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放射線の害 = 活性酸素の害

放射線の害 = 活性酸素の害 についてです。大量に被曝して 1 度に l00 ミリシーベルト以上、余分な活性酸素が生じると、それがさらに遺伝子を破壊し、修復が追いつかなくなります。

実は、放射線の害よりも運動不足や喫煙の方が危険

放射線の害 = 活性酸素の害

放射線の害 = 活性酸素の害

2011 年 ( 平成 23 年 ) 3 月 11 日の大震災による福島第一原子力発電所の事故は、テレビや新聞、雑誌で、さまざまな報道がされました。危険をあおる意味のない意味不明な報道も多数ありましたが、正しい情報もいくつかありました。

こうした放射能汚染の報道を見るにつけ、国内外で放射線に対する無用な恐怖心が広がるのではないかと心配になります。

例えば、低線量の放射線を浴びたせいで、めまいがするとか、疲れやすくなったという人がいますが、それは放射線のせいではありません。気のせいか、放射能を恐れるストレスから生じる現象です。

ましてや、放射性物質で汚染された野菜を食べたから、気持ちが悪くなることはありえません。それも、おそらくストレスのせいと考えてよいのです。最も基本的な疑問に答えてみましょう。なぜ、放射線は危険なのでしょうか。

放射線は体内の水分子と反応し、活性酸素を生み出します。放射線の害の8割以上 は、この活性酸素の害といえます。

そもそも、ふだんの呼吸によって生じる活性酸素によって、人間の遺伝子は傷つけられています。その傷を日々治す機能があるために、私たちの健康は維持されているのです。

ところが大量に被曝して 1 度に l00 ミリシーベルト以上、余分な活性酸素が生じると、それがさらに遺伝子を破壊し、修復が追いつかなくなります。そのため、 1 度に 100 ミリシーベルト被曝すると、がんで死亡する人が 0.5 % 程度ふえるのです。その場合でも固形癌が生じるには 20 ~ 30 年、白血病で 5 ~ 10 年程度の期間を要します。

低線量の放射線(年間100ミリシーベルト以下) の影響については、ある学者は「がんになる」といい、ある学者は「安全だ」といっていますが、実際は、あるのか、ないのかわからない程度の小さい影響です。たとえ「ある」としても、そのがんになるリスクは、ほかのがんを引き起こす要因と比べると、かなり低いレベルです。

当時、福島県では、年間 20 ミリシーベルト以上被曝する地域が避難対象なので、年間20ミリシーベルト浴びたときのことを考えてみましょう。その際のがんのなりやすさのリスクは、たとえあるとしても最悪で1.006倍です(がんで死亡する人は 30 % から 30.1 %  に上昇)。ほかのリスクと数字で比較すると、それがはっきりします。

国立がんセンターの疫学調査で、がんのなりやすさが数字で表されています。喫煙者のがんのなりやすさのリスクは、非喫煙者の1.6倍。運動不足のリスクが1.15~1.19倍、野菜不足が1.06倍、肥満が1.22倍となっています。

こう見ると、喫煙や肥満などに比較して、被曝してがんになるリスクは相当に低いことがわかります。ですから、被曝によるがんのリスクをむやみに恐れることは、健全とはいえません。現実に大きな実害があり怖いのは、喫煙、運動不足や野菜不足のほうなのは明らかなのです。これから禁煙をがんばる人はこちら

無用な心配はストレスを誘発し、活性酸素を発生させる

そうはいっても、やはり放射線の害が心配だというかたは、少なからずおられることでしょう。そうしたかたたちのために、活性酸素をおさえるにはどんな食品を食べたらいいか、その目安についてです。

活性酸素をおさえるという意味では、抗酸化作用の強い食品を毎日摂取するように心がけることが原則です。

お勧めなのは、「赤」「緑」「黄色」などの色の濃い食品です。ベータ「赤」の食品としては、βカロチンの豊富なニンジンや赤ピーマン。

リコピンの多いトマト。サーモンピンクの元であるアスタキサンチンが豊富なサケなどがあります。これらの成分は、いずれも優れた抗酸化物質です。「緑」の食品としては、まず抗酸化物質のブラストキノンの含まれるホウレンソウ。

特にブロッコリーやキャベツなどのアブラナ科の野菜は、がん予防効果が高いと報告され、注目を集めています。スルフォランが含有されるブロッコリースプラウト(野菜の新芽)もお勧めです。「黄色」の食品としては、ゼアキサンチンという抗酸化物質が含まれるマンゴーやパパイヤ。また、カボチャはβカロチンが豊富です。

こうした野菜、果物などを、できるだけ多く摂取するといいでしょう。1つの目安としては、1日に野菜を小鉢で5皿、果物を1皿食べるのが理想です。これで400グラム程度の野菜、果物類を食べることになります。

さらに 水素水も、体内の活性酸素を退治するのに高い効果があることがわかっています。

ちなみに水素水の場合、まがいものの製品もかなり出回っていますから、注意が必要です。わかりやすい例でいえば、ペットボトルで販売されている水素水は要注意です。

というのも、水素はプラスチックのボトルを透過して外に出てしまうからです。こうした点から、アルミニウム容器の水素水を選ぶようにするのが無難でしょう。

原発事故の終息には、まだ時間がかかるでしょう。今後も、科学的な根拠のない風評被害に惑わされずに、冷静に対処することが最も大事ではないでしょうか。ストレスは活性酸素を多く発生させ、がん細胞を殺す免疫作用を低下させます。無用の心配こそが、がんを招くのです。

