入浴で芯からじっくり温める方法(半身浴)

Pocket

体の芯までじっくり温めるには熱いお湯よりぬるめのお湯にゆっくりとつかることです。特に下半身、足のほうはしっかり湯船に入れるようにします。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かると、じわじわと汗がでてきて気持ちいいです。

熱いお湯は体を温めず逆にストレス

半身浴

半身浴

体を温める入浴法というのは、ねるめのお湯にじっくり入ることです。お湯は肩までつからずに、みぞおちくらいまでが最適です。

いわゆる「半身浴」です。熱いお湯そのものは、温まるようにイメージしますが、実は皮膚を強く刺激してしまい、体にはストレスになります。熱いお湯であるほど長くつかっていることはできません。

お湯で温められるのは、皮膚の表面だけで体の芯はすぐに冷え切ってしまうのです。お風呂から出てすぐに足先が冷えてしまうような冷え症体質の人はとくに熱いお風呂でなくぬるいお湯に40分以上つかることで体の芯まで温まります。

入浴には、温熱作用、水圧作用、浮力の作用、リラックス効果と主に4つの効果があり水やお湯に浸かって病気を癒す物理療法は、ヒポクラテスの時代から行われてきた歴史ある治療法でもあるのです。

ぬるま湯で汗がでるまでつかる

お湯につかるのは、みぞおちまでというのは、胸までつかってしまうと心臓の心拍数があがり、体に負担がかかるためです。

水とお湯に交互につかる「温冷浴」は血液循環を活発にし皮膚をほどよく刺激します。一般の家庭では難しいので風呂上がりに足元に水をかけるだけでも湯冷めしにくくなります。

部分浴は、おへその下だけ入浴する下半身浴や足浴、手浴でいずれもこれらの部位の血流を活発にし、冷えのもとである足や手に滞った静脈血の環流を促す効果があります。

分散浴は10~15分お湯に入り、2~3分お湯から出てまあ入るということを繰り返す入浴法です。同じ温度のお湯に続けて入る通常の入浴より、分散浴のほうが体が温まって入浴後に湯冷めしません。
入浴時間を利用すれば、温める効果だけでなくアレルギーの原因になる体内の過剰な水分や不快な症状を起き起こす老廃物を排出することができます。こうした老廃物が体の冷えを悪化させているタイプの人も多いのです。

普段の仕事が事務職などでPC作業が多かったり細かい文字を読む仕事が多い人はこうした半身浴でかなり改善することができます。

シャワーによる洗浄は、表面の汚れだけは落ちますが、体内の過剰な水分、老廃物、疲労物質などの汚れをとることはできません。ゆっくりと湯船につかることが大切です。

また、お湯につかりリラックスすると自律神経も安定しよく眠れるようになります。冷えを改善する以外にさまざまな効果・効能があります。体が温まると寝付きが悪い人でもすーっと眠ることができるようになります。

夏のエアコンで冷えた体は半身浴の応用「ぬる風呂」リセットできる

日中、学校やオフィスで冷房で冷えた体を温めるには、しつかりお風呂につかるのがベストです。

とはいえ、夏は暑いからとついシャワーだけですませてしまいがち。でも、1日の終わりに、体に入り込んだ冷えをしっかりリセットしないと、夏冷えはますます進んでしまいます。
そこでおすすめしたいのが「ぬる風呂」。

体温より少しだけ温かいお湯で、約10分腰湯をする入浴法です。これなら暑い日でも無理なく快適に入浴できるはず。かなりぬるく感じるかもしれませんが、きちんと体から冷えを追い出してくれます。

また、腰湯なのでためるお湯の量が少なくてすみ、準備がすぐできるのもうれしいところ。さらに、きちんと体を温めても、汗だらだらにならない上手なお風呂の上がり方です。

炭酸入り入浴剤

炭酸入り入浴剤

夕方、冷えを強く感じる人は炭酸の入浴剤を使うとよい

冷えを強く感じている人や夏パテぎみの人は、ぬる風呂に、市販の炭酸入り入浴剤を入れるのがいいでしょう。

炭酸入浴剤をお湯に溶かすと発生する炭酸ガスは、皮膚から血管へ入っていきます。血管の中で炭酸ガスが増えると、炭酸ガスを排出しようと血管が拡張するため、血流がアップして体がより温まります。

炭酸入浴剤入りとさら湯を比べると、温め効果とその持続力ともに炭酸入浴剤入りのほうが上回るという実験データも。つまり夏でも快適に入りやすいぬる風呂の温め効果をより高くできるというわけです。

ゆずの香りがする発泡入浴剤などを活用すればリラックス効果も高まり冷え性解消にひとやくかってくれるでしょう。

冷え性体質の人が気合いを入れて半身浴をすると逆にのぼせて調子が悪くなるケースがあります。「ぬる風呂」が体に合う人が多いのも特徴なので、もしのぼせてしまうようなら「ぬる風呂」にしましょう。

シャワーの日の注意点

シャワーの日の注意点

シャワーですませたい日もある

翌日、仕事が早かったり、疲れて帰宅してお風呂に入る気にならない日はシャワーになりますが、注意点があります。それは体の部位の中でもうなじ、おなか、足首は特に冷えが入り混みやすいところと言われています。

