賢い乳酸菌生活

賢い腸に育てるには腸内環境を良好に!善玉菌を増やす

腸と病気との深い関係性について

消化、免疫防御~解毒まで、腸の役割は幅広い

投稿日:

腸は多機能

腸という器官がきわめて優れている理由の1つは、その働きが多岐にわたることです。「消化」「免疫」「解毒」という役割すべてを、腸は一手に引き受けています。
ここではこれらの役割について、簡単に説明しでいきます。

腸の役割その1 「消化」

腸の役割としてよく知られているのは、消化です。胃とともに食物を分解し、吸収する機能です。
口から入ってきた食べ物は消化吸収さすいえきれ、だいたい24時間後に排泄されることになります。
胃では、膵液によるでんぷんの消化を行ない、ここで多くの病原菌が胃酸によって殺され、腸に運ばれます。

小腸は4~7メートルの長さがあり、十二指腸で分泌される唾液、胆汁、腸液によっで消化が進み、胃液の強い酸性が中和されることになります。栄養素のほとんどは腸で吸収されているので、腸が機能しないと、人は生きていくことができません。

腸の役割その2「免疫」

免疫防御は、外から侵入してくる有害な物質を追い出す機能です。食べ物は人間にとっては異物なので、それを体内に入れてよいかどうかを判断するのが腸の役割です。

病原菌などの有害物質から体を守るために、腸には強い免疫系が必要になるのです。小腸には「パイエル板」などの免疫組織があり、この腸特有の免疫組織を活性化しているのが、1000種類以上、1000兆個以上も棲息している腸内細菌なのです。

腸の免疫細胞が免疫防御の機能をしっかり果たしている限り、病気になることはありません。「自然治癒力」の強弱が最近よく問われますが、腸が免疫防御の機能を果たしていれば、自然治癒力は高く保てるということなのです。

腸の役割その3「解毒」

免疫防御は、広い意味では解毒ということもできます。解毒の機能を果たす器官としで知られているのは肝臓ですが、肝臓の仕事を軽減させているのが腸なのです。

外から入ってくる有害物質は、まず腸が免疫防御機能でブロックし、ブロックしきれなかったものだけが肝臓に送られて、そこで解毒されます。

つまり、腸が正常に免疫防御の機能を果たさないと、肝臓にたくさんの有毒物質が送られてしまいます。その結果、肝臓には多大な負担がかかり、最悪の場合は肝臓の機能不全に至ります。

肝臓の病気は心臓や呼吸器の病気を誘発するので、腸が免疫防御・解毒の役割を果たすことがこれらの病気を未然に防いでいるといってもいいと思います。

腸の働きといえば、「消化」だけがクローズアップされてきました。しかしこのように、腸は私たちの健康のカギを握る、たくさんの重要な役割があるのです。

-腸と病気との深い関係性について

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

幸福感も腸内環境が影響する

幸せをたくさん感じるためにも腸内環境を整えることが大切

穏やかになった豚 中国科学院の金峰教授が、豚に乳酸菌を飲ませる研究をしています。豚舎の豚はそれまで、人間が近づくと逃げようとして大騒ぎになったそうですが、乳酸菌を飲ませた豚たちはとてもおだやかになりま …

食中毒

腸内環境を整えておけば食中毒予防にもなる

腸内細菌が食中毒の菌をやっつける 食中毒の予防法といえば、手洗いやうがい、塩素や熱による殺菌などが一般的ですが、腸内細菌を増やすこともそれらと並んで、あるいはそれ以上に有効な方法です。 手洗いやうがい …

老化現象は腸からはじまる

老化の指標 私たちの体は60兆個もの細胞によって構成されています。これらの細胞は分裂する際に、静止状態から分裂を準備する時期(GI期)を経て、遺伝子を2つに分ける時期(M期)を待って、自分の体を分断す …

風邪を引く人と引かない人

同じ風邪でもすぐ治る人と治らない人

風邪をひきにくい体 季節の変わり目や少し無理をしたときなどに風邪を引いてしまう、という人も多いのではないでしょうか。温度差が激しくなり、着る服を選びにくいのは仕方のないことですが、それはだれしもにいえ …

便は便り

大便はあなたの便り

大便が教えてくれること 私は大便にも「特上」「上」「並」「それ以下」という分類があると思っています。まず「特上」というのは特上の大きさ(100~300グラム) はもちろんのこと、艶のある黄土色でバナナ …