生活の中に歩く習慣を組み込む

からだにもやさしくて効果的な運動は歩くこと。歩くことで足に筋肉を活性化させ血液循環を改善します。

ウォーキング

ウォーキング

足は第二の心臓動かすことでたくさんのメリットが

現代では、足を動かす機会が極端に減っています。最近特に増加傾向の足、下半身の冷えも一因はこうした運動不足にあります。

足は「第二の心臓」といわれるほど、血液循環に関与しています。足の筋肉を動かすことで、毛細血管の血液の循環が活発になり、冷えの大きな原因であるうっ血の多くが解消できます。
したがって冷え症の人はふだんから意識してできるだけ下半身を動かすようにします。

歩くことは体にとってもいい

フィットネスクラブでトレーニングをするのも、テニスあるいは、ジョギングなどを楽しむのもいいでしょう。しかし、生活シーンに取り入れやすく、気軽に行えるのがなんと行ってもウォーキングです。

歩くことは最もからだに優しく、無理なく穏やかに足の筋肉を刺激してくれる方法です。また、足の裏には自律神経をはじめ、たくさんの神経中枢のツボが集まっています。歩くことで足裏が刺激されると、これらの働きや機能も活発化します。

同じ距離なら徒歩は自転車の2倍以上の運動量になる

休日の散歩やウォーキングも藻効果的ですが、毎日のこととして習慣にしてほしいのが最寄りの駅や用事の際に歩くことです。

バスを使っている人は自転車に、自転車に乗っていた人は徒歩に、明日から切り替えてはいかがでしょうか。たとえば、1kmを移動する場合、自転車だと約15~20キロカロリー、徒歩だと約35~45キロカロリー、徒歩のほうが2倍以上の運動量になるとういことです。

毎日のこうした習慣がバランスのとれた食生活との相乗作用で冷えを確実に改善します。エレベーターを使わずに階段を使うなどもいいですね。

ウォーキングシューズの活用

歩きやすい靴を購入するのも歩く習慣をつけるためには重要です。ハイヒールなどの窮屈な靴を履いていたのでは足がすぐに痛くなってしまいます。

ポイントは土踏まずによくフィットし、つま先にゆとりがあるものです。重さは、ジョギング用に靴と同じくらいか、やや重い200~250gのものが最適です。通勤などもウォーキングシューズを履くと「歩きたくなる」ものです。

あごをひき気味にお腹を引き締めるように

よい歩き方の基本姿勢は、頭のてっぺんから落としたおもりが体の中をストンとまっすぐ落ちていくそんな形をイメージします。
この体勢で、やや親指に力を入れ、かかとから地を踏むように歩きます。ズルズル靴が地をする音が聞こえるようではNGです。

手をあけておくのがいいのですが、荷物があるときなどは、ショルダーは避けてデイパックなどがいいでしょう。または、両手に分けて持つようにします。

朝 トイレタイム 朝のこの時間を大切に

朝 トイレタイム 朝のこの時間を大切にすべき時間帯でとても重要な時間帯です。冷えが原因で便りが滞りがちな人はお腹を温め筋肉をよく動かし規則正しいトイレタイムで便秘を解消しましょう

便は体からの大切な便りといいます。冷えが原因で便りが滞りがちな人はお腹を温め筋肉をよく動かし規則正し い朝 トイレタイム で便秘を解消しましょう

朝 トイレタイム

朝 トイレタイム

滞る人は腸の動きがにぶくて緩慢、ゆるい人は過敏で動きすぎるんです。どちらの場合も大切なのが、腸の緊張をほぐしてリラックスさせ、本来のリズムを取り戻してあげることがとても大切です。

若い女性によくあるのですが、ダイエットなどをして食事量が減ると腸が動きにくくなり、便秘になります。

便が出ないと、「食事を摂れば摂るほどお腹に溜まってしまって、お腹がポッコリ出てくるので食べたくない」「食べ過ぎると便が詰まって出なくならないか不安」と考える人もいます。食事による便秘悪化が心配なので、「食べない方が楽だ」という考え方です。

もし食事の量を増やしたくないのであれば、朝食だけはしっかり摂りましょう。1日3食の中で、朝食が一番大事です。朝食後に大腸の大蠕動が一番起こりやすいからです。

大蠕動は腸が大きく動き、便を肛門の方へ押し出していく動きです。大蠕動は1日に何回かしか起こらないのですが、朝食を食べた後が一番起こりやすいのです。大蠕動が起こると、奥にあった便が肛門近くまで下りてきます。これによって便意を感じるので、そのタイミングでトイレに入る習慣をつけることがとても大事です。

便秘で肩こり、頭痛、そして冷えまでも悪化させてしまう

冷え症の人は、下痢と便秘を繰り返す人が多いようです。それは体温調節機能と同様に大腸も自律神経のコントロールの影響を受けており、また冷えが直接便通にかかわる腸管などの機能を低下させていることが原因です。