お風呂につからない日もシャワーで3カ所を丁寧に丁寧にあてて温めます。最初に温めてから体や髪の毛を洗うようにするのがポイントです。

冷え改善以外にも効果のある半身浴

半身浴の医学的効能、効果はこちらの「半身浴は血管の詰まりに効果大」にあります。詳細に紹介されています。
熱すぎるお湯は血栓を生成しやすく健康を害する可能性があります。

  • 熱い湯は血栓の原因となる血小板の働きを活性化させる
  • 熱い蕩は血栓の溶解能(溶かす能力) を低下させる
  • 熱い湯は血液の粘度を上げる
  • 熱い湯は交感神経を刺激して血圧を上げる

の血栓の生成を促す4つの危険因子が半身浴により防ぐことができます。

半身浴にはメリットが多数ありますがデメリットはありません。半身浴のデメリットを強いてあげれば時間を要することです。

忙しいビジネスパーソン、主婦、学生さんなんとか時間を確保して半身浴を行っていただきたいと思います。
半身浴よりさらに効果の高い塩入り半身浴については塩入り半身浴の口コミ、使用感、効能・効果一覧で紹介されています。

入浴で芯からじっくり温める方法(半身浴)」への39件のフィードバック

  1. ピンバック: シャワーでなく入浴で体を温める | 腸をきれいにして便秘解消

  2. ピンバック: ダイエット効果を高める方法はありますか | αリポ酸ダイエット

  3. ピンバック: 汗をたっぷりかいて毒素をしっかり排出 | デトックスで代謝アップ

  4. ピンバック: 化学物質忌避コロニー | 知っておきたい危ない化学物質

  5. ピンバック: お風呂の入り方をひと工夫 | 減塩食にチャレンジ - 高血圧を改善する方法

  6. ピンバック: 快眠のためにお風呂&入浴時間をリラックスタイムに | 爽やかな朝と心地よい夜(快眠のために)

  7. ピンバック: ストレスがひどい | アロマテラピーの効能・効果

  8. ピンバック: 副交感神経を優位にするバスタイムにおすすめのグッズ | 安眠グッズで快眠

  9. ピンバック: 緊張型痛、頭部神経痛には温めて痛みを和らげる温熱療法 | 健康メモ

  10. ピンバック: 「アレルギー(鼻炎・ぜんそく)」鼻炎の鼻水やぜんそくのたんは余分な水分を排出する体の防御反応 | 自分の免疫力で治す

  11. ピンバック: 脳のストレスは腸にも影響する | 腸をごきげんに

  12. ピンバック: 腸もみマッサージと半身浴でリラックス | 腸をごきげんに

  13. ピンバック: 睡眠不足時に必要なビタミン | ビタミンQ&A

  14. ピンバック: 心地よい目覚めには快適な睡眠が欠かせない | 苦手な朝を克服

  15. ピンバック: 就寝2時間前に入浴する | 睡眠ホルモン「メラトニン」

  16. ピンバック: 半身浴は血管の詰まりに効果大 | 血管はもっと若返る

  17. ピンバック: 入浴時にバスソルトと精油を混ぜる | アロマテラピーの効能・効果

  18. ピンバック: お風呂の温度は41度が適温 | 体温を上げる

  19. ピンバック: ストレスの救世主「α波(アルファ波)」 | Sleep Power

  20. ピンバック: 寝る前にゆっくりぬるめのお風呂に入る | Sleep Power

  21. ピンバック: 近頃、めっきり脂っこいものが欲しくなくなった | Health Check

  22. ピンバック: 眠れない | アロマテラピーの効能・効果

  23. ピンバック: 42度以上のお風呂は心臓に負担がかかる、最適の油温は38~40度 | 心臓病の基礎知識

  24. ピンバック: 血圧が高いのは熱い風呂好きが多い[本当] | lie&true(本当、嘘)

  25. ピンバック: 大学の研究で判明した夕食1時間後に塩入り半身浴をすると寝付きがよくなり快眠 | 毎日ぐっすり眠るためのノウハウ

  26. ピンバック: シャワーでなく入浴で体を温める | 腸をきれいにして便秘解消

  27. ピンバック: 睡眠不足時に必要なビタミン | ビタミン Q & A

  28. ピンバック: 化学物質忌避コロニー | 知っておきたい危ない化学物質

  29. ピンバック: ダイエット効果を高める方法はありますか | αリポ酸 ダイエット

  30. ピンバック: 血圧が高いのは熱い風呂好きが多い[本当] | lie&true(本当、嘘)

  31. ピンバック: タイプ別冷え性タイプ | 健康メモ

  32. ピンバック: ストレスの救世主「α波(アルファ波)」 | Sleep Power

  33. ピンバック: セロトニンを増やすための日常動作のコツ | 現代人のストレス

  34. ピンバック: 眠れない | アロマテラピーの効能・効果

  35. ピンバック: やってはいけない朝の習慣、夜の習慣がある ギョギングをやるなら夜に | 中性脂肪を下げるための知識と習慣

  36. ピンバック: 「不眠症」寝付きが悪い、途中で目が覚めるなどは体の冷えが原因 | 自分の免疫力で治す

  37. ピンバック: 全身性の疲労をとる入浴方法 | コンタクトレンズトラブルを防ぐ疲れ目の改善

  38. ピンバック: 血圧 風呂 お風呂の入り方をひと工夫する | 減塩食にチャレンジ – 高血圧を改善する方法

  39. ピンバック: 免疫力 体温 プラス4度の入浴で免疫力アップできる | パワー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください