腸にもとってもベリーグッドの 「 ベリー 」 とは言っても ベリー はかなりたくさんの種類があります。 いちご をはじめ、 ラズベリー や ブラックベリー などの木苺類、それに レッドカラント や カシス などのフサスグリ のほか、 グースベリー や グミ ブルーベリー と多種多様です。
ベリー類全体に共通しているのが、食物繊維が豊富で、果物の中では低糖質・低カロリーであるということ。「 果物 果糖が多い 悪」と考える人も多いのですが、抗酸化力の強い「ポリフェノール類」も豊富なため、積極的に食べたい食材です。
ベリー類の色は、赤~紫系の色が特徴ですが、この色素は抗酸化など様々な働きがあるとされるポリフェノールの一種、アントシアニンによるものです。
このアントシアニンは疲れ目やかすみ目に効果があるとされ、パソコンやスマホなどモバイル機器の使用で目が疲れやすい環境にある近年、眼科の分野でも注目されています。
また、アントシアニンは強い抗酸化作用があり、 ビタミンC や ビタミンE とは体内で作用する場所が異なるため、一緒に摂るとより効果的です。
ベリー類に豊富な エラグ酸 が効く
イチゴ や ラズベリー ブルーベリー などの ベリー類 には、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸が豊富に含まれています。
さわやかな酸味はこの有機酸によるものです。 ベリー類 に含まれている エラグ酸 には、すぐれた抗酸化作用があり、大腸ガンをはじめとする発ガン物質の働きを抑制することがわかっています。
エラグ酸(エラグさん、英: ellagic acid)は、野菜や果物を含む植物で見つかっている天然フェノール系の抗酸化物質です。 エラグ酸が抗癌性と抗酸化性を有しているのではないかとの観点から研究が行われてきました。また美白作用の研究もあります。
一般的にベリー類と呼ばれるものは色々あり、植物学的には全く別のカテゴリーの果実だったりします。おそらく、食用として見た目や食べ方が似ている小さな果実としての総称なのでしょう。そのため、どこからどこまでがベリー類と呼べるのかあいまいだったりします。
ここでは、ほぼ誰が見てもベリー類と言えそうなものだけでなく、それに準ずるものも含めています。大きく分けると下記のグループがあります。
●ユキノシタ科
レッドカラントやブラックカラント、ホワイトカラントなどのフサスグリ類と、グースベリーなどのスグリ類。
●バラ科
一般的なイチゴや、ブラックベリー 、ラズベリーなどの木苺類の他、ジューンベリーなど。
●ツツジ科
ブルーベリー 、クロマメノキ(浅間べりー)など。
●コケモモ科
クランベリーとも呼ばれるコケモモ。
●その他
グミ科のグミやナス科のガーデンハックルベリー、マルベリーやミュールとも呼ばれる桑の実はクワ科の果実です。
ベリー類は、食物繊維が多い点でも腸が喜ぶフルーツといえます。 ポリフェノール や ビタミンC もたっぷりと含まれているので、活性酸素の働きを抑制し様々な生活習慣のリスクを回避するのにも役立ちます。
目の疲れやトラブルにアサイーベリーなどの アントシアニン が効くと最近は評判です。これまでは、目に効くフルーツといえば 「 ブルーベリー 」 でしたが最近はブルーベリーよりもアントシアニンが豊富な アサイーベリー が注目されています。自分に合ったものを選べばいいでしょう。