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高齢者の便秘に効果 玄米の栄養で頑固なな便秘が消えて下剤、オムツが不要、糖尿病も大幅に改善

ある老健施設で玄米菜食を実践して下剤を使わずに自然排泄ができた例を紹介しています。高齢者大腸の動きが弱くなる弛緩性が便秘の原因です。 腸は、リラックスしている状態の時に副交感神経が働くので、腸の動きが活発になります。 しかし、この副交感神経は加齢とともに働きが低下するので、便秘になりやすくなります。 人は年齢をかさむに連れて、日常生活の活動量も低下するので、筋力も低下します。

1日複数回の排便

ある老健施設では玄米菜食を実践しており、しかも無農薬の厳選された玄米を使用しています。塩分を控えた味付けですが、毎日食べても飽きがこないよう玄米のだし炊き方や出汁、調味料にこだわって作っており、90歳以上の高齢の方も、「おいしい」と完食してくれます。

そうして、玄米菜食を続けていると、共通して便の状態がとてもよくなります。便が硬い高齢者さんの中には、痔でオムツに血がついてしまうケースもあるのですが、便通の改善とともに治まります。こうした高齢者施設では、すぐに下剤を使用するケースが多いのですが、できる限り食事の改善で対策しようとしているところも多数あります。

改善例を紹介しましょう。

Aさん(79歳・女性) は甲状腺ガンを患い、その後、脳梗塞を起こして右不全マヒとなり、要介護度5の認定を受けています。

入所以前は、ッドで寝たきりの状態で、排便はすべてオムツに頼り、下剤を1日3回飲んで排便をコントロールしていました。

しかし、今年4月、当施設へ入所したのを機に、排便はトイレで行いたいという本人の強い希望を受けて、日中はトイレに行くリハビリを行いました。そして、Aさんには5分つきの玄米菜食を提供したところ、1週間後から1 日3回、柔らかくいい状態の便が出るようになり、下剤の服用を中止できました。それ以降、下剤はいっさい使用していませんが、1日2〜3回、トイレでスムーズな排便ができています。

Aさんは以前、起き上がることもままならない状態でしさくたが、リハビリのおかげで柵につかまって立てるまでになりました。そしてガンのコントロールもうまくいくようになったので、6月に退所して自宅療養に切り替えています。

独り暮らしのBさん(83歳・女性)は、自宅で転倒して、ひざや腰を痛めて日常生活が困難になり、今年4月に当老健施設に入所しました。

Bさんは、1年前にご主人を亡くしたことでうつになり、家に引きこもりがちでした。以前から便秘でしたが、病院には行かず薬も飲んでいませんでした。そして、腹部に張りを感じると、自己摘便(摘便とは肛門に指を入れて便を摘出すること) で解消していたのです。

摘便は肛門を傷つけ衛生的にもよくないのでやめるように注意しましたが、うつで軽い認知症状もあったBさんにはなかなか理解してもらえませんでした。しかし、5分つき米の玄米菜食(おかずは一口大に刻んだ物)を提供したところ、10日後には摘便行為をしなくなりました。Bさんはかなりの偏食で最初のうちはよく玄米菜食を残していましたが、だんだん慣れて完食し、便秘の症状も改善したのです。今では、1日1回以上スムーズな便が出ています。

Cさん(64歳女性)は数年前から糖尿病になり、今年になって徐々に気力を失い、何もせずボーッと過ごすことが多くなってきたため、病院での治療を経て、当老健施設に入所しました。

Cさんは当初、ベッドの上で過ごすことがほとんどで、トイレもオムツに頼る生活をしていました。排便はだいたい1日1回ありましたが、便は硬めで必ずしも状態がいいとはいえませんでした。

また、排便の時問もまちまちで、本人が便意を訴えることを全くしなかったので、介護士が定期的にオムツを確認していました。そんなCさんの便に変化が現れたのは9月のこと。本人の希望で、5分つき米の全粥から玄米食に切り替えたことがきっかけでした。

明らかに便の状態がよくなってきたのです。介護士に「腸の調子がいいのよ」と明るく話してくれるようになりました。Cさんは、歩くことはできませんが、物につかまれば立てます。介護士のサポートがあればトイレに行けたので、これを機に排便をトイレで行うトレーニングを開始しました。

すると1日1回、同じ時問帯に便通があるようになり、入所から1年がたった現在丈継続しています。また、排便がスムーズに九って、体型もスリムになり士した。入所当初は155cmで73.5kgと太めの体型でしみが、今は63.8kgになり、鮨や胴回りの印象がガラリと藤わりました。

糖尿病の数値も改善しました。入所時の空腹時血糖値け140~180mg/dlで、1 日12単位のインスリンを投与していましたが、玄米菜食を続けて、1週間ごとにインスリン量を減らしていきました。

すると3ヶ月後には、インスリンを中止することができたのです。今は食事のみで血糖値をコントロールしていますが、平均して空腹時血糖値は100mg/dl前後で落ちついています。

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オリーブオイルは腸を刺激してスムーズ排便を促し試験では64人中63人が下剤を減らせた

オリーブオイルは自然下剤

便秘に悩む人に食べていただきたい「オリーブキウイ」。キウイにオリーブオイルをかけて食べるだけで、便秘の解消が期待できます。オリーブオイルの便秘解消効果はこちらです。

オリーブオイル

オリーブオイル

実は、キウイだけでなく、オリーブオイルも、便秘対策に役立つ食品です。オリーブオイルは、熟したオリーブの実をまるごと搾った油で、イタリア料理などでもおなじみです。

地中海地域では、パスタを和えたり、サいたラダのドレッシングや炒め物、揚げ物に使ったりと、いろいろな料理で活用されています。

そんなオリーブオイルを使った地中海地域の伝統的な料理には、生活習慣病や心臓病、ガンなどへの予防効果があることが明らかになっており、医学的な見地からも注目を集めています。

オリーブオイルには、悪玉(LDL )コレステロールを減少させる作用や、善玉(HDL)コレステロールを維持もしくは増加させる作用などが認められており、動脈硬化の改善にも有用とされています。

さらにオリーブオイルは、紀元前には便秘への有効性が認められており、「自然の下剤」として知られていました。イタリアでは現在でも、便秘の子どもにティースプーン1杯分のオリーブオイルを飲ませているそうです。私も日々、多くの患者さんを診察するなかで、オリーブオイルが便秘にとても有効な食材であることを実感しています。

オレイン酸がたっぷり

では、オリーブオイルはなぜ、便秘に効果があるのでしょうか。その秘密はオリーブオイルの成分にあります。

一般的に食用油の主な成分は脂肪酸です。脂肪酸には、肉類や乳製品など動物性食品に多く含まれる「飽和脂肪酸」と、植物油に多く含まれる「不飽和脂肪酸」の2種類があります。不飽和脂肪酸は、さらに一価不飽和脂肪酸である「オレイン酸」と、多価不飽和脂肪酸である「リノール酸」などに分けられます。

これまでの研究により、オレイン酸とリノール酸がどれだけ含まれているかによって、体にもたらす作用も変化することがわかっています。オリーブオイル1 0 0㍍州に含まれる脂肪酸は94岬フで、このうち、オレイン酸が75%、リノール酸が10・4%程度と、オレイン酸の量がずば抜けて多く含まれているのが大きな特徴です。オリーブオイルの便秘改善効果は、このオレイン酸によるものです。

米国の学者マイケル・フィールド博士は、オリーブオイルと便秘に関する次のような実験を行いました。

フィールド博士は動物の空腸(小腸の一部)にオリーブオイルと、比較対象としてヒマシ油を流し、それぞれの油に含まれる脂肪酸(オリーブオイルではオレイン酸、ヒマシ油ではリノール酸) が小腸でどのように働くかを調べました。

