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40歳を過ぎたら2年に1度は内視鏡検査を受診

検査と同時に治療も行える

大腸内視鏡の最大のメリットは、ポリープやガンの有無を検査しながら、同時に治療も行える点です。
大腸ガンの場合、ガンになる前にポリープの段階があるので、この時点で早期治療を行えば、手遅れになることはまずありません。

内視鏡の挿入方法

多くの病院や医師にって研究されている大腸内視鏡の挿入方法は名称を含めて様々ですが、腸をひきよせながらまっすぐにして挿入(プル法)する方法に、少量の水を入れる水浸法を組み合わせた無痲酔・無痛大腸内視鏡検査などがあります。また、腸のカーブに合わせて内視鏡を挿入(プッシュ法)し大量の空気を入れる空気法を採用しているところもあります。挿入時に痲酔を使う場合もあります。

内視鏡検査と同時にポリープの切除

大腸内視鏡ポリープや初期ガンが発見されると、内視鏡の管を通して治療することが可能。ポリープの根本に特殊なワイヤーをあっけ、電気を通して切り取るが、大腸粘膜には、知覚神経がないため、痛みを感じることはなく入院の必要もない。
切除されたポリープは病理検査にて詳しい検査を行う。

早期発見が第一の大腸ガン

女性のガン死亡率トップは大腸ガン

厚生労働省の人口動態統計によると女性のガンの死亡率のトップは大腸ガンです。こう聞くと女性の大腸ガン死亡者はかなり多いのかと思ってしまいますが、大腸ガンに限らず、胃、肺、肝臓のガン死亡者は全て男性の方が多いのです。ただ、もともと女性のガン患者者数は男性より少ないので、女性の中では大腸ガンの死亡率がトップになっているのです。
しかし、その理由を考えてみると、食生活の欧米化(高脂肪食)や社会進出によるライフスタイルの変化があげられます。女性に便秘が多いのは周知のとおりですが、口から食べた食物は、口→胃→腸と体内をおよそ1日~1日半かけて9mもの長さを通って、最後にS状結腸→直腸に達して便となり、排泄されます。女性の体はこのS状結腸→直腸のあたりに子宮や卵巣があるため、腸が圧迫されてしまうため便秘になりやすい体質となっています。
このように便秘気味の女性の腸は腐敗しやすく、定期検診を受ける機会が少ないことも関与しているようです。

大腸ガンの検査方法

便潜血検査 ガンからの出血が便に混じっていないかどうか調べる。痔出血の場合も反応する。ガンは常に出血しているわけではないので大腸ガンを発見できる確率は5割程度。
注腸レントゲン検査 肛門からバリウムを注入した後、大腸に空気を入れてレントゲン撮影するもの。大腸の幅広い範囲にわたって検査できるが、平たいポリープや小さなガンは確定できない。
直腸視診 最もガンができやすい直腸のポリープやガンの有無を調べる。薄いゴム手袋をした医師が肛門から指を入れて検査するが、指が届く範囲に限られる。
大腸内視鏡検査 先端に小さなカメラがついた細い管を肛門から腸内へ挿入し、大腸内の様子を調べる。医師はモニター画面で腸内を診て、小さなポリープも発見することができる。同時に特殊な医療器具で治療も同時に行える。

大腸ガンはポリープの段階で治療するのがベスト

大腸ガンは早期に発見して治療すれば治る確率が高いガンです。けれども初期は、自覚症状がないために発見が遅れてしまい、進行させてしまうことも。
そうならないために、大切なのは、定期検診です。特に遺伝的なことも重要なので、家族にポリープやガンを発症した人がいるのであれば、気をつけます。
大腸ガンの検査にはいくつかの方法がありますが、なかでも内視鏡検査はポリープを内視鏡下で切除することも可能ですので検査と治療が同時に行えます。

大腸ガンの予防

大腸ガンを防ぐためには、肥満に注意し、余分な糖分、脂質を控えることと、何より大切なのは「便秘」にならない習慣です。日頃からストレスなどがあると、便秘や下痢をしやすい体質の人は食物繊維が豊富なイサゴールなどを飲むのもおすすめです。悪玉菌の温床となる「便秘」は、日頃から意識して解消につとめます。イサゴールは、成分が食物繊維ですので安心です。もし、効き過ぎて下痢をしたり、便がゆるくなってしまう場合には、減量するなどの調節をします。

腸内の健康をチェック

悪玉菌は加齢とともに増える。これをどのようにして抑えるか?

