病気の原因となる冷え・宿便

便秘 宿便 は 肝臓 に 悪影響

便秘 宿便 は 肝臓 に 悪影響 だということはご存じでしょうか?便秘というとすぐに大腸ガンの原因になるという情報はたくさんありますが、肝臓にも悪影響を及ぼします。

便秘や宿便によって体内毒素が肝臓に負担を与えてしまっているのです。日本の西洋医学ではあまり便秘をリスクととらえないのですが、さまざまな悪影響があります。また、肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれ症状が出る頃には症状がかなり悪化しているので日頃から肝臓に負担をかけない生活がとても大切です。そのひとつとして便秘や宿便を防ぐというお話です。

3つの血液循環

便秘 宿便 は 肝臓 に 悪影響

便秘 宿便 は 肝臓 に 悪影響

血液が人間の生命を維持していることや大切な役割を担っていることなどは周知の通りです。
心臓から押し出された血液は、一瞬の休みもなく、全身のすみずみにまで張り巡らされた血管を流れ、身体に必要な栄養素・酸素を細胞へ届けています。細胞からは、炭酸ガスや老廃物を受け取って心臓へ戻っていきます。

心臓から送り出される血液を動脈血、心臓へ戻る血液を静脈血といいます。血液循環には、全身を流れる体循環、静脈血中の炭酸ガスを肺で交換する肺循環、もう一つ門脈循環の合計3つの循環があります。

門脈循環について

門脈は、胃、小腸、大腸、すい臓、脾臓などで吸収されたものを肝臓へ運ぶ特殊な血管です。
口から入ったものは、食物でも薬でも腸粘膜から門脈を通って肝臓に入ります。

肝臓の中で化学反応が起こり、いろいろな栄養の出し入れや合成・解毒が行われ体内に流してよいだけのものが肝静脈と一緒になって心臓に戻ります。

肝臓 かなり丈夫な臓器で十分なゆとりがる 便秘 宿便 は 肝臓 に 悪影響

ようやく本題ですが、便秘や宿便がどうして肝臓に影響するのでしょうか?それについて説明します。

肝臓は身体の右側の肋骨の中におさまっていて体内では最大の臓器です。重さ 1.4 ~ 1.8 Kg です。日頃は全体の 30 ~ 40 % くらいの細胞で活動していてかなりゆとりのある臓器です。

肝臓の主な役割は

  • 栄養素の加工と貯蔵
  • 解毒
  • 胆汁分泌
  • ホルモンの調整
  • 造血
  • 血液の貯蔵
  • 血液の循環
  • 水分代謝の調整
  • 体温保持

など生命活動に欠かせません。肝臓の病気になるとすぐに顔色が悪くなります。それだけに肝臓はとても丈夫にできており、能力にもゆとりがあります。そのため、少々の障害では症状があらわれず、重症に至るまで気づかないケースがほとんどです。
沈黙の臓器とも呼ばれています。物質も全て肝臓で解毒されます。

最近、肝臓障害による死亡率の上位を占めるようになっています。肝臓障害の終着駅は肝硬変で、肝細胞の再生が不能となって肝臓が機能しなくなってしまいます。
肝臓障害による死亡率が高くなったのは、肝硬変の原因となるウィルス性肝炎やアルコール性肝炎が激増したほかストレスの増大などです。

肝硬変とは、肝硬変は慢性肝疾患において肝臓内に線維組織が増え、肝臓が硬くなる病気です。 慢性肝疾患の原因にはC型肝炎やB型肝炎の肝炎ウイルス、脂肪肝、アルコール性肝障害などがあります。 肝硬変には身体症状がない代償期と症状が現れる非代償期があります。

肝硬変の初期症状は、食欲不振や、疲れやすくなる等があり、重篤化すると、黄疸の症状や腹水が溜まったり、吐血、意識障害に陥ることがあります。

便秘 宿便 などの影響で体内毒素が 肝臓 に負担を与える

こうして疲れ果てた肝臓にさらに追い打ちをかけているのは

  • 便秘のため腸内発酵で生じる毒素が体外は排出されない
  • 宿便により宿便による毒素が腸粘膜より吸収されてしまう
  • 下腹部に冷えがあり腸内細菌叢が悪玉菌優位となり悪玉菌の出す毒素が大量に門脈から肝臓に入る

このような毒素は肝臓がフル操業しても処理できないのです。解毒できなければ、肝臓の働きが低下するだけでなく毒素が静脈血に入り、全身の細胞代謝に障害を及ぼすようになります。
便秘、宿便を貯めることはこれほどに健康障害を引き起こすのです。