ちなみに、ヒマシ油も古来から便秘の薬として使われています。実験の結果、短時問ではオレイン酸のほうが小腸に吸収されにくく、小腸の外に那がされにくいことがわかりました。

つまり、オレイン酸が多く含まれるオリーブオイルは小腸で吸収されにくく、吸収されなかった油分が腸を刺激したり、便のすべりをよくしたりすることで、スムーズな排便を促す効果が期待できるのです。

オリーブオイルでお通じが改善

オリーブオイルの効果を調べるための試験を行っています。試験は、下剤を長期にわたって服用している慢性便秘症の患者さん64人に協力していただき行いました。毎日朝食時にオリーブオイル30ml(大さじ2杯) をとる生活を2週間続けてもらったのです。

その結果、64人中63人に下剤からの離脱、または服用量の減量がみられました。また、特に便が硬かった患者さんは、ふつうの硬さに改善されたのです。

オリーブオイルにはいくつか種類があり、用途によって選び方が異なります。便秘の解消には、「エクストラバージン・オリーブオイル」が効果的です。

エクストラバージンオイルは、化学的処理を一切せずに作られたオリーブオイルを指します。ほかのオリーブオイルにはない、ポリフェノール(植物の色素成分)などの成分が豊富です。

また、エクストラバージンオイルだけに含まれる「オレオカンタール」という成分には強い抗酸化作用(攻撃力の強い活性酸素の害を抑える働き)があり、腸の老化防止にも役立ちます。オレオカンタールは、便秘以外にも高血圧や認知症にも効果があると注目されています。

このように、キウイとオリーブオイルは、便秘の解消に効果的な食品です。ぜひ、毎日の食生活に「オリーブキウイ」を取り入れて、便秘の改善に役立ててください。

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便秘のタイプとその原因

さて、その便秘の種類です。これは大きく2つに分類して考えることができます。1つは「機能性便秘」と呼ばれるものです。

大腸や直腸の働きが弱まったり、頻繁に便意を我慢したりしたときに起こる便秘です。もう1つは「器質性便秘」です。

何らかの病気が原因で腸管が細くなったり、大腸に異物ができたりしたことによって、便が通りにくくなるものです。

また、先天的に大腸の形態異常があって起こる場合もあります。この2つのうち、圧倒的に多いのは機能性便秘のほうでしょう。

そして、この機能性便秘がさらに2種類に分けられます。旅行、引っ越しなどで生活環境が変化したときや、精神的な緊張や悩みを抱えているとけつきに、一時的に起きるのが一過性便秘」です。食事の量が少ないために、胃や結腸の排便反射が充分でなくなることも、その原因の1つになります。そして、便を作って排泄するという大腸の働きが、持続的に低下して起きるのが「習慣性便秘」です。

いわゆる慢性便秘のことで、これが「弛緩性」「直腸性」「痙攣性」という3つのタイプに分類されます。日本人の慢性便秘ほ、その半分以上が弛緩性便秘と呼ばれるものに当たります。かすい内臓下垂の人や虚弱体質の人が、このタイプの便秘を起こしやすくなっています。

便意を我慢したり、浣腸を濫用した結果、大腸の働きが低下して便を大腸下部へ送り出たす力が弱まり、大腸に溜まっている内容物を、直腸まで送り込んでいく結腸運動も弱まることにより便秘を起こすのです。とくに女性によく見られる症状で、自覚症状が少なく、1週間排便がなくても、せいぜい肩凝りやお腹の張りを感じる程度です。