善玉菌を優位に保つ食事と悪玉菌を増やさない生活が、全身の健康と深いつながりがあることがよくわかったと思います。
乳児の腸内細菌は、ほとんどがビフィズス菌ですが、離乳食をはじめると成人と同じような細菌分布に安定します。
それまで臭くなかった便が臭くなってくるのもこの頃です。
その後、加齢とともに善玉菌は減り悪玉菌が増えてきます。だからこそ、乳酸菌食品や低脂肪で食物繊維たっぷりの食事を摂り、飲酒を控え、善玉菌を増やす生活習慣にしなければなりません。
日常生活では、食生活だけでなく、運動不足にならないようにウォーキングなどの有酸素運動を行い、ストレスをためないことが大切です。
よく言われますが、長寿の人の腸には、善玉菌が多く、若い人でも運動不足で偏食をしていると悪玉菌が増え、便も滞りがちで腐敗便傾向にあることがわかっています。

腸内健康度チェック

  1. ヨーグルトなどの乳酸菌食品はあまり食べない
  2. お酒をよく飲む
  3. インスタント食品やスナック類が好き
  4. 豆類、海草類、根菜類は食べない
  5. 肉類や油分の多い料理が好き
  6. 水分はあまり摂らない
  7. いつも睡眠不足気味
  8. 食事を食べないことがある
  9. 生活時間が不規則ト
  10. 運動はあまりしない
  11. 肌に張りがなくくすんでいる
  12. 体や顔に吹き出物ができやすい
  13. 肩凝りがひどい
  14. 冷え症
  15. 頭痛がおきやすい
  16. ストレスが多いと感じている
  17. 疲れがたまっている
  18. 風邪をひきやすい
  19. くさいおならがでる
  20. 便通は毎日ない

判定結果

  • 該当項目が多いほど腸内の健康度は悪化しています。
  • 1~10までに該当数が多い人は悪玉菌優性になるのは時間の問題です。
  • 11~20に該当数が多い人はすでに悪玉菌が増加しており腸内で有害物質が発生している可能性があります。生活改善をしましょう!

悪玉菌の温床となる「便秘」

便秘はいくつかのタイプがある

2~3日に1回でも定期的に排便があり、不快感を感じなければ、便秘とはいいません。しかし、不快感があり、便が硬い、3日以上でないとなるとこれは便秘です。
便秘の種類は2つに分けられます。

  • 器質性便秘…病気による
  • 機能性便秘…大腸の運動機能が低下

旅行先や引っ越しなどで一時的に便秘になるのは、機能性便秘の中でも一過性のものですが、気をつけたいのは、習慣性便秘(慢性)です。なぜなら長期間腸内に滞った便は悪玉菌の温床となるからです。

便秘

  • 器質性便秘…病気が原因で腸が狭くなって起こる
  • 機能性便秘…腸の運動機能が低下して便を送り出せなくなる

下痢

  • 器質性の下痢…病気が原因
  • 一過性の下痢…一時的なもの
  • 慢性的な下痢…ストレスが原因でけいれん性便秘と下痢を繰り返す

慢性的な下痢は腸過敏性症候群

下痢の場合も便秘と同様に暴飲暴食をしたり、体を冷やしたときなどになる一過性のものと、慢性化したものとがあります。これはストレスが原因になることが多く、腸がしぼられるようにけいれんするため便が早く通過してしまいます。
その結果、便の水分が十分に吸収されず、水様状になるわけです。同じけいれん性でも便秘の場合は、便が通りにくくなります。この便秘と下痢の繰り返しが腸過敏性症候群です。

悪玉菌増加のサインと生活習慣

腐敗便の毒素は万病のもと

悪玉菌増加の3大誘因は、食生活の乱れ、運動不足、ストレスでいずれも便秘の原因になります。便秘=悪玉菌増加と考えていいでしょう。
結局、腸内を発酵させるのも、腐敗させるのも食べ方次第です。生活習慣がそのまま腸に反映してしまうのです。
慢性的な便秘は悪玉菌の温床となり、腸内を腐敗させます。
一気に増えてしまった悪玉菌は、腸内に滞っている便を腐敗させ、有毒な物質やガスを発生させるようになります。これらの有害物質の弊害は腸だけにとどまらず、大腸粘膜の血管に入り込み、血液を通して全身に運ばれ、到達した部位によって頭痛、肌荒れ、口臭、肩凝りといった症状を引き起こします。
生活習慣病程度でとどまればいいのですが、大腸ガンの原因となる物質を発生させることです。実際に腐敗便がたまりやすい直腸とS状結腸に大腸ガンは発生します。

悪玉菌増加のサイン

深刻な症状がでる前に食事と生活習慣を見直します。

  • くさい便やおならが出る
  • おなかが張る
  • 腹痛がある
  • 肌荒れ
  • 体臭がする
  • 肩凝り
  • めまい
  • 血圧が高い
  • 風邪をひきやすい
  • 疲れやすい
  • 倦怠感がある

便からわかる腸の状態

便とおならは腸の健康状態を知るバロメーター

便の主な材料は腸内細菌の死骸、栄養分を吸収し終えた食べ物のカスです。つまり、腸内環境がズバリ!反映するのです。

  • 便の量
  • 便の形
  • 便の色
  • 便の軟らかさ
  • 便のにおい

を観察すると、腸の健康状態を推察できます。
便と同様、おならも腸内環境を反映します。日頃から肉食中心の食生活をしている人のおならはくさいものです。また、添加物をたくさん摂取している場合も同様です。悪玉菌が多い人は腸にガスがたまって苦しくなったり、おならがたくさん出たりします。
一方、腸内に善玉菌が多い人のおならは、音が大きいわりには、悪臭がほとんどありません。

