではないのです。

また、悪玉素材の代表のようにいわれる 塩分 や コレステロール もその成分は、細胞の働きや水分代謝に欠かせない ミネラル ですし、 コレステロール は血管壁をつくり、 ホルモン ののもとになる物質として欠かせない栄養素です。

バランスのとれた食事

塩分もコレステロールも過剰な摂取は避けるべきです。しかし、それはほかのもの、 ビタミンA などの脂溶性ビタミンも同様です。食習慣として食後にデザートとして果物を食べることが多いのですが、果物に含まれる豊富なカリウムは、塩分の排泄を行います。

このように吸収についても排泄についても大切なのは、食べ物の組み合わせやバランスです。バランスのとれた食事を心がければ、栄養素を過不足なく摂取し、しかも過剰なものは自然に排泄されるようになっているのです。

こだわりたい素材の「育ち」

気にしたいのは、素材の種類よりもむしろ「育ち」です。その 玄米 や 野菜 がどういった場所でどういう作り方をされてきたものなのか、 梅干し であれば、どういう 梅 や 塩 をつかっているか、などです。
できるだけ有機栽培のもの、合成でない天然のもの、添加物などの少ないものを選びます。また、同じ素材でも旬のものや、できるだけ台所と産地との距離が近いものがよいことは言うまでもありません。
とくに塩や酢、しょうゆ、みそ、砂糖といった基本となる食材は気をつけて選びたいものです。

調理や組み合わせで冷やす物を温めるものに

たとえば… じゃがいも や なす は、一般的にカラダを冷やすとされていますが、調理の方法によっては、カラダを温める食材にもなります。生野菜のサラダはカラダを冷やしますが、ゆでた にんじん や ほうれんそう を組み合わせてサラダにしたり、さらにドレッシングをごま油などで工夫すれば、消化吸収のいい栄養価の高いメニューになります。
少しの工夫で、カラダを冷やす素材を温めるものに変えることができるのです。

頭寒足熱 健康のベーシック 筋肉があればなおよし

頭寒足熱 健康のベーシック 筋肉があればなおよいです。筋肉があれば体温アップ効果を実現できます。

手足などの末梢の冷えは、動脈硬化が原因のこともある

人間の体は、ほんとうによくできています。だれもが皆、意識することなく、必要に応じて呼吸し、内臓を動かし、血流を調整して生きているのです。私たちの体は、実は、温度に対しても、絶妙なコントロールをしています。体温を一定に保つことが、生命活動にとってとても重要だからです。

手足が冷える

手足が冷える

最優先で温度を一定に保つのは、大事な心臓と脳です。そこの温度を上げるためなら、末端の手足の温度を犠牲にすることも、ままあります。手足の指先が冷えていても、ある程度は命に別状はありません。

糖尿病などでも壊疽が進行すると足を切断しますが、これは、脳や心臓に病気が及ばないための究極の選択です。

そして、もっとすばらしいのは、私たちの体は寒いところに適応できることです。100年前は、薪や炭に火をつけて燃やす暖房だけ。建物にはサッシもなく、すきま風が入ってきました。軽くて温かいフリースのような防寒着もありません。

それでも人間は、北海道やシベリアなどの極寒の地で、たくましく生きてきました。

体は環境に適応しますが、逆にいたわりすぎると、すぐにその状態に甘んじてしまいます。ですから、少しだけ我慢することも、大事なことです。我慢することで、体は外界に適応できるのです。

大前提として冬は寒くて当たり前、寒さに慣れましょうというのも大切なことなのです。

そうはいっても、手足が冷えるのはつらいことですから、効果的に体を温めるために、生活改善が必要です。

手足の冷えは、心臓の病気や動脈硬化など血管の病気、貧血で起こる場合があります。さらに、太る原因の1つに内臓の冷えも挙げられます。手足の冷えを自覚したら受診してみたほうがいいでしょう。

心地いい程度に温めることがとても効果的

まず、どこを温めたらいいでしょうか。俗に、頭寒足熱といいます。夏日漱石は「吾輩は猫である」で、頭寒足熱は延命息災のしるししと傷寒論にも出ているとおり…」と書いています。傷寒論は中国医学の古典ですが、昔から、脚を温めるのは健康の基本とされていたわけです。

確かに、寒いときに脚を温めるのは、とても気持ちよく感じます。
例えば、寒い日に温泉地で足湯に入ると、極楽気分になれるでしょう。私たちは、体にいいことは気持ちいいと感じるようになっています。ですから、気持ちいいことはどんどんやっていいでしょう。

脚を温めるのはいいといっても、注意が必要です。それは、汗をだらだらかくことはしないことです。

汗をかくのは、温まりすぎと体が判断し、体温を下げようとしているからです。十分に体が温まった証拠といえるでしょう。脚を温めるものとしては、湯たんぽがお勧めです。
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湯たんぽは、体がじゅうぶんに温まったら、無意識のうちにけ飛ばしてしまいます。それがいいのです。その点、電気毛布はお勧めできません。電気毛布を使っている人は、寝ている間に、たいてい大量の汗をかいています。つまり、余計に体が冷えてしまうのです。

寒がりの人で体にカイロを10枚も触っている人がいます。この場合、汗をかいていて、寒いといったりするのです。カイロも必要最小限にしないとかえって汗で寒くなってしまうこともあります。たとえ1つでも、十分に気持ちよく、温かいと感じられるはずです。

下着や靴下も、汗をかいたらすぐに着替えましょう。汗をかいたものを身につけていると、体が冷えてしまいます。

脚を温める方法として、最もいいのは、運動をして下半身に筋肉をつけることです。下半身には多くの筋肉がありますから、脚を使った散歩やスクワットなどをするといいでしょう。

筋肉は熱を産生してくれますから、天然の発熱装置といえるのです。また、血行もよくなるので、筋肉で発生した熱が体の隅々まで運ばれて、冷え症の解消に役立ちます。でも、運動がいいからといって、いきなり走りだすのはNGです。

一念発起して、急に走りだす人は、たいていひざを故障して、長続きしません。また、運動不足の人がいきなり走ると、大量の汗をかいてしまいます。運動も、じんわりと汗をかく程度のもので十分です。食べ物、飲み物も、できたら冷たいものを避け、温かいものを選びましょう。冬は生姜などもおすすめです。