直腸性便秘は、高齢者に起こることが多い便秘です。老化によって腸の粘膜が鈍くなり、便が溜まっているのに便意を催さなくなってしまいます。

ひどいケースになると、まったく便を押し出す力がなくなるため、介護者がゴム手力袋をはめて掻き出さなければなりません。

最近では高周波を利用して、便を溶かす機械も開発されています。それだけ、このタイプの便秘は、周囲の人々がたいへんな思いをするということです。

痙攣性便秘は、感情や情緒の変化、精神的なストレスなどによって起こる便秘で、都市生活者や、精神労働に従事している人に多く見られるタイプでしょう。人間の精神面と便秘が結びつくのは、意外に思われるかもしれませんが、大腸の運動ほ自律神経にコントロールされているため、脳の影響を少なからず受けているわけです。

このタイプの場合、ふつうの便秘と違って排便に苦労するということはありません。詰まっているという感じほなく、ウサギの糞のようにコロコロして硬い便がポロポロと出てきます。また、毎日のように便秘と下痢を繰り返すことが多いのも、痙攣性便秘の特徴と言えるでしょう。
けいれん性便秘の人の食事 | 便秘を解消しよう!

快便の人の腸は「腸年齢」が若く、美肌

腸の状態がいいか悪いかのコンディション知るバロメーターは、おならの匂いです。おならが臭かったり、所かまわず出たりするようでしたら、腸内に悪玉菌が増えているサインです。

腸内で悪玉菌が増えると、発酵ではなく腐敗が進みます。腸内の細菌は約500種類ありますが、それらは善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3 つに分けられます。

日和見菌とはその名の通り、善玉菌が多いときには善玉菌の味方をし、悪玉菌が多いときには悪玉菌の味方をするという、どちらにもなり得る腸内細菌です。

悪玉菌には、大腸菌・ウェルシュ菌・クレブシュラなどがありますが、たんばく質を腐敗させて有害物質を発生させ、病気を引き起こします。

悪玉菌が増えると、便もおならも臭くなり、便秘がちになって大腸がんもできやすくなるのです。

一方、善玉菌は、ビタミン・ホルモン・アミノ酸を生成し、腸内の働きを整えて下痢や便秘を防ぎます。また、悪玉菌の活動を抑え、悪玉菌が生み出した有害物質を中和します。

腸内細菌のバランスを考えたとき、理想の姿は「悪玉菌がいない」状態。しかし、現実的にはそれは無理です。善玉菌に比べて悪玉菌のほうが、はるかに生命力が強く、種類も多いからです。

もっとも理想状態に近いのが、生まれたばかりの赤ちゃんです。そのお腹は善玉菌だらけ。だから赤ちゃんの便は臭くなく、甘酸っぱい匂いがするのです。それが年齢とともに善玉菌がどんどん減り、悪玉菌が増えていきます。悪玉菌がはびこる腸内では、腐敗物質、有害物質が次々とつくり出されて腸壁から吸収され、血液を通して全身に運ばれます。それが肌荒れやくすみの原因となり、肌から発散されれば加齢臭となります。

腸年齢が若い人ほど、

  1. 肌の悩みが少ない。
  2. 肌や脳の衰えを感じることが少ない。
  3. 脳の老化現象も顕在化しにくい。

というものでした。女性は、便秘になると肌が荒れたり肌のハリやツヤがなくなったりするということはよく指摘されますが、美肌のためには、外側からあれこれ手入れをする前に、まず腸の状態を若々しくすることが大切だとわかります。

歳をとればとるほど腸内環境に気をつけて、善玉菌を増やして悪玉菌を排除していくようにしなければなりません。この悪玉菌を抑えて腸の不快な症状を手っ取り早く解消するのが、善玉菌である乳酸菌です。

老人ホームで利用者に毎日、乳酸菌をたくさん与えたら、館内に設置している臭気の感知計の数字がガクンと下がったといいます。また、老人達のおむつを替える回数が減り、便も臭くなくなったという報告があったということです。

乳酸菌サプリのおすすめ | 便秘を解消しよう!

