麹

みせかけだけの発酵食品がだまされるな!

味噌なら味噌蔵から直接購入、糠みそを使って家庭で漬物を

スーパーに陳列する見せかけだけの発酵食品にご注意を

今、アメリカやヨーロッパなどで、寿司や日本食レストランが、大人気です。ダイエットだけではなく、アレルギーや生活習慣病の予防や改善に役立つと考えられているからです。

日本食の特徴として、脂質が少ないことや代謝に良いことがありますが、発酵食品が多いことも大きな長所です。しかし、世の中には見せかけの発酵食品というのがあるのをご存知ですか?

味噌や醤油は、本来は製造に1年以上の時間がかかります。これだと食品メーカーは廉価での大量生産ができません。そのため、強制的に発酵熟成を進める酵素などを使用している食品があるのです。

味噌
昔は、味噌といえば、6ヶ月以上熟成させていました。最近では、温度管理をして強制的に熟成を進める「温醸法」という方法で、大量生産できるようになり、価格も安くなっています。さらに、麹菌の代替や増強として「酵素剤」を添加して生産することもあるようです。
醤油
伝統的な製法では、大豆と麦を原料にして麹をつくり、1年以上熟成させてつくられていました。こちらも、大量生産のために、味噌と同じような「温醸法」が開発されて、市販製品の多くはこの方法で生産されているようです。また、途中でアミノ酸液を多く添加したものもあります。
漬け物
浅漬けや松前漬けのようにその製造に発酵を要しないものもあるので、漬物イコール発酵食品でありませんが、一見、ぬか漬けのようにみえるパック詰めの漬物を買ってみると、調味料で味付けしただけのものがあり、がっかりしたこともあります。

乳酸菌や酵母菌で発酵せずに、化学調味料で味付けしたほうが安く、早く作れ、メーカーの利益になるからです。本物の発酵食品は、菌たちが精力的にどんどん発酵を進めるために、味に変化が出てしまいます。

食品メーカーからすると、買った日によって味が変わっていてはまずいのです。ですから、添加物などで発酵が進まないようにしているものもあります。

こうした食品の問題点は腸に元気を与える乳酸菌を与えられないばかりでなく、保存料や添加物の種類によっては、抗菌性が強いため、腸内細菌にダメージを与えるものもあるのです。

大量生産・大量消費をする現代社会では、安価で品質が均一な製品作りのために、製法を変化させたり、酵素や調味料を使用することはやむを得ないのかもしれませんが、本来の食品そのものとは見た目が同じだけで、まったく違うものになっているのではないかと危倶しています。

本物の発酵食品を摂りたいと思ったら、味噌なら味噌蔵から直接購入したり、糠みそを使って家庭で漬物を作るべきです。スーパーで市販されているものよりもずっと美味しくいただけるはずです。
味噌の驚くべき著効では味噌の知らない効果を知ることができます。

和食

日本の伝統食、和食を見直す時がきている

昔から食卓にあがっているものの中に大きなヒントがある

和食の力を見直そう

「乳酸菌が含まれでいる食品を教えてください」と言うと、ヨーグルトやチーズといった乳製品の名前を答える人が多いのですが、乳製品以外にも乳酸菌が含まれている食品はたくさんあります。

私たち日本人にとって身近な、日本古来の食品にも、乳酸菌を含むものはたくさんあります。代表的なものは、みそ、醤油、納豆、漬け物などです。どれも特別なものではなく、昔から日本の食卓に上がっていたものばかりです。

特に納豆は骨を強くするビタミンKやビタミンB2が多く含まれているので、おすすめ食品です。カルシウム摂取がそう多くないわりに、日本人があまり骨折しないのは、納豆を食べる習慣が好影響を与えでいるためともいわれています。

納豆のなかには善玉腸内細菌のほかに土壌菌の仲間の日和見菌が多数含まれています。また、「乳酸菌生成エキス」はその両方の腸内細菌を増やし、結果的に腸内環境を改善する効果があるというわけです。