便からわかる健康状態

便の色

  • 黄色~黄褐色
  • 善玉菌が多い腸。黄色に近いほど理想的な色

  • 茶色
  • 善玉菌の数はまずまずの状態

  • 緑色
  • 食べ物や薬物の影響。下痢をしている場合には食中毒の可能性も

  • 濃い茶色~黒色
  • 肉中心の食事。長期便秘による腐敗便

  • 黒色
  • イカスミなどの食べ物や服用中の影響。上部消化管からの出血の疑いも

  • 赤色
  • 肛門、直腸からの出血

  • 灰褐色
  • 造影剤の排泄。肝臓、腎臓、すい臓、胆嚢の病気の疑い

便の形状

  • 水様状・どろ状
  • 下痢~軟便、血便の場合は受診

  • バナナ上
  • 健康

  • 半練状
  • 健康的

  • コロコロ状態
  • 黒っぽくにおいが強ければ悪玉菌が多い

便の量

  • 多い
  • バナナ状、半練り状なら健康

  • 少ない
  • 食物繊維が不足

便のにおい

  • きつい悪臭
  • 悪玉菌が増えている。便秘が続いている場合は、腐敗便の疑い。肉中心の食事だと便のにおいがきつい。

  • ほどほどの自然臭
  • 善玉菌優位の腸内環境。理想的な便のにおいを称して「たきたてのご飯の臭い」という専門家も

善玉菌が免疫力をアップ

未消化のたんぱく質が腸内の免疫バランスをくずす

免疫系でもっとも優位に位置する細胞のヘルパーT細胞には2つの種類があります。ウィルスやガンに侵された細胞などの免疫(細胞性免疫)を担当するTh1とたんぱく質などの免疫(液性免疫)を担当するTh2です。このふたつはどちらか一方が活性化すると、もう一方は、抑制されるシーソーのような関係になっています。この免疫細胞が大腸の粘膜にも点在しているのです。
肉類を過食して栄養バランスが崩れると、悪玉菌は連携して大腸粘膜を傷つけ侵入しようとします。すると、防衛のために働くのがTh2。しかし、腸内のTh2ががんばりすぎると、やがて全身の粘膜のTh2も活性化して、たんぱく質が粘膜に触れるとアレルギー反応を起こすようになるのです。
花粉症は、花粉というたんぱく質が目や鼻の粘膜に触れて症状をおこすものです。一方、Th2活性があがると、Th1活性は下がるので、ウィルスに侵された細胞やガン細胞を処理できなくなり、風邪などのウィルス感染症やガンにかかりやすくなるのです。

乳酸菌が免疫細胞のバランスを修復

乳酸菌の細胞壁に含まれるリポ多糖体という物質はTh1活性を高めるのでウィルスやガンに対しての免疫力を回復します。
Th1活性があがるとTh2活性は下がるのでアレルギー疾患にかかりやすくなります。このリポ多糖体の働きは摂取した乳酸菌が生きたまま腸に到達できなくても効果があるようです。

Th1とTh2の関係

●Th2が優位の場合
異種たんぱく質と悪玉菌はTh2活性を上げる→アレルギー疾患になりやすい。ウィルス、ガンなどと戦えない
●Th1が優位の場合
乳酸菌Th1活性を上げる→ウィルス感染症、ガンなどになりにくい。アレルギー疾患にもかかりにくい

腸をきれいにすれば健康に!

腸内細菌が健康のカギ

腸内には、大きく分けて、ビフィズス菌に代表される善玉菌、ウェルシュ菌に代表される悪玉菌、食べ物や体調によってどちらにも傾く日和見菌の3種類があり、天文学的数のこれらの細菌が、種類ごとに日々勢力争いをしています。健康な腸内であれば、善玉菌が多く、酸性ですが、悪玉菌が増えてくると腸内環境はアルカリ性になり、悪玉菌はさらに増殖し、日和見菌も悪玉に傾いてくるものが増加します。こうなると、腸内は腐敗へとすすみ、便秘や下痢だけでなく、様々な全身症状を引き起こします。

一方、善玉菌は炭水化物や食物繊維をエサとして、乳酸や酢酸といった有機酢をつくり、腸内を発酵状態、つまり酸性にします。すると、悪玉菌の繁殖は抑えられ、人体にとってももよい物質を生成したり、免疫力を高める働きをしてくれます。

  • 健康=善玉菌優勢=腸内発酵(腸内は酸性)
  • 不健康=悪玉菌優勢=腸内腐敗(腸内はアルカリ性)

腸内で発酵がすすむと

  • 便秘解消
  • 免疫力アップ
  • 大腸ガンの予防

腸内で腐敗がすすむと

  • 便秘・下痢
  • 免疫力の低下
  • 発ガン物質の発生