少食としっかり噛んで食べることが体によい

病気を患っている場合は、食事は百回以上よく噛むこと。とは言っても30~40回噛めばなくなってしまうのですが、それでも慣れると唾液が濃くなってよく噛めるようになります。

まず口の中でドロドロにして、流しこむような食べかたを練習することです。よく噛めばこめかみがよく働いてくれますから、これが脳に響いて神経が活発に動き出し、細胞も働き出します。すると、心が明るくなり、何か下腹に力が入ってずしりとした重みと落ち着きができてきます。

よく噛むと唾液が出て消化を助け、アルカリの血液にかえますし、パロチンというホルモンを多く出して細胞に活力をつけ、穴のあいた胃をふさぐ力となります。

血行を良くし、公害も毒物も流します。噛むということは大変なことです。体はみなつながっていますから、神経が活発に働くと、眠っていたり、なまけ根性をおこしていた全身の臓器も働き出します。これをさせるのは何かというと、明るい心です。

神経と心はつながっていて、暗くなると働けないのです。江戸時代の食養家、貝原益軒は「珍味の食でも八、九分に止むべし。十分に満ちたりるときは後に禍あり。少しの間、食をこらえれば後の禍なし」と言いました。

また、同時代の食養家である水野南北は「飽食これ病根。少食なれば即ち健康。減食断食するは治病の根本。1日1食なれば病魔退散」と言っています。

よく、どのくらい食べたらいいでしょうかと、量を気にして質問する人がいます。その場合、栄養学的なカロリー説から言うと、単一的な計算で考えます。しかし、個人差もありますし、悲しいときには食欲もなくなるでしょうし、重労働して汗を流したときは多く必要です。

だからそのときの腹具合と相談して、よく噛んで腹八分を目安に、もう少し食べたいと思うところでやめることです。これが自分の生活の中にしみこみ、血となり肉となって流れこんでいくほどに消化したら、病は本当に退散ですね。

でも、これをさせるのは心で、神経は心が暗いと硬化します。細胞は神経が動かすから心が根です。頭だけで理解しても続かないのです。インスタント的な食品添加物入り加工食品ばかり食べていると、鋭い感性は育たず、味覚神経もまひして腹八分目もわからなくなります。

食欲がおさまらない | Q&A式形式によるマイナス5歳情報
https://metaboliz.net/5young/archives/148

よく噛んで食べることの効果 | αリポ酸 ダイエット
https://metaboliz.net/ripo/?p=155

心に悩みがあるときは、自然に帰る

昔から「病は気から」と言います。もし心に悩みがあり、どうしてもその悩みからぬけ出せないときは、いつもかわることなく確実に助けてくれる自然の広く温かいふところを信じて、自然に帰ることを目標に自然療法を実行していくことです。

本当に信頼しているなら、効果は見えなくても10日や1ヶ月で中止したりはしないし、「必ず良くなる」という気持ちがその治療の効果を確実なものにします。

自然の力は、私たちが考えるよりも偉大です。タケノコを例にとってみても、タケノコはアスファルトさえもち上げて出てきます。その芽は柔らかいのにどうしてと思いますが、それが自然の力です。そしてひと晩でニョキニョキとのびるあの生命力です。その自然の力をとりいれることができるなら、人間の小さな力ではない自然の無限の力が、あなたを快方へと導いてくれることでしょう。

この力をとりいれるためには、自然の食物を心をこめて手づくりすること。生活にしっかり根づかせるのは、自然に対する感謝の心なのです。

ただ、ここで大事なことは、力んで緊張してがんばらないことです。よく健康になるためにといろいろな健康法を熱心にして、ジョギングなども一生懸命しているのに、急に亡くなったという話を聞きます。自分のがんばりではなく、自然体で力をぬいてラクになることです。即効性を期待すれば、かえって細胞を硬化させてつまってしまいます。

心の明るさや豊かさが大切だということを、自然の力は教えてくれます。また、心と神経は結びついていて、心のごとく働くことも悟ることができます。不自然な食生活を続けて長年かかってつくり上げた病気が、10日や20日で治ると考えるほうが間違いです。1年がかりでつくった病気は、2年がかりで治すくらいの気持ちが大切です。