一方、便秘をすると、うまく排泄されなかった老廃物が体の中にたまり、それが血液をはじめとした体液の循環不全を起こしやすい状態にしてしまいます。そしてそれがさらなる冷えを誘発するという悪循環に陥るのです。特に冷え症の人は、まずは、優先的に便秘解消を優先させます。便秘が冷えを誘発させているとも癒えますし、冷えが便秘をこじらせているといも言えるので、便秘を解消することで体の機能が好転するのを期待しましょう。

便秘解消のカギはゆとりある 朝 トイレタイム

便秘解消のための食事とエクササイズ以外のポイントは次のようなものです。

  1. ゆとりあるトイレタイムを毎日、朝の時間帯に習慣化させる。少なくても外出の1時間前には起きて朝食をすませ、ゆっくりとお茶を飲んだり新聞を読みながらトイレタイムを待つくらいの余裕を
  2. おなかを温める。下着はおへそが隠れる物を。2枚重ねたり、腹巻きをしたりするのも効果的です。寒い季節や冷房で冷えるときは、カイロなどを使ってお腹を温めます。特に冬期間は冷えを助長させてしまうので冷え対策も同時に行います。
  3. お腹に物理的刺激を与える。お腹をへこませたり、ふくらませたり、ねじったり軽く叩いたりし、お腹には物理的刺激を与えます。腹式呼吸なども効果があります。お腹に刺激を与えることで蠕動運動のきっかけになりやすくなります。

便秘解消4つのポイント(まとめ)

  • 食物繊維が豊富でバランスのとれた食事をする イサゴール なども使うのもいいいでしょう。
  • 朝食をしっかりとってゆとりあるトイレタイムを 朝食がきっかけになって蠕動運動を開始します
  • お腹を温める
  • お腹を揉んだり、たたいたり、押したりするなどの物理的刺激を与える

便はおよそ 1.5 m の大腸を時速 10 cm で通過

体内に入った食物は、もとの量の約 10 分の 1 の便になって排泄されますが、消化吸収の最終段階にあたるのは、小腸と肛門の間にある大腸です。

大腸は長さがおよそ 1.5m の小腸より太くて短い消化管で、盲腸、結腸、直腸、からなり、ほぼ消化吸収の終わった「便のもと」でS状結腸がいっぱいになると便意を催します。S状結腸は、直腸の手前にある、お通じをためておく部分。ここをやさしく刺激してぜん動運動をうながすことで、スムーズなお通じにつなげます。この部分を 「 の 」の字をかくようにマッサージします。

排便活動は、他の消化器官と違い、脳の支配下にあります。そのため、脳の自分勝手な都合で排便をおろそかにしてしまうと、自然な便意 → 排便というスムーズな流れが妨げられてしまい結果、便秘となってしまうのです。朝 トイレタイム をいつも決まった時間に行くようになると自律神経も整ってきて毎回排便できるようになります。朝 トイレタイム の時間をとれない人はぎりぎりまで寝ている人が多いです。ここで15分早く起床して朝 トイレタイム をつくれば快便習慣をつくれます。

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冷え症を改善する暮らし方のポイント

 

体を“ホット”に温める食品選びとその調理方法

体を“ホット”に温める食品選びとその調理方法 を紹介します。冷えを改善するためには体を冷やさない食品選びと調理方法がとても重要です。野菜をたっぷり摂りたいからと生野菜をたっぷり使ったサラダばかり食べていると体は冷える一方です。生野菜のサラダは食べていないけれど、野菜ジュースは必ず飲んでいる人も冷えを助長するので注意です。

野菜は、焼いたり、煮たり、炒めたりして魚や果物も太陽の光をしっかりあびた干物やドライフルーツがおすすめ! 体を“ホット”に温める食品選びとその調理方法

体を冷やさない工夫を常に意識して料理の食材選びから調理方法まで徹底するといつのまにか冷えは治っているケースが多々あります。食事は 1 日 3 回 ですが、毎食こういった対策に取り組める人は少ないでしょう。できるときは徹底して行うことが大切です。

生のサラダ中心の食生活は冷え症体質になりやすい

体を“ホット”に温める食品選びとその調理方法

体を“ホット”に温める食品選びとその調理方法

若い女性は生野菜信仰からなかなか変えられずにいます。こうした食生活の弊害は、

  1. 熱源となる主食を十分とっていない(極端に制限している)
  2. 生野菜による水分過多で排泄しきれず体にたまった余分な水が体を冷やす

ことなどです。サラダによく使用されるレタス、キャベツ、キュウリ、トマトなどはその9割が水分です。こうしたものが食事の大半を占めると必然的に食事の摂取量は減ってしまいます。

