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乳酸菌

腸の専門家がやっている乳酸菌を増やす方法は乳酸菌生成エキスを飲むこと

自分の乳酸菌を増やすためにとっている「乳酸菌生成エキス」

乳酸菌を増やす因子を摂ることが大事

腸の専門家が腸内の乳酸菌を増やすために、ポイントとしているのが、「自分の乳酸菌」を増やすことです。腸のことを何十年も研究してきてたどり着いた結論です。

ヨーグルトを食べる人も多くいますが、私は食べません。その理由は2つあります。1つは、ヨーグルトの中にいる乳酸菌がおなかの中に入って自分にあう乳酸菌かどうかはわからないことです。

もう1つの理由は、ヨーグルトには脂肪分や糖分など余分なものが入っていることです。私はなるべく糖分と脂肪分を摂らないようにしているので、そういうものはいらないのです。私は「自分の乳酸菌」だけを増やしたいからです。

私の方法

そこで、私が「自分の乳酸菌」を増やすために摂っているのが、「乳酸菌生成エキス」です。乳酸菌の分泌物と菌体成分空キス化したもので、腸内の悪玉菌の増殖を抑制し、かつ乳酸菌を増やす働きがあります。

これは、腸内の乳酸菌を増やす因子となって、短時間の内に、腸内の悪玉菌の増殖を抑えて、乳酸菌を増やしてくれます。善玉菌が少なくなったから、効果のありそうなものを選んで、口から入ればいいというのではないのです。

もともと棲んでいて、少なくなってしまった善玉菌を増やす。腸内細菌のバランスをもとから改善するには、こうした方法がもっとも適していると考えています。

日本を代表する腸内細菌の研究者である東京大学の光岡知足名誉教授は、「乳酸菌生成エキス」などの菌体成分のことを「バイオジェニクス」と定義し、今後の乳酸菌研究のキーポイントになると提唱されています。

ちなみに、最近ではオリゴ糖などの乳酸菌のエサとなる食品成分を「プレバイオティクス」、生きた乳酸菌など腸内環境を改善する生きた菌は「プロパイオティクス」という定義がされ、研究が進んでいます。

この「乳酸菌生成エキス」というのは、生きた乳酸菌ではなくて、16種類の乳酸菌を豆乳で発酵・熟成させ、乳酸菌の分泌物と菌体成分を抽出したものです。

これは、細菌がもつ特性を捉えた智慧からつくられています。微生物は、外敵から身を守るために、分泌物を出しています。

たとえば、酵母菌はアルコール、青カビはペニシリンを作っています。アルコールは殺菌に、ペニシリンは抗生物質として利用されています。

乳酸菌の分泌物は、アルコールやペニシリンのような強い抗菌性はありませんので、必要以上に悪玉菌の増殖を抑えることもありません。その点も善玉菌も悪玉菌も日和見菌もバランスよくいることが重要という腸内環境を考えた上で適しているのです。

また、このエキスに含まれる菌体成分(乳酸菌の細胞膜や細胞質を構成する糖タンパクなど)は、腸の免疫組織を刺激して、腸の免疫力をアップさせる働きがあります。アレルギーの抑制やガン細胞やウィルスを叩くNK細胞の活性化などに役立つとの研究が多く出てきています。

善玉菌を増やし快腸になる「乳酸菌酵母共棲培養エキス・ プシュケー」 | 自分の免疫力で治す」

腸内はよそ者が棲みつこうとすると、攻撃して、追い出します

生きている腸に届くからと考えるのは間違い

腸にたどり着いて棲みつかず3~7日ほどで便として排泄

やっtたどり着いても出て行ってしまう

テレビなどでよく「生きて腸に届く乳酸菌」という謳い文句でコマーシャルされている商品があります。

腸の中にビフィズス菌や乳酸菌をダイレクトに入れよう! と思う方は多いはずで、これは「プロパイオテイクス」という健康法で、難しいことではありません。そもそも「プロパイオテイクス」とは、人体に良い影響を与える微生物やそれらを含む食品を摂ることで、体内環境を整えるという考え方で、要は善玉菌が含まれでいるヨーグルトやサプリメントを摂取すればいいのです。

ところが、ここに、大きな問題があります。それは、大部分のビフィズス菌や乳酸菌が腸に届く前に胃で死んでしまうということです。乳酸菌などは胃酸に弱く、その約90 %が腸に届いていないのです。

よそ者を排除する免疫細胞

「なんだ、毎朝頑張ってヨーグルトを食べ続けたのに! 」と落胆している人もいるかもしれませんが、この弱点を補うために、胃酸に強い乳酸菌を使ったヨーグルトや乳酸菌をコーティングして胃酸から守るサプリメントが開発されています。

「これで安心。生きて腸に届くから、万全だ!」と思ったら、また大きな問題がありました。折角、腸にたどり着いても、腸の中に棲みつかないで、3~7日ほどで便として排泄されてしまいます。これには、腸の免疫機構が関係していました。腸内という町には、善玉菌や悪玉菌や日和見菌などのもともとの住人たちが棲んでいます。

彼らは、よそ者が町に入ってくると、追い出してしまいます。町の警察官である免疫細胞も、よそ者が棲みつこうとすると、攻撃して、追い出します。たとえ、善良そうにみえるものでも、何でもかんでも棲みついてしまうと町(腸内) の環境が乱れてしまうからで、これは生物の反応としては当然のことでもあるのです。

「生きた菌」よりも大切なもの

でも、ご安心ください。胃酸で死んでしまったり、追い出された善玉菌も、まったくの無駄死にや骨折り損ではありません。

ヨーグルトなどの乳酸菌が作りだした物質が、腸に届き、腸にいるビフィズス菌などの善玉菌を増やしていることもわかってきました。

「生きている」「死んでいる」ではなく、乳酸菌がつくり出す物質が、腸内環境の改善に役立つのです。発酵食品が腸にいいというのも、「生きた菌」そのもの以外に、発酵食品の中に乳酸菌がつくりだす物質が含まれていることにあるのではないかと考えられています。
昔から、長期間熟成させた味噌などの発酵食品が食されてきた理由もここに秘密があるようです。

ヨーグルト

ヨーグルトには腸に効くモノと効かないモノがある

2週間は食べ続けて便通や肌の調子をじっくり観察してみよう!

ヨーグルトはよ< 選びましよう

ヨーグルトはそれに含まれる乳酸菌の働きで腸内環境を改善させますが、その乳酸菌に関して誤解があるようです。

「乳酸菌」という菌は1つの菌だと思っている人が多いようですが、実はそうではありません。乳酸菌のなかにもたくさんの種類があるのです。ビフィズス菌、ブルガリア菌、カゼイ菌などというように枚挙にいとまがりません。

ヨーグルトの有用性が注目されている昨今では、さまざまな種類の製品が店頭に並ぶようになりました。そのどれを選んでも整腸効果が期待できるかというと、そうではありません。高価なものがいいというわけでもありませんし、安価なものがダメというわけでもありません。人それぞれ、自分に合った乳酸菌があり、それを含むヨーグルトを選ぶべきなのです。

相性のよ< ない乳酸菌はムチン層に< つつけない

人によって合う乳酸菌が違うのは、乳酸菌と有害物質とが腸内でどういう動きをするかによって説明がつきます。有害物質は、腸粘膜の表層を覆っているムチン層というところにくっついて悪さをします。

このムチン層には有害物質だけではなく、善玉菌である乳酸菌もくっつくことができます。乳酸菌があらかじめくっついている部分には有害物質はくっつくことができないので、悪さをすることもできないというわけです。

このムチン層は、A型の人ならA型の血液型物質から、B型の人ならB型の血液型物質からできでいます。血液型物質によってそれぞれ相性のいい乳酸菌があり、その乳酸菌だけがムチン層にくっつくことができるのです。相性のよくない乳酸菌は、たとえ質のいい乳酸菌であったとしても、くっつくことはできません。それならA型の人専用のヨーグルトを売ってくれればいいのに、と思うかもしれませんが、ことはそう単純ではありません。

合う乳酸菌、どうやって見つけるの?