最近は、病院や治療所めぐりのベテランが増えています。ちょっと医者にかかってだめ。次に、漢方薬を飲んでだめ。またちょっと病院に通っはりてやはりだめ。民間薬、鍼、灸をやって続かない。

またはじめの医者のところに顔を出す。こうしてめぐりめぐった後にやって来る、という方が多いのです。病気を治すには、8割は心のもちかたです。人に頼るのではなく、毎日の生活の積み重ねが真の健康をつくり上げることをまず肝に銘じて出発すると、目標は必ず達成されます。

現代医療を非常識な視点で見る
https://complete-guide.net/memo/health/14/

頭で考えるのではなく体で感じる

栄養学も自然科学ですから、まさに、自然からのいただきものです。物質を分析した形だけを見るものではありません。そこにお天道さまがある。分析によって知った今までわからなかった知識をもっと深く掘り下げたとき、そこにいのちがあるのです。

魚の骨でも骨せんべいにしてパリパリに油で揚げて食べる知恵は、お天道さまに申しわけない心が根となってあるからです。捨ててしまうコマツナの根も、コンプや煮干しのだしがらもありがとうの心で、おいしく手品みたいに形をかえて食卓に踊り出る。これはけちで捨てないのではありません。「いのちにありがとう」の心がさせるのです。

このお天道さま思想は、端的で明快。さわやかな感触の鋭い民族の根を養いました。

ところが、今は挨拶にしても、おはようございます、いただきます、ご馳走さま、おやすみなさいと言葉にするだけで、肝心なことを伝えようとしないのです。何のためにするのかという、その根底となる心を教えない。よそへ行ったときに恥をかくから、親が笑われるから、世間体が悪いから、お里が知れるからと言って、肝心なことを伝えようとしない。心を伝えないから、スーツと入らなくて子どもも納得できないのです。

これでは、表面を気にして人のことが気になる人間になってしまう。立派になれと言っても縮んでしまいます。この頃、自然農法、有機農法が大事というと、箱だけそれらしくつくって、農薬をどっさり使っても有機農法無農薬で送り出したりします。

また、2001年9月10日に千葉県でBSEの疑いがある牛が発見されたと農林水産省が発表し、大騒ぎになった狂牛病問題では、うそつき食品が次々と現れました。心がないと、本当のことをしないのです。食べものも、栄養学で言う知識を覚えただけでやめないで、体に入ってどうなるのかを考えることです。

細胞と神経は心で働くのです。食物は、そのいのちを人間に与え、姿をかくして人間のいのちとなるのです。そしてかすとなって出てくる。それを浄化してくれるトイレにもありがとう。その「いのちにありがとう」を忘れると、理屈だけ言って、何で私だけトイレ掃除云々と不平不満の生活となってしまうのです。すべてのことはつながっているのです。そのつながりにまで想像をめぐらすことが大切なのです。

日本の「お天道さま」思想とは

「日本人はお天道さまという考えかたをします。例えば「食べものを捨てたらお天道さまに申しわけない」と言います。そのお天道さまって何でしょうか?」

「太陽と思っている人」と「太陽でなないと思っている人」が半数ずついるようです。

人の顔を見て、みんなはどうかなとみんなに合わせる。みんなで渡れば恐くない式で周囲を見るのです。今はみんな便利で簡単でラクなほうが良い。損したくない。お金が大事で心をどこかに忘れてきてしまうのです。

これまで、日本の教育の根底はお天道さま教育でした。

お天道さまとは天道と書きます。例えば、昔の人は、お魚を食べるとき、このお魚もお天道さまのおかげと言って骨までしゃぶって、お茶につけて飲みました。無駄にしたらお天道さまに申しわけないという考え方です。