ひどい場合には、栄養が偏ってしまいます。もちろん、これらの野菜にも体にとってメリットとなる栄養素も含まれています。

生野菜のメリットはフレッシュな色を見ているだけでも元気が沸いてくるし、豊富なビタミンや食物繊維をそのまま体内に摂り入れることができるメリットがあります。

特に、体調の維持や新陳代謝、老化防止に欠かせない食物酵素は、約70度以上の熱を加え続けると死滅してしまいますので、美容やダイエットに関心のある人は積極的に生野菜を摂るのが鉄則です。

デメリットは、一度にたくさんの生野菜を食べるのは大変です。生野菜を食べ過ぎると身体を冷やしやすいというイメージがあるかもしれませんが、水分やカリウムが多く含まれるトマト、きゅうり、すいかなどの「水野菜」とは異なり、サラダボール1杯分程度であればほとんど影響がないと言われています。

ただし、生野菜は温野菜に比べ消化吸収に時間がかかる傾向がありますので、胃腸が弱っているときに食べ過ぎると身体に負担をかけてしまうため、要注意です。

野菜は、成人の場合で 1 日350 g 以上摂取するのが理想といわれています。これを生野菜だけで満たそうとするとかなりのボリュームがありますが、生野菜と温野菜を上手に組み合わせれば、必要量を無理なく摂れるようになりますし、生野菜だけでは摂りきれない栄養を温野菜で補うこともできるでしょう。また、生野菜と温野菜にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、体調に合わせて食べ方を変えてみることも大切です。

コンビニは、生野菜のサラダがたくさん並んでいますし、彩りも非常にきれいですが、体を冷やしてしまうことを忘れてはいけません。火を通した調理は手間がかかる上に面倒ですが、この一手間を惜しまずにやることで冷えから解放されます。

また生野菜などのサラダのデメリットとして厚生労働省で野菜の1日の摂取量は350g以上と目標値が設定されています。 これを生野菜だけで摂ろうとすると、かなりのボリュームを毎回の食事で摂らなくてはならず、大変です。 また生野菜の栄養素は摂取しても吸収率が悪いものがあり含まれるたくさんの栄養をうまく活かすことができません。

1 日 30 品目を クリアー したい!なども難しくなります。

干す・漬ける・煮る・焼くといったひと手間が体を温める

冷え症改善のためには、

  1. 白くした物(精白・漂白)より自然に近い状態のもの未精白・無漂白
  2. 一部より全体を(切り身よりお頭付きの魚、葉つき大根
  3. 生より、漬ける、干す、焼く、煮る

など、手を加えた物をできるだけ食生活に取り入れるようにします。特に大切なのは、3で漬ける・干す・焼く・煮るというひとてまが体を冷やす食べ物を温める食べ物に変え、さらに栄養価をアップさせます。また、吸収もよくなります。味付けはそのものの素材の味を大切にし薄味がいいでしょう。

特に最近の日本人は発酵食品の摂取量がどんどん減少しているので漬けることで乳酸菌が増えた漬物をたくさん食べるのはおすすめです。キムチなどもおすすめです。

サラダは温野菜を中心に飲むのは野菜ジュースよりスープがオススメ

温野菜はの一番のメリットは、かさを減らして一度にたくさんの量の野菜を食べられることです。野菜は熱を加えると柔らかくなり、野菜本来が持っている味や香りが引き出されます。消化しやすく、冷えた身体を温め血行を良くしてくれるため、疲れているときや風邪をひいたときなどに食べると効果的です。

逆にデメリットは、野菜に熱を加えることでビタミンやミネラルが破壊または流失してしまう点です。もちろん、全てが失われてしまうわけではありませんが、野菜スープにしたり、電子レンジを使って茹でたりするなどの工夫をすれば栄養を逃さず摂ることができます。炒めるときに少量の酢を加えると、ビタミンCの破壊を抑えることもできます。

熱を加えることによって、体内での栄養吸収率をアップできる野菜もあります。例えば、にんじんを生で食べる場合のカロチン吸収率は10%であるのに対し、塩ゆですると47%、油で炒めると80%にまで吸収率が上昇します。

サラダが好きならゆでたじゃがいもやにんじん、ブロッコリーなどの温野菜を中心に、つけあわせのドレッシングにはひまわり油やサフラワー油を使うと体を温めるビタミンEがたっぷり含まれています。

ビタミンE は強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンで、体内の脂質の酸化を防ぎます。 また、動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、LDL(悪玉)コレステロールの減少、細胞膜を健全に保つなどの働きがあり、加齢によって発症しやすい疾患の予防に役立つことから、“若返りのビタミン”とも呼ばれます。

さらに、ごまやしょうが、あるいはしそなどを加えるとミネラル分も補給できます。ナッツなどをかければさらに ビタミンE も補給できます。

ビタミンE が多く含まれる食品 はこちら。

冷え症の人は、お茶は牛乳などを飲むときも1年を通して常温か温かくすることが原則です。野菜ジュースでミネラルを補給する人がいますが、ジュースより野菜を煮るスープのほうが適しているでしょう。
冷えをすすめてしまう冷たいものを極力敬遠するようにします。

冷え症を防ぐ、改善する食事