白血球の形によっても、合う乳酸菌と合わない乳酸菌があるのです。さらに、もともとの体質のみならず、生活環境によっても合う乳酸菌は変わってくるといわれています。そういった理由から、合う乳酸菌を探すには、しばらく試してみるしかないのです。

では、どうやって選べばいいのでしょう?同じ種類のヨーグルトをしばらく食べてみて、体調がよくなるかどうかを見極めるしか方法はありません。少なくとも、2週間程度は食べ続けてみて、便通や肌の調子などがどう変化したかをじっくり観察してください。

腸を元気にするヨーグルトで便秘解消

腸のためにはマーガリンはNG

腸を健康に保つにはマーガリンはNG

トランス脂肪酸は腸が悲鳴をあげる

牛乳は体質で選ぶ

乳製品は健康のために欠かせない食品として親しまれていますが、そのすべてを必ず摂らなければならないというものではありません。

たとえば、牛乳は良質なタンパク質やビタミンが含まれていて、栄養価が高く、バランスのよい優れた食品ですが、体質的に牛乳を受けつけない人がいます。

牛乳の消化酵素を遺伝的に持っていない人たちは、牛乳を飲むと下痢をしたり、おなかの調子が悪くなったりします。そういう人が無理をして飲んでしまうと遺伝子に傷がついてしまい、最悪の場合、ガンのリスクを高めることにもなりかねません。体質に合わない場合は無理をせずに飲むのをやめるべきでしょう。

マーガリンは老化の原因になる

では、そういう人はどうすればいいのかというと、牛乳の代わりになるものを摂ればいいだけです。バターやチーズ、ヨーグルトなどは発酵の過程で牛乳のタンパク質が変化して、牛乳に対する消化酵素の有無にかかわらず、だれにでも消化・吸収できるようになります。

ただ、マーガリンだけはいけません。勘違いしている人もいるようですが、マーガリンは乳製品ではありません。植物油を使って作られた、バターに似せたものに過ぎず、「人工バター」ともいわれます。

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸というのがくせ着で、体に悪影響ばかりをもたらします。トランス脂肪酸によって腸は悲鳴をあげているのです。体の老化を促進させる活性酸素をつくり出すことから、ガンの一因になったり、体内のコレステロールのバランスを壊すことから心臓病の一因になったりするのです。
また、免疫力を低下させることから、アレルギー疾患の一因であることも明らかになってきました。ニセモノの乳製品「マーガリン」には注意してください。

血液型と腸の関連性

血液型と腸の関係性

免疫学者の立場から「血液型で性格が決まる」論を唱える

血液型で免疫力に差が

日本人は「血液型」の話が好きです。たとえば、性格判断では、A型の人は「几帳面」、B型は「自由奔放」、O型は「大ざっば」、AB型は「二重人格」といわれています。これについて、科学者の多くは否定的です。

なかには、「血液型は血液中のタンパク質によるものであって、性格とは何ら関係がない。血液型性格論は「エセ科学」である」と言った学者もいます。

しかし、この学者は、人の血液型を決める「血液型物質」というものがどんなものであっで、どのようにして出現してきたかを知らないようです。私は、血液型によっで性格が決まるようなことがあってむよいと考えています。

これは血液型占いを信じているからではなく、免疫学者としての観点からです。人間は、血液型によって、生まれながらにして免疫力に差があります。

血液型によっでかかりやすい病気とそうでない病気があるのです。その結果として「血液型で性格がある一定の方向に向かう」ことがあっても不思議ではないと考えているのです。

たとえば、A型はさまざまな病気に比較的かかりやすい傾向にあります。そのため「慎重で用心深い」「凡帳面で神経質」という性格が身についてしまったのかもしれません。

また、O型は、免疫力が強いグループです。そのため、フロンティアスピリットにあふれ、自己主張が強い。B型は、O型に次いで免疫力が強いのですが、肺炎や食中毒にかかりやすいため、大勢の人の中には入ろうとしない傾向があり、自由奔放な性格。AB型はもっとも免疫力が弱いグループ。感染症全般にかかりやすいので、多くの人と会ったり話したりすることを避ける内向的な性格…などというように。

A型はどうして生まれたか?

ところで、このような血液型の違いは、なぜ起きたのでしょう。あまり知られていませんが、O0型A型B型などの血液型は、人類だけの特徴ではありません。

オランウータン(A、B、O 、AB) などの霊長類、ヒキガエル(AB)などの両生類、ゴボウ(O) やソバ(AB) などの植物、そして、大腸菌(A、B、O) などの細菌にも血液型があります。

人類は、もともとO型で、紀元前4万年前頃アフリカに出現したクロマニョン人も全員O型で、A型やB型はいませんでした。それではなぜ、A型があるのでしょうか。

それには、腸内細菌が関係しています。私たちの腸の中には、1000兆個もの腸内細菌がいます。この腸内細菌に、A型物質やB型物質を持つものがいるのです。

これらの腸内細菌は、人類がヒトに進化する前からずっとおなかの中に棲んでいました。その長い共生の歴史の中で、腸内細菌がもつA型物質やB型物質の遺伝子が体内に潜り込み、「遺伝子移入」が起こったのです。その結果、A型やB型の血液型を持つ人が出現し、それぞれが混血することで、AB型が誕生しました。腸内細菌は、人の健康を左右するだけでなく、その進化にも大きく関わっているのです。

細菌

人間は菌に埋もれて生活している

「ばい菌」が皮膚の脂肪を食へて弱酸性に保ってくれている

地球は「細菌の惑星」だった

私たちの生活環境には、無数の菌がいます。家の中にも、空にも、海にも、土の中にも細菌がいて、人間は多くの菌に埋もれて生きているといってもいいでしょう。

地球全体では、細菌の数はまさに天文学的な数字で、10の30乗で、総重量はヒトの重さ(70億人)の1000倍以上もあるといわれます。

以前に地球が「猿の惑星」になってしまった映画がありましたが、実は地球は「細菌の惑星」だったのです。細菌は、地球上の至るところにいますが、私たちヒトの体も例外ではありません。

人体に棲みついている細菌は「常在菌」と呼ばれていて、コレラ菌などのように感染症を引き起こす「病原菌」とは区別されています。

常在菌のすみかは、口・鼻・胃・小腸・大腸・皮膚・膣など全身に及び、その種類は数千から数万種類と考えられています。その種類や菌数は、棲みついている場所で異なっています。

常在菌のありがたい働き

体に棲みついでいる菌のおかげで、病原菌の体内への侵入を防いだり、免疫のバランスが調整されたり、人体に必要な栄養素がつくり出されたりして、ヒトの健康が保たれています。

たとえば皮膚の常在菌には、表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌など10種類の細菌があります。これらはたしかに「バイ菌」 と呼ばれるもので、傷口に膿を持たせたりすることもありますが、皮膚の脂肪を食べて弱酸性に保ってくれている、ありがたい存在であることは前述のとおりです。

私は最近、朝起きてすぐに口をすすぐ殺菌剤のテレビコマーシャルを観で驚きました。菌というとなんでも殺さなければいけない、というのは誤った思い込みです。口の中にある菌で、人間に悪さをする菌はほとんどいません。飲み込んで体内に入れば唾液や胃酸で死んでしまいます。こんな行為は無用に粘膜を傷つけるだけなのです。

神

腸が持っている「神の手」という重要な役割

不要な物や毒素を排泄する「神の手」といわれる大切な役割

腸の広さはテニスコート1面分

腸は、小腸と大腸の2つからなります。さらに、小腸は、十二指腸・空腸・回腸に、大腸は、盲腸・結腸・直腸に分類されています。

小腸と大腸の間には、回盲弁があり、食物が逆流するのを防いでいます。腸の長さは、全長7~9メートル程です。腸の広さは、テニスコート1面分400平方メートルあるといわれています。

ちなみに、人の体の表面積は、男性が1.8平方メートル、女性が1.6平方メートルですから、腸は体の表面の200倍以上の広さがあるのです。

これは栄養の消化と吸収を果たす場所を広く確保するためです。

まず、小腸の表面は、ひだのようになっています。そのひだに絨毛という突起がびっしり生えていて、さらに、絨毛の表面には微絨毛という細かいひだになっています。それによって、表面積は200倍にまで広くなっているのです。

腸粘膜が汚れていたり傷ついていたら、病気やアレルギーの原因になる

腸には、体にとって必要な栄養素を吸収するだけでなく、不要な物や毒素を排泄する「神の手」といわれる大切な役割があります。

その重要な働きを担っているのが、微絨毛をはじめとした腸粘膜です。この腸粘膜が健全な状態であってこそ、正常な働きが行なわれます。しかし、現代社会では抗菌性物質などの添加物や食生活の乱れやストレスなどによって、多くの人の腸粘膜が荒れてしまっている傾向にあります。

腸粘膜が弱っていて、「神の手」の選別する能力が低下することによって、必要なビタミンやミネラルの吸収不足や、反対にアレルギーの原因となるアレルゲンの吸収などが起こると考えられています。健康を保つためには、体の中にあるテニスコート上面分の広さの腸をキレイに整えることが大切なのです。

腸粘膜には、善玉菌が棲みついていて、腸粘膜が弱るのを防いでくれでいますので、ここでも、善玉菌の活躍が期待されています。

ビタミン、ホルモン、酵素

腸はビタミン、ホルモン、酵素をつくる

ピタミンは食へ物よりも、腸内細菌による合成のほうが重要

腸内細菌が、重要な物質を作ってる!

人が自分では作ることのできないビタミンやホルモンや酵素などを腸内細菌が合成しているのではないかと数十年前から考えられていましたが、最近の研究で少しずつ証明されてきています。

それはメタゲノム解析という研究手法で、腸内細菌の性質をひとつつひとつ調べるのではなく、ひとまとめにして、遺伝子レベルで解析する方法です。

たとえば、ビタミンB12 を作り出す遺伝子があると、いずれかの腸内細菌が作り出しているだろうということがわかるのです。

これまで、人が合成できないビタミンなどは、食べ物で補給することばかりに気をとられてきましたが、今後は、どのようにしで、腸内で作り出していくかが問題です。

ホルモン・酵素も腸がカギを握っている

東北大学の研究によると、腸内細菌によるビタミンB群の合成は、腸内細菌が活性化すると大幅に増強されるそうです。つまり、ビタミンは食べ物から嘩るよりも、腸内細菌によるビタミン合成のほうが重要だということです。

腸内細菌は、葉酸・ナイアシン・ビタミンB6・ビタミンB12・ビタミンCなどを合成しています。さらに脳内の幸せ物質と呼ばれるセロトニンやドーパミンは、タンパク質の分解産物であるトリプトファンとフェニルアラニンによって腸内で合成されています。

その合成には、腸内細菌が合成するビタミンが必要不可欠です。そして、腸では腸内細菌によって約3000種類の酵素が合成されているといわれていて、これは約500種類の酵素を合成する肝臓を上回るものです。

ビタミン・ホルモン・酵素いずれも、健康を保つうえで、欠かせないものですが、義妄に増やすことはできません。日頃から、その土台となる腸内細菌がしっかり活躍できる腸内環境を整えることが大切です。
ビタミンの効能、効果はこちら。

私たちの体はおでんに例えると「ちくわ」

私たちの体はおでんに例えると「ちくわ」

生物はどのように栄養を吸収するかによって形を変えた

生命力は、大自然との交流から生まれる

地球上に初めて誕生した生命は、たった1つの細胞からなる微生物でした。それから37億年を経で、人は60兆個の細胞を持つようになりました。

微生物も人も、イキイキと活動するために共通することがあります。それは大自然にあるエネルギー(栄養素や酸素など) をその体に取り入れることです。

たとえば、細菌も外から栄養素を入れないと生きていけません。人も、飲まず食わずだと死んでしまいます。また、取り入れるだけでなく、不要なものを排泄することも重要です。食べてばかりで、ウンチが出ないと糞詰まりになっでしまいます。生命とは、外にあるエネルギーを内なる体へと入れて出すエネルギーの流れそのものともいえます。ですからその流れが、スムーズか停滞しているかで、生命力が左右されます。

毎日、何気なく行なっている、食事やウンチや呼吸こそが、生命そのものともいえます。食べない!出せない! 吸えない! 吐けない!では死んでしまいます。

腸は、そのエネルギーを出し入れする重要な場所なのです。健康のために、体にいい食材やサプリメントが大人気です。しかし、どんなにいいものを食べても、腸の消化吸収機能が働かないと、内なる身体に入ってきません。

また、腸の排泄機能が衰えていると、どんなにいいものを食べても、老廃物が治まり、エネルギーの流れが滞り、生命力が低下してしまいます。本当の健康を手に入れるためには、腸の働きを整えることが第一歩です。これこそが生命をイキイキと輝かせる基本なのです。

人の体は、チューブと同じ?