そうです。あの見える太陽の背後にあるもの、あの雲をつくり出しているその背後にある見えない偉大な力。つまり、人間の力のおよばない自然の力をお天道さまと言ったのです。

天とはあの青い空ではありません。あの空の背後にある力そのものです。天に恥じない心を大切にし、天に申しわけないと言ったのです。天とはそれです。

今は天と言えばあの青い空。地と言えば窒素、リン酸、カリウムの物質の土。土はいのちですがそれが見えないから、ああわかったわかったと、味もそっけもないのです。

こんな経験はありませんか?親に叱られた記憶です。友達が、お菓子をもっていて私に半分くれると言ったので、喜んで二人で木の根っ子に座って食べました。しかし、それはその子が親の財布から盗んだお金で買ったお菓子でした。それがばれて親に叱られた友達は、理由を聞かれたときに、私が食べたいと言ったからと答えたのです。

母は、私を叱りました。私が「もらったのだ」と言っても信じてくれなかったのです。一生懸命違うと言い張ると、「うそまで言うのか」と叱られ、子ども心にももうそれ以上説明のしようもなく、悲しくて泣きながら外に出て、じっと天を仰いで空を見ました。

そして「お天道さま、わかってるよね」と、涙をボロボロ流しました。「そうだ! お天道さまが見てる。わかってる。もういいや」と、心で受けとめて納得し、泣くのをやめました。また、何かのときに「うそを言う」と叱られたとき、「お母さんはいつもお天道さまが見てる、知ってるって言ったでしょう。

お母さんがわからなくてもいい、お天道さまが知ってるもの! 」とすごい勢いで言ったら、母がびっくりして「わかった」と言いました。これがお天道さま教育であり、よく言う「おかげさま」の心です。

今の学校教育でも、家庭教育でもこのお天道さま思想が失われ、「人間をこえた大きな力があるんだ」ということを子どもに教えない。そこに教育の限界があると私は思います。この大きな力を知るとき、枠も垣根もなく、広く深く生きられるようになるのです。それを先祖達は端的に伝え残してくれました。これは日本にしかない大変な遺産です。

生かされているという感覚

健康になりたい、幸せになりたいと、願うのは誰も一緒です「ではその幸せ健康は根ですか? それとも出てきた枝葉ですか? 」とたずねると、誰もが「根です」と答えます。

大事なのは根っこ、根っこが育たなければ葉や花は育たない

しかし、これは根ではなく葉なのです。健康や幸せや自由や平和といった、人間が願うことがらは見えないいのちです。根から実って現象として出てきているのですから、枝葉です。この当たり前のことなのに多くの人はびっくりしています。

健康も幸せも不幸も病気も、枝に実った実なのです。この辺からすでに考えかたが違って、健康という願いばかり追いかけて根を枯らすから、不健康の実りばかり出てきてしまうのです。

体の健康ばかり追いかけても、毎日の生活が健康的でなければ実現しません。その生活とは先にもふれましたが、衣、食、住、人間関係です。

ですから願いばかり先行しても、健康体に導く生活ができていなければ、願いとは裏腹な心のようにしか出てこないのです。生活を健康にしようと思うなら、心を健康にしなくては難しいのです。

心の健康とは、どう生きるか、どう考えるかです。それによって行動が違ってくるのです。食についても、いのちの尊さがわからなければ一時しのぎの三日坊主で終わります。朝の目覚めもおはようの挨拶も、この、いのちへの感謝の心があるかないか、生きてるのか、生かされているのかでまるで違ってくるのです。

何度もくり返しますが、心臓も肺も自分が動かしてはいないのです。これは自然の働きです。太陽を照らし雨を降らせ、土をうるおす、いのちあふれる自然の恵みをありがたくいただくのか、頭だけ、理屈だけで食べるのか。それが「いただきます。ご馳走さま」に表現されます。