日本食は遺伝子にも好影響を及ぼす

東北大学の宮沢教授らのグループはネズミを使った実験で、「伝統的な日本食」「欧米食」「現在の日本食」がそれぞれ遺伝子にどのような影響を与えるか研究をしでいます。

それによると、「現在の日本食」を食べたネズミは、「欧米食」を食べたネズミよりも脂質などの代謝にかかわる遺伝子発現量が多くなりました。

これは「現在の日本食」でさえも「欧米食」よりは代謝を促進する効果を持っていたということで、「伝統的な日本食」ではその効果はさらに高くなったのです。

腸内細菌の大好物はオリゴ糖であり、これを多く含まれる食品は、大豆、ゴボウ、タマネギ、ニンニクなどの野菜類です。成長期の子どもはもちろん、大人になってからも食べ続けてほしいものです。

乳酸菌

生きた乳酸菌 よりも 死んだ乳酸菌を 大事にしたい

死んだ乳酸菌に生きた乳酸菌と同等かそれ以上の効果が

乳酸菌自体が、持っている菌体成分が大切

乳酸菌は、生きて腸まで届かない.と役に立たないと思っている人は、医師の中にも多くいました。それは、100年前に、乳酸菌研究のパイオニアとして有名なエリー・メチニコフの研究結果が、間遠って理解されたからかもしれません。

メチニコフはその著書で、当時行なわれていたさまざまな実験や疫学調査を事例に引きながら、ヨーグルトに含まれている乳酸菌に腸内の腐敗菌を抑える働きがあると指摘し、「乳酸菌を含んだヨーグルトを取り入れることで腸内環境が改善できる」という仮説を立てました。そこだけが注目されてしまったことにより「生きた乳酸菌」信仰のようなものが生まれたのだと思っています。

実は、メチニコフは、死んだ乳酸菌にも生きた乳酸菌と同等かそ以上の効果があることも言及していました。「乳酸菌を加熱殺菌してマウスに与えても生菌の場合と同じように生育し、なかには生育状態がさらに向上し、糞便中の腐敗菌の菌数が少ない場合もある」。

それを、「腸内腐敗を抑えるのは乳酸菌そのものではなく、乳酸菌によって生成された別の物質である。老化を食い止め、健康長寿を実現するには、この乳酸菌の生成物を取り入れるべきである」と指摘しています。

さまざまな乳酸菌メーカーが、今、生きた乳酸菌から「死んだ乳酸菌」へと研究をシフトしてしますが、このことは100年前の研究で、すでにわかっていたのです。

乳酸菌が生成した物質とは?

乳酸菌がつくり出す物質には、乳酸や酪酸やプロピオン酸などの代謝物(分泌物)や、乳酸菌自体の体を構成する物質(菌体成分)があります。これらが、腸内環境の改善や免疫細胞の活性化を行なっていることが、あらためてわかってきました。

ある会社の研究では、「乳酸菌生成エキス」の飲用によって、1ヶ月後には腸内の善玉菌が約3倍に増加していました。また、大学の研究では、乳酸菌の菌体成分が、腸管の免疫系を刺激することで、Th-1 やTh-2 という免疫のバランスを調整していることがわかりました。

こうしたことはアレルギーやガン患者の免疫を高めるものとして特に注目を集めているのです。今後は、生きた乳酸菌を摂ることよりも、「乳酸菌生成エキス」(分泌物や菌体成分) を摂ることで健康を実現する方法が、乳酸菌利用の本流になると考えています。

善玉菌を増やし快腸になる「乳酸菌酵母共棲培養エキス・ プシュケー」

乳酸菌

腸の専門家がやっている乳酸菌を増やす方法は乳酸菌生成エキスを飲むこと

自分の乳酸菌を増やすためにとっている「乳酸菌生成エキス」

乳酸菌を増やす因子を摂ることが大事

腸の専門家が腸内の乳酸菌を増やすために、ポイントとしているのが、「自分の乳酸菌」を増やすことです。腸のことを何十年も研究してきてたどり着いた結論です。

ヨーグルトを食べる人も多くいますが、私は食べません。その理由は2つあります。1つは、ヨーグルトの中にいる乳酸菌がおなかの中に入って自分にあう乳酸菌かどうかはわからないことです。

もう1つの理由は、ヨーグルトには脂肪分や糖分など余分なものが入っていることです。私はなるべく糖分と脂肪分を摂らないようにしているので、そういうものはいらないのです。私は「自分の乳酸菌」だけを増やしたいからです。

