ごぼうは皮ごと 食べた方が腸内環境を整えるにはおすすめです。ごぼうは皮をむいて使うことが多い野菜ですが、きれいに洗えば皮ごと調理することもできます。ごぼうには食物繊維が含まれており、毎日の食生活で不足しがちな食物繊維を補う食品の一つです。
この記事では、ごぼうを皮ごと使う場合の栄養や下処理のポイントについて紹介します。アレルギーや特定の病気を食べ物だけで治すことを目的とするのではなく、日々の食生活の一つとして、ごぼうをどのように取り入れるかを考えていきます。
ごぼうは皮ごと食べられる?
ごぼうは、表面をきれいに洗えば皮を厚くむかずに調理することができます。
ごぼうの表面には香りや風味のもとになる成分も含まれているため、包丁やピーラーで皮を厚くむかず、たわしなどで泥を落として調理する方法があります。
一方で、土や汚れが残っている場合は十分に洗うことが大切です。傷んでいる部分や気になる部分は取り除き、食べやすい大きさに切って使用します。
ごぼうの皮に含まれる栄養成分
ごぼうには、食物繊維をはじめとするさまざまな栄養成分が含まれています。
ポリフェノール
ごぼうにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸などが含まれています。ポリフェノールは植物に含まれる成分の一つで、ごぼうの切り口が変色することにも関係しています。
ごぼうの皮やその周辺にもこうした成分が含まれているため、皮を厚くむかずに調理することで、ごぼう本来の風味を生かすことができます。
食物繊維
ごぼうは食物繊維を含む野菜です。食物繊維には、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維があります。
ごぼうにも両方の食物繊維が含まれており、普段の食事から食物繊維を摂るための食品の一つとして利用できます。
食物繊維は、野菜、果物、豆類、穀類などさまざまな食品から摂取できます。ごぼうだけに偏るのではなく、いろいろな食品を組み合わせて摂ることが大切です。
イヌリンとは
ごぼうにはイヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維も含まれています。イヌリンは、キクイモやチコリなどにも含まれる成分です。
イヌリンなどの食物繊維は、腸内細菌によって利用されるものもあり、腸内環境を考えるうえでも注目されています。
ただし、ごぼうやイヌリンを食べることで特定の病気を予防したり治療したりできると断定することはできません。健康管理では、特定の食品だけに期待するのではなく、普段の食生活全体を考えることが大切です。
ごぼうを皮ごと使うときの下処理
ごぼうを皮ごと使う場合は、表面についた泥や汚れをしっかり落とします。
- ごぼうを流水でよく洗います。
- たわしなどを使って表面の泥を落とします。
- 傷んでいる部分や汚れが取れにくい部分を取り除きます。
- 料理に合わせて斜め切り、ささがき、細切りなどにします。
ごぼうの表面を削りすぎると、皮の近くにある風味や成分も一緒に取り除くことになります。そのため、皮を完全にむくのではなく、表面をきれいに洗って調理する方法もあります。
ごぼうを水にさらすときのポイント
ごぼうは切ったあとに変色しやすいため、料理によっては水にさらしてアクを抜くことがあります。
ただし、水に長時間さらすと、水に溶けやすい成分が流出する可能性があります。料理の見た目や風味を考えながら、必要以上に長時間さらさないことも一つのポイントです。
ごぼうの風味を生かしたい料理では、さっと水にさらす程度にするなど、料理に合わせて下処理を調整するとよいでしょう。
ごぼうを毎日の食生活に取り入れる方法
ごぼうは、きんぴら、煮物、炊き込みご飯、味噌汁、スープなど、さまざまな料理に利用できます。
特に食物繊維を意識している場合は、ごぼうだけを大量に食べるのではなく、野菜、豆類、海藻、果物、穀類など、異なる食品から食物繊維を摂ることを意識するとよいでしょう。
また、水分の摂取量が少なかったり、食生活が偏っていたりすると、食物繊維を増やすことでかえってお腹が張る場合もあります。自分の食事量や体調に合わせて、無理なく取り入れることが大切です。
ごぼうとアレルギーについて
ごぼうを食べればアレルギーが改善する、あるいはアトピー性皮膚炎、喘息、花粉症などが治るといった医学的な効果を期待することはできません。
アレルギー疾患には、免疫反応、遺伝的な要因、環境など、さまざまな要素が関係しています。腸内環境や食生活との関係についても研究されていますが、特定の野菜を食べることだけでアレルギーを治療できるわけではありません。
食物アレルギーがある場合は、自己判断で特定の食品を積極的に摂取するのではなく、必要に応じて医療機関に相談することが大切です。
ごぼうを食べるときの注意点
ごぼうは一般的な野菜の一つですが、食物繊維を多く含むため、一度に大量に食べるとお腹が張ったり、腹部の不快感につながったりすることがあります。
普段あまり食物繊維を摂っていない場合は、少量から取り入れ、体調をみながら量を調整するとよいでしょう。
また、特定の食品を食べたあとに、じんましん、口や喉の違和感、呼吸の苦しさなど、アレルギーを疑う症状が現れた場合は、その食品を無理に食べ続けないことが重要です。
ごぼうは皮を厚くむかずに食べる方法もある
ごぼうは、表面の泥や汚れをきれいに落とせば、皮を厚くむかずに調理することができます。皮の周辺にはごぼう特有の風味があり、食物繊維や植物由来の成分も含まれています。
ごぼうを食べることだけでアレルギーや便秘などを治すことはできませんが、食物繊維を含む野菜として、普段の食事に取り入れることには意味があります。
ごぼうだけに健康効果を求めるのではなく、野菜、果物、豆類、穀類などさまざまな食品を組み合わせ、バランスのよい食生活を心がけることが大切です。