日々の挨拶は生活の基礎、心の基礎、人間関係にまでつながります。住居にしても畳は酸素を出し、木や紙は生きて呼吸して、湿気の多い日本の風土に合うのは木造建築です。しかし、国土が狭いので今は鉄筋が多くなっています。そのため換気に気をつけ、自然をとりいれる工夫をするのも大切なことです。そんな日々の生活の健康が基礎となって、心を養います。それによって幸せも健康も育ち、運命の健康へと運ばれてゆくのです。

大事なのは根っこ、根っこが育たなければ葉や花は育たない

部分的に論じたものに減塩があります。塩が良くないから塩をへらせとなれば、やたらと塩をへらして、体のバランスをくずし、だるくて動けなくなった人もいます。

もちろん摂りすぎはNGです。健康を害してしまうのは言うまでもありません。
胃壁をむき出しにしてしまう(塩)

こんな話もあります。塩をへらして梅干しが腐ってしまっと言うのです。そのため、焼酎を入れたり、防腐剤を入れた梅干しや漬物も登場する始末です。これでは本末転倒です。今までおいしくできていたのになぜそれを続けなかったのか。そこに心のひずみ、生きる姿勢のずれがあり、ここにこそ気づくべきなのです。

食べものは生きものです。科学がどんなに進歩しても、理論でいくらおしまくっても、真理に反するものは必ずそのように表現して教えてくれます。その出てきたものを見て植え直さない限り、正されません。病気、不幸、災難も同じ。すべて、根の間違いを知らせてくれているのです。

体の健康を願い、運命の健康を望む。幸せに生きたといっても、この日々の生活が健康でなければ、足もとからしっかり根づくはずがありません。

枝葉がよく繁った大木を見れば、根の深さがわかります。根は土の中にあって見えなくても、根のごとく枝葉は繁るので、枝葉の具合を見れば、根はどれだけかがわかります。枝葉が育って早く実がなることを望んでも、根が育たないと枝葉は枯れます。

根は心(生きかた、考えかたの精神世界)、幹は自律神経で、枝葉は体を構成している内臓の多くの器官です。根と幹(心と自律神経) はつながっていますから、心のごとく神経は働き、60兆の細胞を動かして体に伝えます。細胞の1つ1つは神経そのものの働きです。

明るい心で喜んでいるとき、心のごとく細胞はいきいきと働き、血液もよどみなく流れ、毒素も公害も流すくらいのエネルギーを与えられます。

逆に、暗く狭くとらわれた心は神経を疲労させ、働きをにぶらせるので、細胞も心のごとく閉ざされて自由に働きません。それで内臓の働きも弱まり、毒素や疲労素も残されてしまい、不健康と縁ができてしまうのです。

脳のしくみを見ても、神経と心はすべてつながっていますから、体も精神も生活もすべて生きかた、考えかたの心の姿が根のごとく枝葉に出てきます。

その神経は、人間が動かしているのではありません。心臓、肺、胃腸の働きは自分で動かしているのではなく、自然の働きです。この働きがスムーズなら、神経は宇宙につながるので体も健康です。病気や不幸や災難にみまわれるのは、不自然さやトラブルの根があるからです。その出てきた枝葉から、もとになった根を探せばいいのです。

食物の摂取のしかたひとつにしても、心が育たないと、便利で簡単で合理的なインスタント的な加工食をとりこみ、その蓄積が不健康を生むことになってしまうのです。刑務所の栄養士の話です。ここは安い食費ですから、麦が4割も入る真っ黒いご飯です。ヒジキなどの海草、ゴマ、根菜類や大豆をよく使い、呉汁などもよく献立に加えるそうです。

これらは健脳食(脳を健康にする食事)です。心の開発を考えて、すべて手づくりなのです。そうした食事を続けると、考えかたも落ち着いてきて、心がかわり、いきいきと働き出すと言います。食べものと心のつながりを本当に考えさせられると言っていました。

食事が心も休も狂わせている