食物繊維

世界で最も自給率の低い国の食習慣

自殺者の増加と腸内環境の悪化は密接に関係している

メキシコ人は野菜好き?

日本における自殺者の数は、最近の5年間で約16万人にものぼります。この数は先進国のなかでもかなり多いほうです。
では、日本でこんなに自殺する人が多くなってしまったのはなぜでしょうか。

昨今の不景気が関係していると思うかもしれませんが、それは大きな原因ではないようです。なぜなら、もっと経済状況が悪い国は、世界にたくさんありますし、それらの国が必ずしも自殺大国かというとそうではないからです。

それに、ほかの先進国で経済状況の悪化にともなって自殺者が増えたという記録はありません。ほかの理由を探していくうちに、私は自殺者の増加と腸内環境の悪化は密接に関係してるのではないか、と考えるようになりました。

その裏付けは、自殺率が世界でもっとも低い国であるメキシコにあります。メキシコは経済的にはあまり豊かとはいえない国ですが、自殺者の率は日本のおよそ6分の1です。この数値だけを見ても、日本の自殺者の増加が長引く不況だけでは説明がつかないということはおわかりいただけると思います。

注目してほしいのは、メキシコ人の食物繊維の摂取量です。ある調査でメキシコ人は世界一多く食物繊維を摂っているということがわかりました。ちなみに、メキシコ人が摂取する量は、日本の約3倍でした。

土地土地に合った健康メニュー

繰り返しお話ししでいるように、食物繊維は腸内細菌の餌です。腸内細菌は食物繊維が多く送られてくることで増加し、さまざまな役割を活発に果たしてくれるようになります。

もちろん便通はスムーズになりますし、免疫力が上がって病気になりにくくなります。また、腸内環境がよくなると、心の病にもかかりにくくなるので、自殺のリスクが減ることにつながります。

付け加えになりますが、メキシコ人が好んで食べるサルサソースにも、健康の秘訣が隠されています。ソースの主な材料であるトマトには、抗酸化力が非常に強いリコピンというフィトケミカルが含まれています。サルサソースに欠かせない唐辛子にはカブサイシンというフィトケミカルが含まれていて、こちらは体液の循環をよくする性質があります。

たとえば、日本人の食生活と密接に結びついている大豆には、イソフラボンという成分が含まれていますが、この成分は腸内細菌の働きによって「エクオール」という強い抗ガン作用のある物質に変えられます。

これ以外にも大豆には植物性タンパク質、食物繊維、ビタミンE、カルシウム、マグネシウムなど豊富な栄養素が含まれています。日本の和食のように、その国々、土地土地で伝統的に食べられている食べ物には長い間受け継がれるだけの理由があるというわけです。

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