暴飲暴食などで代謝や解毒といった肝臓の処理能力に限界が来ると、脳に疲労サインが送られると考えられています。また、非常に多くの働きをする肝臓の機能が低下すると、身体のあちらこちらに影響が及んでしまうのは当然です。
現代人の過度なストレスや疲労が肝臓のダウンを発するサインでもあります。便秘や宿便が原因でお酒を飲まなくても肝臓の疲労サインは出ているかもしれないのです。

最近は、コロナ渦で外での飲みは減ったのですが、自宅での飲みに変わりお酒の量も増えて飲み過ぎてしまう人も増えています。そこに便秘や宿便などの排泄異常が加われば肝臓のダメージは計り知れません。便秘にはイサゴールです。

現代人は食べ過ぎ傾向 脂肪肝 を招く 原因

お酒の飲み過ぎが肝臓にわるいことは一般的に知られていますが脂肪肝の最も多い原因は食べ過ぎです。 肥満や糖尿病の人は、インスリンの働きがにぶくなるため、肝臓に脂肪がたまりやすくなります。

肥満体型ではない人でも、運動不足と不規則な食事で、たった2 ~ 3 kg体重が増えただけで肝臓へ中性脂肪がたまる可能性があります。いわゆるお酒を飲まない脂肪肝が増えています。

この脂肪肝をきっかけに肝臓の疲労を招くケースも増えています。普段、あまり意識しないかもしれませんが、肝臓のオーバーワークは、お酒でなくて食べ過ぎもあることを忘れてはいけません。

病気の原因となる冷え・宿便

自律神経失調症は「冷え」ている証拠

自律神経失調症は「冷え」ている証拠 というのはどういったことでしょうか?自律神経は、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、私たちの意思とは関係なく24時間働き続けています。 昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。冷えているというのはどういう意味でしょうか?

自律神経失調症は「冷え」ている証拠

自律神経失調症は「冷え」ている証拠

自律神経失調症は「冷え」ている証拠

人間の神経は、大きく分けてふたつに分類されます。ひとつは、体性神経。これは、手足を動かしたり物事を考えたりといった、意志や意識によって働く神経で、「運動神経」「知覚神経」とも呼ばれています。

もうひとつは、自律神経で、これは無意識のうちにに働く神経です。自律神経は、脳の視床下部に中枢があり、内臓、血管、線などに分布しています。

そして、呼吸、血液循環、消化吸収、排泄、ホルモン分泌、消化液分泌といった生命活動に必要な働きを無意識のうちに、身体のため調整しています。

自律神経のバランス

自律神経には、交感神経と副交感神経のふたつがあります。交感神経と副交感神経は、まったく逆の働きをします。
心臓を収縮させるのは、副交感神経からの刺激であり、拡張させるのは、交感神経からの刺激によります。
このように反対の働きをもった神経が、各臓器や組織には、セットで分泌していて、一方が強く作用すると、やがて他方が作用しはじめる、結果として臓器の機能がバランスを保つようになっています。
ところが、どちらかの作用が強くなりすぎてバランスが崩れると、ある種の症候群が現れれる事になります。具体的には、交感神経失調症、副交感神経失調症、自律神経失調症などです。

昼間は交感神経

内臓器官の基本的な働きは、副交感神経によって営まれています。そして、全体的に働きを高めたり低めたりする必要が生じたときに、交感神経が参加します。平温な環境の中で生活するのなら副交感神経だけで足りるのですが、社会の荒波やストレスに積極的に適応するためには交感神経というむちが必要がなります。
生理的にはl昼間の活動が交感神経の刺激が中心となり、昼間は副交感神経の刺激が中心となり、全体として人間の生命活動は正常に営まれます。
ですから、交感神経は昼の神経、副交感神経は昼の神経という人もいます。

昼夜逆転

交感神経の緊張を必要とする昼間は、副交感神経の働きは抑えられますが、交感神経の緊張がゆるめば、必然的に副交感神経の緊張が高まります。
生命活動をふくめて物体は、全て、温めれば伸びたり活動的になり、逆に冷えれば、縮んで鈍い活動になります。
それと同じように、身体が冷えると血管が収縮し、血液循環が障害されます。そのために、生命活動に必要なエネルギー(血液量)が充分にまかわれないことになり、交感神経中心のはずの昼間に副交感神経の緊張を身体が強いられることになります。
すると、昼間から疲労感が強まり、気持ちに動揺が生じたりします。
さらに、夜間に交感神経優位となるため、休息熟睡・疲労回復は不十分となり、内臓に不快感が生まれます。