私の方法

そこで、私が「自分の乳酸菌」を増やすために摂っているのが、「乳酸菌生成エキス」です。乳酸菌の分泌物と菌体成分空キス化したもので、腸内の悪玉菌の増殖を抑制し、かつ乳酸菌を増やす働きがあります。

これは、腸内の乳酸菌を増やす因子となって、短時間の内に、腸内の悪玉菌の増殖を抑えて、乳酸菌を増やしてくれます。善玉菌が少なくなったから、効果のありそうなものを選んで、口から入ればいいというのではないのです。

もともと棲んでいて、少なくなってしまった善玉菌を増やす。腸内細菌のバランスをもとから改善するには、こうした方法がもっとも適していると考えています。

日本を代表する腸内細菌の研究者である東京大学の光岡知足名誉教授は、「乳酸菌生成エキス」などの菌体成分のことを「バイオジェニクス」と定義し、今後の乳酸菌研究のキーポイントになると提唱されています。

ちなみに、最近ではオリゴ糖などの乳酸菌のエサとなる食品成分を「プレバイオティクス」、生きた乳酸菌など腸内環境を改善する生きた菌は「プロパイオティクス」という定義がされ、研究が進んでいます。

この「乳酸菌生成エキス」というのは、生きた乳酸菌ではなくて、16種類の乳酸菌を豆乳で発酵・熟成させ、乳酸菌の分泌物と菌体成分を抽出したものです。

これは、細菌がもつ特性を捉えた智慧からつくられています。微生物は、外敵から身を守るために、分泌物を出しています。

たとえば、酵母菌はアルコール、青カビはペニシリンを作っています。アルコールは殺菌に、ペニシリンは抗生物質として利用されています。

乳酸菌の分泌物は、アルコールやペニシリンのような強い抗菌性はありませんので、必要以上に悪玉菌の増殖を抑えることもありません。その点も善玉菌も悪玉菌も日和見菌もバランスよくいることが重要という腸内環境を考えた上で適しているのです。

また、このエキスに含まれる菌体成分(乳酸菌の細胞膜や細胞質を構成する糖タンパクなど)は、腸の免疫組織を刺激して、腸の免疫力をアップさせる働きがあります。アレルギーの抑制やガン細胞やウィルスを叩くNK細胞の活性化などに役立つとの研究が多く出てきています。

善玉菌を増やし快腸になる「乳酸菌酵母共棲培養エキス・ プシュケー」 | 自分の免疫力で治す」

腸内はよそ者が棲みつこうとすると、攻撃して、追い出します

生きている腸に届くからと考えるのは間違い

腸にたどり着いて棲みつかず3~7日ほどで便として排泄

やっtたどり着いても出て行ってしまう

テレビなどでよく「生きて腸に届く乳酸菌」という謳い文句でコマーシャルされている商品があります。

腸の中にビフィズス菌や乳酸菌をダイレクトに入れよう! と思う方は多いはずで、これは「プロパイオテイクス」という健康法で、難しいことではありません。そもそも「プロパイオテイクス」とは、人体に良い影響を与える微生物やそれらを含む食品を摂ることで、体内環境を整えるという考え方で、要は善玉菌が含まれでいるヨーグルトやサプリメントを摂取すればいいのです。

ところが、ここに、大きな問題があります。それは、大部分のビフィズス菌や乳酸菌が腸に届く前に胃で死んでしまうということです。乳酸菌などは胃酸に弱く、その約90 %が腸に届いていないのです。

よそ者を排除する免疫細胞

「なんだ、毎朝頑張ってヨーグルトを食べ続けたのに! 」と落胆している人もいるかもしれませんが、この弱点を補うために、胃酸に強い乳酸菌を使ったヨーグルトや乳酸菌をコーティングして胃酸から守るサプリメントが開発されています。

「これで安心。生きて腸に届くから、万全だ!」と思ったら、また大きな問題がありました。折角、腸にたどり着いても、腸の中に棲みつかないで、3~7日ほどで便として排泄されてしまいます。これには、腸の免疫機構が関係していました。腸内という町には、善玉菌や悪玉菌や日和見菌などのもともとの住人たちが棲んでいます。

