日別アーカイブ: 2017年5月5日

加熱調理の際にはオリーブオイルを使う

皆さんは、普段の食事でオリーブオイルを摂っているでしょうか?
健康志向が高まり、日本人にもオリーブオイルのすばらしさがだいぶ浸透していると思います。

加熱調理に最も適している油はオリーブ油です。高価なので多量に油を必要とする揚げものには使えませんが、妙めものなど少量ですむ調理にはこれを是非使うといいでしょう。

オリーブ油が加熱調理によいのはすべての油のなかで単不飽和脂肪を最も高率にふくんでいるからです。他の植物油が多くふくんでいる多不飽和脂肪に比べると単不飽和脂肪は熱に対して安定しており、酸化もしにくいのが特徴です。
だから酸化した脂肪をあまりとりこまなくてすむのです。

それにオリーブ油は、ギリシャやスペインで何世紀にもわたって多量に消費されてきていて、この2つの国では癌や循環系の障害が少ないことが確認されています。
ギリシャ・ローマ時代からの天然便秘薬「オリーブオイル」

つまりオリーブ油にはあまり害のないことが証明されているわけです。脂肪を構成している脂肪酸は、炭素と水素の原子が手を結び合って長くつながった構造をしているのですが、そのなかで炭素原子同士が4本の手のうちの2本の手を互いに出し合って二重に結び合っているものがあります。2本の手のうち一本は水素原子をつかんでもよいのですが、つかまずに炭素同士でつかみあっているのです。

そういう個所が1ヶ所あるものを単不飽和脂肪酸といい、2ヶ所以上あるものを多不飽和脂肪酸といっています。

そして、そういう個所がまったくないものが動物性食品に多くふくまれている飽和脂肪酸です。バター、ラード、牛脂などは飽和脂肪酸を高率にふくんでいて、加熱に対してはこれが最も安定しているのですが、飽和脂肪のとりすぎは有害で、健康上の大きなマイナスになります。

飽和脂肪酸と単不飽和虚肪酸はただカロリーをもたらすだけで必須栄養素ではないのに対して、多不飽和脂肪酸は必須栄養素です。だから適量を食事でとる必要があります。

多不飽和脂肪酸は、加熱に対しては最も安定を欠いているし、すぐに酸化してやはり有害な過酸化脂質を生み出します。酸化したものをとるのは望ましくないので、できるだけ加熱調理には使いたくないということになります。

そこで加熱調理に最も適した油は、単不飽和脂肪酸を最も高率にふくんだオリーブ油ということになります。オリーブ油についで単不飽和脂肪を高率にふくんでいるのは菜種油です。

アメリカでは西洋種の菜種からとった油をキャノーラ・オイルと呼んでいるのですが、オリーブ油よりも安いところが利点です。

では必須栄養素として、サラダなどに加熱しないで使う油は何がいいのでしょうか?推奨されているのは亜麻仁油とシソ油です。多不飽和脂肪酸は3番目の炭素原子の個所で最初の二重結合のあるものをオメガ3と呼び、6番目の炭素原子の個所で最初の二重結合があるものをオメガ6と呼んで二大別されています(単不飽和脂肪酸はオメガ9)。

魚に多くふくまれているEPAはオメガ3で、植物油に多いリノール酸はオメガ6 ですが、このオメガ3とオメガ6 の比率が健康上の重要なポイントだということがわかってきました。

オメガ6 よりもオメガ3 を多くとることが望ましいのですが、亜麻仁油とシソ油はオメガ3 を最も高率にふくんだ植物油なのです。
油を味方にする、現代人はオメガ9 系を積極的に摂ることで効率よく健康的に痩せる オメガ3、6、9について