自律神経失調症の基礎知識

腰痛 冷え 冷えが原因の腰痛や神経痛

腰痛 冷え 冷えが原因の腰痛や神経痛もちの人ならならよくわかっているはずです。また、病院の整形外科は冷えが強まる11月頃からすごい勢いで増えます。暑かった夏の時期には痛みがなかった膝や腰、関節などが痛くなります。

腰痛 二足歩行の動物ならではの疾患

寒い季節になると多くなるのが「腰の痛み」です。腰痛は男性では1番目、女性でも2番目に起こる症状で、日本人の80%以上が経験するそうです。
また、寒い季節になると冷えによる血行不良が腰痛を促すことがあります。その場合は温めること、姿勢を直すこと、そして筋肉に対してストレッチを加えることを合わせて行うと良いでしょう。
今回の記事では腰痛の原因や診察方法、そして受診が必要な腰痛についての解説、さらに冷えによる腰の痛みの特徴とその対策について解説します。

腰痛 冷え

腰痛 冷え

人間は二足歩行するようになったために両手を使うようになり、他の生物と異なって文明をくつくるようになりました。しかし、日本足で立ったが故に四本足の動作には見られない肉体的負担を背負い込むことになりました。

とくに、腰部の重力負担を背負い込むことになりました。年齢を重ねると疲労が腰に来ることが多いのはそのためです。

腰を曲げたり、後ろにそらしたりする動作のときには、腰骨の関節への圧迫が、ぐっと大きくなりました。このために、骨格のゆがみや内臓の下垂がおきやすくなり、腰痛、神経痛、肩こり、手足のしびれ、痔、冷え性、胃下垂など四つ足動物にはあまり見られない疾患に悩み、苦しむようになりました。

背骨は巧妙なつくりになっている 腰痛 神経痛 も 冷え が よくない

人間の身体は、二足歩行に適応できるように、進化の過程で変化してきているのはもちろんです。
たとえば、上半身を支える背骨(脊柱)は人間が重力に抵抗して立ったまま自由に動きまわれるように、巧妙につくられています。

人間の体の支柱ともいえる背骨は、頭の骨は前曲がり、胸の骨は後ろ曲がりに、そして腰の骨(腰椎)は再び前曲がりにつくられています。横から見るとS字型のカーブを描いています。この構造のおかげで、上からかかる重力を無理なく腰とうけとめて、下に伝えるととともに下からの反動も和らげられます。

背骨を支える筋肉

背骨と腰骨は、背筋や腹筋など、大きく分けて4種類の筋肉群によって支えられています。
また、背骨は24個の椎骨が連結して一本の柱のようになり仙骨の上に立っています。
この背骨には、脳から下りてきた脊髄(中枢神経)が貫通していて、椎骨の間からは、中枢神経から枝分かれした神経繊維が伸びて、内臓をはじめとする身体組織に達しています。

一般的に腰痛の原因は、急な動作をした際に筋肉にキズがついたり、腰周囲の筋肉が疲労して凝り固まってしまったり、長時間背骨に負荷がかかったり、加齢による骨の変形だったり、内科的な問題(病気)だったりなどが挙げられますが、痛みの原因としては腰痛全体の15 % 程度しか明らかになっていません。

筋力は冷えで低下

最近、腰痛症が、老人だけでなく、若い人たちにも増えています。腰痛の原因は、きわめて複雑で現代医学的には、内科、婦人科、外科、整形外科といった分野が考えられます。腰痛でとくに注意したいのが、腹筋、背骨などの腰を支えている筋肉の減弱です。減弱というのは、冷えや老化によって筋肉がこったり、低下したりることです。

また、腹部の冷えによって、便秘・宿便・ガスの停滞がおき、そのために腹部の内圧が上昇しても、腰痛の原因となります。
身体の冷えが原因で血行不良となり、筋肉にこりができたり、筋力が低下したりすると、、筋肉がバランスよく機能しないために、一部の筋肉に疲労がたまり、それが腰痛の引き金となってしまう場合もあります。

悪い姿勢が背骨をゆがめる

猫背や足組みなど習慣的な悪い姿勢、あるいは、柔らかいベッドが、筋肉にかたよった負担をかけ、それが背柱のゆがみとなり、やがて腰痛や座骨神経痛になることもあります。
東洋医学の陰陽論では、背部は陽、腹部は陰ということで背部痛(腰痛、座骨神経痛)に対しては、腹部からの治療が効果的です。
ぎっくり腰、慢性腰痛症には、安静を保ち遠赤外線などを利用した腹部温熱を行うことで痛みが軽減します。温めることで痛みが軽減しストレスも同時に解消されます。

病気の原因となる冷え・宿便