生物はどのようにして栄養を吸収するかによっで、その形を変えてきました。37億年前に、海で生まれた生物は、体の表面(細胞膜)から、ミネラルなどを吸収するメタン細菌などの単細胞の微生物で、たまご型をしていました。

その後、微生物が進化して、海水ミネラルより栄養価の高い他の生物を捕食して消化する多細胞生物が約5億年前に誕生。ヒドラ(腔腸動物)などは、捕食したエサを消化する場所をつくりだしました。

これが腸の始まりです。ヒドラの腸は、お椀型をしていて、エサを取り入れる入口と残さ瘡を排泄する出口が同じで、きんちゃくに近いです。

さらに進化して、ヤツメウナギなどの無顎類になると、エサの入口と残連の出口が別々になり、一直線の腸ができます。その姿はチクワにそっくりです。

そして、サメなどの軟骨魚類になると、大きな獲物を飲み込めるようになり、腸の全部がふくらみ、食物が一時保管する貯蔵庫として胃ができました。さらに、動物が海から陸へとあがると、糞を溜めて排泄する必要が生じ、大腸が発達しました。このようにして、私たち人の体は、上から、口・食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・直腸・肛門までの、ひとつながりの腸をもつようになったのです。

健康観

健康観は正しいでしょうか?

医学の常識が正しいとは限らない

医学界の常識は、世間の…

こちらの通り、寄生虫とアレルギーの関係はすでに科学的にも証明されました。

医学界の常識はいつのまにか180度ひっくり返ってしまうことがあるのです。医学界の常識のおかしさは、さまざまな健康観に反映されでいます。

たとえば、最近「メタポリック症候群」という言葉をよく耳にするようになりました。少し太りだすと「メタボだ」と言われてダイエットを要請されたりするのですが、そんな現状を、私はちょっとおかしいなと思ってみています。

欧米と違い、日本には治療が必要なほど太っている人は、あまりいないと思うからです。そもそも、肥満の基準自体を疑ってみる必要があります。

日本肥満学会で定めたウェストサイズの「正常値」は、男性の場合管85センチ以下、女性の場合は90センチ以下です。つまり、これを超えるとメタポリックシンドローム(代謝症候群)だといわれてしまうわけです。

しかし、国際糖尿病連合の基準値は、男性の場合90センチ、女性の場合は80センチです。アメリカの基準値は男性の場合103センチ、女性の場合は89センチ。中国では男性90セチ、女性80センチです。

世界の基準と比べてみると、いかに日本の基準が厳しいものかがわかります。男性の場合は特に、日本の基準値を数センチ超えていたからといって、生活習慣病にかかるリスクが特別高い状態だとはいえないのです。

体重を身長の2乗で割って算出する肥満数値 BMIも同様で、日本肥満学会はBM I25以上を肥満とし、厚生労働省は22~23を望ましいものとしています。しかし、BM Iが22~23 の人が特別に長生きするという裏づけはどこにもありません。

反対に、国立がん研究センターのによる調査では、BMIがおよそ23~27の人が長生きで、それより太っていてもやせていても死亡率は上がっていく、という結果が出ました。

アメリカでも同様の調査が行なわれ、その結果はBMIが25~29.9の人が一番寿命が長かったのです。BMIが25~29.9の人は肥満とされる数値です。

おかしなコレステロールの数値

コレステロールの基準値も眉唾モノです。日本では稔コレステロールの正常値は120~220mg/dl 、つまり上限値は220mg/dlされています。

しかし、他国の基準値をみてみると、上限値は260~270mg/dl ほどです。20011年に、日本動脈硬化学会は総コレステロールの上限値を220~240mg/dlに引き上げました。

一気に20mg/dlも引き上げられたということが、基準値はあてにならないものだといっているように思えてなりません。

コレステロール値と死亡率の相関関係について調査した、報告も目を惹きます。女性の場合は総コレステロール値が159mg/dl以下では死亡率に差があり、それ以上の値では差はあまりなかったのです。

男性の場合は279mg/dlまでは総コレステロール値が高くなればなるほど死亡率は下がっていました。つまり、男性の場合、日本の基準値である220mg/dlを超えでも、280mg/dlくらいまでなら、特に気にしなくてもいいということです。

もちろん総コレステロール値が高過ぎるのはよくありませんが、低過ぎるのも健康的とはいえません。コレステロールは悪者で数値が低ければ低いほどいいと思っている人も多いようですが、それは間違いです。

総コレステロール値が低いと、性ホルモンの分泌量が減少します。性ホルモンの量が減ると、身体機能が低下し、ガンやうつ病などさまざまな病気にかかりやすくなります。
安定したコレステロール値のために積極的に摂りたい5つの栄養素

ご自身の健康を考える際には、その基準が正しいものなのかどうかを考え直してみる必要があるかもしれません。