彼らは、よそ者が町に入ってくると、追い出してしまいます。町の警察官である免疫細胞も、よそ者が棲みつこうとすると、攻撃して、追い出します。たとえ、善良そうにみえるものでも、何でもかんでも棲みついてしまうと町(腸内) の環境が乱れてしまうからで、これは生物の反応としては当然のことでもあるのです。

「生きた菌」よりも大切なもの

でも、ご安心ください。胃酸で死んでしまったり、追い出された善玉菌も、まったくの無駄死にや骨折り損ではありません。

ヨーグルトなどの乳酸菌が作りだした物質が、腸に届き、腸にいるビフィズス菌などの善玉菌を増やしていることもわかってきました。

「生きている」「死んでいる」ではなく、乳酸菌がつくり出す物質が、腸内環境の改善に役立つのです。発酵食品が腸にいいというのも、「生きた菌」そのもの以外に、発酵食品の中に乳酸菌がつくりだす物質が含まれていることにあるのではないかと考えられています。
昔から、長期間熟成させた味噌などの発酵食品が食されてきた理由もここに秘密があるようです。

ヨーグルト

ヨーグルトには腸に効くモノと効かないモノがある

2週間は食べ続けて便通や肌の調子をじっくり観察してみよう!

ヨーグルトはよ< 選びましよう

ヨーグルトはそれに含まれる乳酸菌の働きで腸内環境を改善させますが、その乳酸菌に関して誤解があるようです。

「乳酸菌」という菌は1つの菌だと思っている人が多いようですが、実はそうではありません。乳酸菌のなかにもたくさんの種類があるのです。ビフィズス菌、ブルガリア菌、カゼイ菌などというように枚挙にいとまがりません。

ヨーグルトの有用性が注目されている昨今では、さまざまな種類の製品が店頭に並ぶようになりました。そのどれを選んでも整腸効果が期待できるかというと、そうではありません。高価なものがいいというわけでもありませんし、安価なものがダメというわけでもありません。人それぞれ、自分に合った乳酸菌があり、それを含むヨーグルトを選ぶべきなのです。

相性のよ< ない乳酸菌はムチン層に< つつけない

人によって合う乳酸菌が違うのは、乳酸菌と有害物質とが腸内でどういう動きをするかによって説明がつきます。有害物質は、腸粘膜の表層を覆っているムチン層というところにくっついて悪さをします。

このムチン層には有害物質だけではなく、善玉菌である乳酸菌もくっつくことができます。乳酸菌があらかじめくっついている部分には有害物質はくっつくことができないので、悪さをすることもできないというわけです。

このムチン層は、A型の人ならA型の血液型物質から、B型の人ならB型の血液型物質からできでいます。血液型物質によってそれぞれ相性のいい乳酸菌があり、その乳酸菌だけがムチン層にくっつくことができるのです。相性のよくない乳酸菌は、たとえ質のいい乳酸菌であったとしても、くっつくことはできません。それならA型の人専用のヨーグルトを売ってくれればいいのに、と思うかもしれませんが、ことはそう単純ではありません。

合う乳酸菌、どうやって見つけるの?

白血球の形によっても、合う乳酸菌と合わない乳酸菌があるのです。さらに、もともとの体質のみならず、生活環境によっても合う乳酸菌は変わってくるといわれています。そういった理由から、合う乳酸菌を探すには、しばらく試してみるしかないのです。

では、どうやって選べばいいのでしょう?同じ種類のヨーグルトをしばらく食べてみて、体調がよくなるかどうかを見極めるしか方法はありません。少なくとも、2週間程度は食べ続けてみて、便通や肌の調子などがどう変化したかをじっくり観察してください。

腸を元気にするヨーグルトで便秘解消

腸のためにはマーガリンはNG

腸を健康に保つにはマーガリンはNG

トランス脂肪酸は腸が悲鳴をあげる

牛乳は体質で選ぶ

乳製品は健康のために欠かせない食品として親しまれていますが、そのすべてを必ず摂らなければならないというものではありません。

たとえば、牛乳は良質なタンパク質やビタミンが含まれていて、栄養価が高く、バランスのよい優れた食品ですが、体質的に牛乳を受けつけない人がいます。

牛乳の消化酵素を遺伝的に持っていない人たちは、牛乳を飲むと下痢をしたり、おなかの調子が悪くなったりします。そういう人が無理をして飲んでしまうと遺伝子に傷がついてしまい、最悪の場合、ガンのリスクを高めることにもなりかねません。体質に合わない場合は無理をせずに飲むのをやめるべきでしょう。

