ウォシュレット 危険 過剰清潔や腸内洗浄には注意が必要です。皮膚常在菌がいなくなった肛門はあまりに無防備ということになります。お腹の中もお尻の周辺もよい菌、悪い菌、どちらでもない菌が常在することでよい環境が作られるのは、腸内環境と全く同じです。過剰清潔で皮膚常在菌が死滅してしまうのです。腸内洗浄も同様で危険です。
清潔のイメージが強いウォッシュレットなしではトイレで用をたせない人も増えているでしょう。トイレに ウォッシュレット がついていない便器のほうが少ない時代になりました。ウォシュレットや腸内洗浄についてのデメリットとリスクについて説明します。そして、今日からウォシュレットと腸内洗浄はやめです。
ウォシュレット 危険 清潔 過剰 お尻の常在菌が減ってしまう
過剰な清潔志向は危険
何かに触ったら手を洗わないと気がすまない!」という、行き過ぎた清潔志向が世間に蔓延しています。オフィスやトイレなど、消毒用アルコールが置いてあるところも多くなってきました。トイレとは思えないくらいキレイなところが増えました。
レストランでもトイレが心地よく使えるところはいつも満席だそうです。トイレを心地よく使えることは必須条件となりました。
そしてコロナウィルスによって消毒の必要性が高まり、これまであまり除菌を意識していなかった人も過剰な除菌をするようになりました。
しかし、コロナウィルスに対して行う除菌とウォッシュレットや腸内洗浄は別ものです。間違えないようにしなければいけません。
電車やバスの吊り革にも「抗菌性」のものが増えています。「バイ菌嫌い」な日本人は、そのおかげでさまざまなものを発明してきました。会社で使うマウスに除菌タイプがあるのはやや過剰です。
ウォシュレット のリスク 肛門周囲皮膚炎
トイレも例外ではありません。ウォシュレットは、ものすごいスピードで普及した人気製品の1つです。日本人の清潔志向にぴったり合ったのでしょう。
最近では各家庭のトイレにはもちろん、ホテルやデパートのトイレでも当たり前になってきました。あっという間に市民権を得たウォシュレットですが、使い方を間違えると危険なものになるでしょう。
あまり話題にのぼりませんが、肛門のまわりにも皮膚常在菌という菌がいます。有害な菌やウィルスがくっついて悪さをしないように、膜を作っで肛門を守ってくれている菌です。肛門は汚れているという認識の方が多いのですが、実はそうではありません。当然、ばい菌もつきやすいのですが、体を守る菌も常在しています。
ウォシュレットを日に何度も使っていると、この皮膚常在菌が作った膜が洗い流されてしまうのです。皮膚常在菌がいなくなった肛門は、有害物質に対してあまりにも無防備です。かぶれてしまったり、最悪、定期的にノズル部分を掃除することを怠ると逆にばい菌の温床になってしまいます。
大腸菌はもちろん、乳酸菌やビフィズス菌などでさえ、肛門付近の皮膚に入り込んでしまうとトラブルを起こします。
菌が入り込んで排便のたびに痛むようになっでしまう症状を、肛門周囲皮膚炎というのですが、これが悪化すると膿がたまる肛門周囲腫瘍になってしまいます。
排便後、肛門を拭きすぎたり、擦りすぎたり、シャワートイレを強い勢いで長時間使い続けると皮膚に傷がついて、赤くなったり、水疱、ブツブツ、ゴワゴワ、でこぼこなどができ、色々変化します。下痢が続くと腸液が周りの皮膚に付き皮膚炎を起こします。肛門周囲皮膚炎がおきます。掻き壊してしまうと血液や分泌液が出てさらに悪化してしまうことがあります。
肛門周囲腫瘍は重症になると激しい痛みを伴い、高熱や全身倦怠、さらには体力がない人の場合、敗血症を誘発し命を落とす危険性すらあります。
ウォシュレットは絶対に使ってはいけない!と言いたいのではありません。要は使い方に注意してほしいということです。1日に1、2回程度の使用ならなんの問題もありませんが、排便していないのに肛門をウォシュレットで洗い流したり、小便をしただけなのにビデを使ったりというような過剰な使用は危険なのです。
ついでですが、有毒物質を体外に排出するという「デトックス」のブームにより注目を集めるようになった腸内洗浄についても私は心配しています。
腸内洗浄 のリスク
腸内洗浄 は、腸の中にお湯などを入れて腸内のものを強制的に排出するというものです。便秘の解消やダイエット効果を期待した女性を中心に広まっているようですが、これはおすすめできません。よくデトックス効果抜群などを謳っていますが間違いです。毒素を出したいのであれば、
便は基本的に有害なものではありません。定期的に排出されていれば、体に悪影響を及ぼすことはないからです。長い間、腸内にとどまり続けてしまうことが問題なのであって、便そのものが有害というわけではないのです。
腸内を洗浄してしまうと、便だけでなく腸内細菌も根こそぎ体外へ出されてしまいます。腸内細菌の数が格投に減った腸では免疫作用を正常に働かせることができなくなり、免疫力が下がって病気になりやすくなってしまうのです。肛門も腸内も単純に「洗って解決! 」という考え方はじつは危険なことなのです。洗うという行為は大切ではありますが、表面的なことしか解決できません。
実は腸内洗浄によってこれまでより便秘が加速してしまうケースもあります。腸内洗浄というのは、人間の生理とかけ離れたものです。むやみに使ってはいけません。また、日常的に使っている人は早めにやめるべきでしょう。自分で行う場合、ばい菌などが入ると大変なことになるのは言うまでもありません。
- 善玉菌を洗い流してしまう
- 病院で行う場合コストがかかる
- 施術を受けるときに恥ずかしい
- 便秘を加速させるリスクがある
どうしても 便秘で困った 特定保健用食品 赤坂ロハス イサゴール がおすすめです。食物繊維は便秘時の最初のステップです。食物繊維をたっぷりとって便秘を改善させるのが正攻法です。