便とおならは腸の健康状態を知るバロメーター
便の主な材料は腸内細菌の死骸、栄養分を吸収し終えた食べ物のカスです。つまり、腸内環境がズバリ!反映するのです。
- 便の量
- 便の形
- 便の色
- 便の軟らかさ
- 便のにおい
を観察すると、腸の健康状態を推察できます。
便と同様、おならも腸内環境を反映します。日頃から肉食中心の食生活をしている人のおならはくさいものです。また、添加物をたくさん摂取している場合も同様です。悪玉菌が多い人は腸にガスがたまって苦しくなったり、おならがたくさん出たりします。
一方、腸内に善玉菌が多い人のおならは、音が大きいわりには、悪臭がほとんどありません。
便からわかる健康状態
便の色
- 黄色~黄褐色
- 茶色
- 緑色
- 濃い茶色~黒色
- 黒色
- 赤色
- 灰褐色
善玉菌が多い腸。黄色に近いほど理想的な色
善玉菌の数はまずまずの状態
食べ物や薬物の影響。下痢をしている場合には食中毒の可能性も
肉中心の食事。長期便秘による腐敗便
イカスミなどの食べ物や服用中の影響。上部消化管からの出血の疑いも
肛門、直腸からの出血
造影剤の排泄。肝臓、腎臓、すい臓、胆嚢の病気の疑い
便の形状
- 水様状・どろ状
- バナナ上
- 半練状
- コロコロ状態
下痢~軟便、血便の場合は受診
健康
健康的
黒っぽくにおいが強ければ悪玉菌が多い
便の量
- 多い
- 少ない
バナナ状、半練り状なら健康
食物繊維が不足
便のにおい
- きつい悪臭
- ほどほどの自然臭
悪玉菌が増えている。便秘が続いている場合は、腐敗便の疑い。肉中心の食事だと便のにおいがきつい。
善玉菌優位の腸内環境。理想的な便のにおいを称して「たきたてのご飯の臭い」という専門家も