マーガリンは老化の原因になる

では、そういう人はどうすればいいのかというと、牛乳の代わりになるものを摂ればいいだけです。バターやチーズ、ヨーグルトなどは発酵の過程で牛乳のタンパク質が変化して、牛乳に対する消化酵素の有無にかかわらず、だれにでも消化・吸収できるようになります。

ただ、マーガリンだけはいけません。勘違いしている人もいるようですが、マーガリンは乳製品ではありません。植物油を使って作られた、バターに似せたものに過ぎず、「人工バター」ともいわれます。

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸というのがくせ着で、体に悪影響ばかりをもたらします。トランス脂肪酸によって腸は悲鳴をあげているのです。体の老化を促進させる活性酸素をつくり出すことから、ガンの一因になったり、体内のコレステロールのバランスを壊すことから心臓病の一因になったりするのです。
また、免疫力を低下させることから、アレルギー疾患の一因であることも明らかになってきました。ニセモノの乳製品「マーガリン」には注意してください。

血液型と腸の関連性

血液型と腸の関係性

免疫学者の立場から「血液型で性格が決まる」論を唱える

血液型で免疫力に差が

日本人は「血液型」の話が好きです。たとえば、性格判断では、A型の人は「几帳面」、B型は「自由奔放」、O型は「大ざっば」、AB型は「二重人格」といわれています。これについて、科学者の多くは否定的です。

なかには、「血液型は血液中のタンパク質によるものであって、性格とは何ら関係がない。血液型性格論は「エセ科学」である」と言った学者もいます。

しかし、この学者は、人の血液型を決める「血液型物質」というものがどんなものであっで、どのようにして出現してきたかを知らないようです。私は、血液型によっで性格が決まるようなことがあってむよいと考えています。

これは血液型占いを信じているからではなく、免疫学者としての観点からです。人間は、血液型によって、生まれながらにして免疫力に差があります。

血液型によっでかかりやすい病気とそうでない病気があるのです。その結果として「血液型で性格がある一定の方向に向かう」ことがあっても不思議ではないと考えているのです。

たとえば、A型はさまざまな病気に比較的かかりやすい傾向にあります。そのため「慎重で用心深い」「凡帳面で神経質」という性格が身についてしまったのかもしれません。

また、O型は、免疫力が強いグループです。そのため、フロンティアスピリットにあふれ、自己主張が強い。B型は、O型に次いで免疫力が強いのですが、肺炎や食中毒にかかりやすいため、大勢の人の中には入ろうとしない傾向があり、自由奔放な性格。AB型はもっとも免疫力が弱いグループ。感染症全般にかかりやすいので、多くの人と会ったり話したりすることを避ける内向的な性格…などというように。

A型はどうして生まれたか?

ところで、このような血液型の違いは、なぜ起きたのでしょう。あまり知られていませんが、O0型A型B型などの血液型は、人類だけの特徴ではありません。

オランウータン(A、B、O 、AB) などの霊長類、ヒキガエル(AB)などの両生類、ゴボウ(O) やソバ(AB) などの植物、そして、大腸菌(A、B、O) などの細菌にも血液型があります。

人類は、もともとO型で、紀元前4万年前頃アフリカに出現したクロマニョン人も全員O型で、A型やB型はいませんでした。それではなぜ、A型があるのでしょうか。

それには、腸内細菌が関係しています。私たちの腸の中には、1000兆個もの腸内細菌がいます。この腸内細菌に、A型物質やB型物質を持つものがいるのです。

これらの腸内細菌は、人類がヒトに進化する前からずっとおなかの中に棲んでいました。その長い共生の歴史の中で、腸内細菌がもつA型物質やB型物質の遺伝子が体内に潜り込み、「遺伝子移入」が起こったのです。その結果、A型やB型の血液型を持つ人が出現し、それぞれが混血することで、AB型が誕生しました。腸内細菌は、人の健康を左右するだけでなく、その進化にも大きく関わっているのです。

