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毎日50g食べると納豆菌が善玉菌を増加させる(納豆)

納豆菌は、有胞子乳酸菌と呼ばれる乳酸菌の仲間で、発育を邪魔する環境にいるときには、芽胞と呼ばれる熱い殻をつくり、発育できる環境では発芽する特殊な菌です。
そのため胃酸や胆汁酸にも耐性があり、腸までしっかり到達します。さらに胃・十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌をやっつけるほどの抗菌作用を発揮します。また、納豆菌の酵素であるナットウキナーゼには食後2~10時間にわたって血液をさらさらにする効果もあります。
これは医薬品の数十倍に匹敵する効果だといわれています。ただ、常在菌にはなれないので毎日1パック50gを食べ続けることが必要です。
発酵食品を2種類以上食事のときに摂取すると効果的だといいます。漬け物と納豆を食べれば万能です。あとは、みそ汁などのみそなども善玉菌を増やし腸内環境を正常化します。
昔の人達が自然と行っていたいわゆる自然食が日本人の体にはあっているということになります。

味噌 醤油 などの発酵食品が善玉菌を増やす 乳酸菌の種類

味噌 醤油 などの発酵食品が善玉菌を増やすので積極的に和食を食べるようにすると腸内環境が改善します。

日本の伝統的な発酵食品

味噌 醤油

味噌 醤油

味噌、醤油、みりんなどは和食作りには欠かせない調味料です。調味料には発酵食品が多くかなり古い時代から乳酸菌や酵母菌の恩恵を受けてきました。

乳酸菌や酵母菌には、腸内の善玉菌を増殖させて悪玉菌を抑えるという腸内環境を正常化させる作用があります。

さらに、蠕動運動をはじめとする腸の働きを活発化させる作用もあるので、便秘や下痢の改善にとどまらず、便やおならのにおいを薄くしたり、免疫力を高める、風邪などの感染症の予防など様々な健康効果があります。
ヨーグルトなどと同様に毎日、続けて食べることが大切で2種類以上の発酵食品をとるとさらに効果倍増です。
日本人であれば、馴染み深い調味料ですから食事に取り入れることはそれほど難しくはないでしょう。
昔の日本人の強さを取り戻すならやっぱり 「 発酵力 」
腸の環境を整えるのに大事なキーワードは 発酵 です。日本人の腸内環境は 発酵 によって改善されます。

乳酸菌の種類

 

菌類
主な菌種
含まれる食品
ビフィドバクテリウム
(ビフィズス菌)
ブレーベ ヨーグルト、整腸剤、乳酸菌飲料
ビフィダム ヨーグルト、乳酸菌飲料
ロングム ぬか漬けなどの漬け物
ラクトバチルス
(乳酸桿菌)
カゼイ ヨーグルト、整腸剤、乳酸菌飲料
アシドフィルス ヨーグルト、乳酸菌飲料
ブランタルム ぬか漬けなどの漬け物
ブルガリクス ヨーグルト、乳酸菌飲料
ヘルベティクス チーズ、ヨーグルト
ブレビス 漬け物
ストレプコッカス
(連鎖球菌)
フェカーリス 整腸剤
クレモリス バター、チーズ、ヨーグルト
ラクチス バター、チーズ、ヨーグルト
サーモフィルス ヨーグルト、チーズ
ペディオコッカス属
セルビシエ サラミなど食肉加工食品
ハロフィルス 味噌、醤油

善玉菌を増やす

機能性 ヨーグルト で 乳酸菌 を増やす 乳酸菌と株

機能性 ヨーグルト で 乳酸菌 を増やす 方法を紹介します。

機能性 ヨーグルト

機能性 ヨーグルト

機能性 ヨーグルト

ヨーグルトがその整腸作用によって特定保健用食品として認められており、その基準は、プレーン、ソフト、ハード、ドリンク、フローズンなど形状にかかわらず、ヨーグルト 1 グラムあたり乳酸菌 1 千万個以上の乳酸菌が含まれていることです。

最近は、乳酸菌のもつ様々な健康効果にも注目されています。
ヨーグルトのパッケージに「LG」「LC」などの記載があれば、それらが健康効果をもつ菌や株の略称をあらわしているのです。これらのヨーグルトには、特定の乳酸菌、株、成分を含めることで整腸効果だけでなくプラスαの機能を強化しており、機能性ヨーグルトと呼ばれています。
具体的な例をあげると、

  • ピロリ菌を減少させる
  • 免疫力を強化する
  • アトピーを改善する
  • 血圧を安定させる
  • 血糖値を安定させる
  • コレステロールを安定させる

など、その機能は多岐にわたります。ただし、薬事法によりその効能は記載がありません。そのため、パッケージからはその効能を知ることが難しくなっています。
売り場ではわかりづらいその効能を以下の表にまとめています。参考にしてください。

主な乳酸菌と株

アシドフィルス菌、カゼイ菌 小腸に多くすむ菌。プロバイオティクス効果が高い。
ロイテリ菌 免疫強化に役立つ
LG21 胃・十二指腸潰瘍の最大の原因となるピロリ菌を減らす働き。
シロタ株 別名ヤクルト菌。生きたまま腸に届き、免疫力を高める。
LGC 免疫機能やアトピー改善効果が確認されている。
LC21 生きたまま腸に届き、腸内にすみつきやすい。ピロリ菌減少、免疫力強化。
BE80 生きたまま腸に届く

 

自分に合う ヨーグルト を見つける方法

その商品のヨーグルトを1週間食べ続け、便を観察します。色、におい、形が理想の便となれば腸内に善玉菌が増えている証拠です。
便の観察時には便からわかる腸の状態を参考にしましょう。よい便の状態になる、または近くなれば、効果があらわれていると思って間違いありません。
ヨーグルトは冷蔵庫から出してすぐに食べるのではなく常温程度になってから食べると効果がでます。
冷えたままだと、腸が冷えてしまい、下痢をしたり便秘になったりする場合があります。

開封後は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌が減ってしまうという話を耳にしますが、これは本当です。

ヨーグルトに含まれた乳酸菌やビフィズス菌は、空気中の酸素に触れることによって数が減ってしまいます。酸化すると減少するということです。また、酸化が進むと風味が低下していき、酸味が強くなってしまいます。お漬け物なども時間の経過とともに酸味が強くなりますが同じです。

400g入りタイプの場合、1日ではなかなか食べきれませんが、開封したらできるだけ早めに食べてくださいね。

善玉菌を増やす