細菌

人間は菌に埋もれて生活している

「ばい菌」が皮膚の脂肪を食へて弱酸性に保ってくれている

地球は「細菌の惑星」だった

私たちの生活環境には、無数の菌がいます。家の中にも、空にも、海にも、土の中にも細菌がいて、人間は多くの菌に埋もれて生きているといってもいいでしょう。

地球全体では、細菌の数はまさに天文学的な数字で、10の30乗で、総重量はヒトの重さ(70億人)の1000倍以上もあるといわれます。

以前に地球が「猿の惑星」になってしまった映画がありましたが、実は地球は「細菌の惑星」だったのです。細菌は、地球上の至るところにいますが、私たちヒトの体も例外ではありません。

人体に棲みついている細菌は「常在菌」と呼ばれていて、コレラ菌などのように感染症を引き起こす「病原菌」とは区別されています。

常在菌のすみかは、口・鼻・胃・小腸・大腸・皮膚・膣など全身に及び、その種類は数千から数万種類と考えられています。その種類や菌数は、棲みついている場所で異なっています。

常在菌のありがたい働き

体に棲みついでいる菌のおかげで、病原菌の体内への侵入を防いだり、免疫のバランスが調整されたり、人体に必要な栄養素がつくり出されたりして、ヒトの健康が保たれています。

たとえば皮膚の常在菌には、表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌など10種類の細菌があります。これらはたしかに「バイ菌」 と呼ばれるもので、傷口に膿を持たせたりすることもありますが、皮膚の脂肪を食べて弱酸性に保ってくれている、ありがたい存在であることは前述のとおりです。

私は最近、朝起きてすぐに口をすすぐ殺菌剤のテレビコマーシャルを観で驚きました。菌というとなんでも殺さなければいけない、というのは誤った思い込みです。口の中にある菌で、人間に悪さをする菌はほとんどいません。飲み込んで体内に入れば唾液や胃酸で死んでしまいます。こんな行為は無用に粘膜を傷つけるだけなのです。

神

腸が持っている「神の手」という重要な役割

不要な物や毒素を排泄する「神の手」といわれる大切な役割

腸の広さはテニスコート1面分

腸は、小腸と大腸の2つからなります。さらに、小腸は、十二指腸・空腸・回腸に、大腸は、盲腸・結腸・直腸に分類されています。

小腸と大腸の間には、回盲弁があり、食物が逆流するのを防いでいます。腸の長さは、全長7~9メートル程です。腸の広さは、テニスコート1面分400平方メートルあるといわれています。

ちなみに、人の体の表面積は、男性が1.8平方メートル、女性が1.6平方メートルですから、腸は体の表面の200倍以上の広さがあるのです。

これは栄養の消化と吸収を果たす場所を広く確保するためです。

まず、小腸の表面は、ひだのようになっています。そのひだに絨毛という突起がびっしり生えていて、さらに、絨毛の表面には微絨毛という細かいひだになっています。それによって、表面積は200倍にまで広くなっているのです。

腸粘膜が汚れていたり傷ついていたら、病気やアレルギーの原因になる

腸には、体にとって必要な栄養素を吸収するだけでなく、不要な物や毒素を排泄する「神の手」といわれる大切な役割があります。

その重要な働きを担っているのが、微絨毛をはじめとした腸粘膜です。この腸粘膜が健全な状態であってこそ、正常な働きが行なわれます。しかし、現代社会では抗菌性物質などの添加物や食生活の乱れやストレスなどによって、多くの人の腸粘膜が荒れてしまっている傾向にあります。

腸粘膜が弱っていて、「神の手」の選別する能力が低下することによって、必要なビタミンやミネラルの吸収不足や、反対にアレルギーの原因となるアレルゲンの吸収などが起こると考えられています。健康を保つためには、体の中にあるテニスコート上面分の広さの腸をキレイに整えることが大切なのです。

腸粘膜には、善玉菌が棲みついていて、腸粘膜が弱るのを防いでくれでいますので、ここでも、善玉菌の活躍が期待されています。