セシウム 137 ストロンチウム 90 の排泄 カリウム カルシウム ミネラル不足に注意

セシウム 137 ストロンチウム 90 の排泄 カリウム カルシウム ミネラル不足に注意 しなければいけません。セシウム 137 は、 1945 年広島・長崎への原子爆弾投下によって地球上に放出され、 1940 年代~ 1960 年代のアメリカ・ソ連の核実験、 1954 年ごろからの大規模な水爆実験や核事故で高濃度に放出されました。
ストロンチウム 90 とは ウランなどの核分裂によって生成する半減期 28.8 年の放射性核種です。

日本は甲状腺の害がでにくい セシウム 137 ストロンチウム 90 の排泄 カリウム カルシウム ミネラル不足に注意

セシウム 137 ストロンチウム 90 の排泄 カリウム カルシウム ミネラル不足に注意

セシウム 137 ストロンチウム 90 の排泄 カリウム カルシウム ミネラル不足に注意

2011 年 ( 平成 23 年 ) 3 月 11 日の大震災による福島第一原子力発電所の事故が、日本全体に深刻な被害をもたらしましたが、

最近は、メディアの報道が少ないせいかやや忘れられ気味です。しかし、日々放出され続けている放射性物質が健康に与える影響を、不安に思う人は多いでしょう。

放射性物質が含まれるものを口にした場合、放射性物質の吸収をおさえて、放射線による影響を軽減することができます。その工夫の1つが、食生活です。旧ソ連(現荏のウクライナ) で起こった、チェルノブイリ原発事故を参考に考えてみたいと思います。

チェルノブイリ原発事故では、近郊のキエフなどで、子供たちに甲状腺ガンが多発しました。

一方、ポーランドでも大量の放射能を感知しましたが、ポーランドの子供は、ほとんど甲状腺ガンを発症していません。これはなぜでしょうか。

甲状腺には、ヨウ素が多く存在します。このヨウ素が不足していると、体内に入った放射性ヨウ素が甲状腺にたまって、ガンを引き起こすのです。

コンブのだし汁が放射性ヨウ素の害を防ぐ

海から離れたキエフでは、ヨウ素が豊富な海藻などを摂取する習慣がなく、慢性的にヨウ素が不足していました。

しかし、北部が海に面したポーランドでは、ヨウ素を摂取する機会に恵まれていました。この食習慣の違いが、ガンの発症率に影響した可能性があるのです。

また、ポーランド政府は、原発事故後にヨウ素剤をすぐ住民に配布したのに対し、旧ソ連ではそうした配慮がなかった点も、明暗を大きく分けたと考えられます。

日本でも、コンプなどの海藻は非常に身近な食材です。また、厚生労働省の定めた暫定基準値を超えて放射性物質が検出された食材は、出荷が制限されるため、市場で流通していません。

このため私は、食品による内ひばく部被曝(呼吸や食事によって体内に入った放射性物質から放射線を浴びること) に限っていえば、日本ではキエフのような甲状腺への影響は出にくいのではないか、と考えています。

放射性物質吸収のリスクを下げる

さて、今回の原子力発電所の事故で、多くのかたが危倶されているのが、セシウム 137 とストロンチウム90という放射性物質による害です。原発から離れて住んでいる人でも、これらの物質が食物に付着して流通し、口に入るのではと不安を口にしています。

結論から言えば、出荷制限も行われている現在、日本の店頭に並んでいる食物は、すべて安全だといえましょう。通常の調理法で、普通に食べて大丈夫です。たとえ、暫定基準値を超えた放射性物質が付着した食物を間違って食べたとしても、1~2回食べたくらいでは全く害にはなりません。

セシウム 137 の物理的半減期(発する放射線量が半分になるまでの期間)は 30 年です。しかし、体内に入ったセシウムは、ずっとそこにとどまっているわけではありません。平均して 100 日くらいで、半分が体外に排出されてしまいます。

ただし、長期間継続して.食べたら問題が生じる可能性があるので、それを想定して規制値を割り出し、安全を見込んで出荷制限が行われているわけです。

このように、現在、危機が切迫しているわけではありませんが、少しだけ身の回りに放射能の汚染があると仮定し、どうしたら安全に暮らせるかを、それぞれが考えたほうがいいのではないかと思います。

その大きなポイントがへバランスの取れた食事なのです。不足する栄養がないよう、日々心がけることが重要で、なかでも注意したいのがカリウムとカルシウムです。

カリウムは、放射性物質のセシウムと非常に構造が似ているため、人間の体はセシウムとカリウムを区別できません。セシウムが体に吸収されると、カリウム同様に組織や筋肉などに取り込まれ、体全体に分布します。

しかし、すでに体内にカリウが不足せずにあれば、セシウムが体内に入ったとしても、余ったカリウムと同様に、尿中に排出されます。つまり、セシウムの吸収を防ぐことができるわけです。逆に、カリウムが不足していれば、セシウムが余分に吸収されるおそれがあります。

また、カルシウムは、放射性物質のストロンチウムと構造が似ています。体内に入ると、ストロンチウムはカルシウムと同様に骨に取り込まれ、将来的に骨肉腫(骨にできる悪性腫瘍)などを引き起こすおそれがあります。しかし、体内でカルシウムが足りていれば、体がストロンチウムを余分に吸収するリスクを下げることができます。

ちなみに、カリウムはアボカド、ホウレンソウ、納豆などに多く含まれ、カルシウムはチーズなどの乳製品、油揚げなどのダイズ製品に豊富です。バランスの取れた食生活が重要なのです。

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放射線の害を可能な限り減らす「セレン」について一覧

手作りキムチで便秘解消に役立てる

手作りキムチで便秘解消に役立てる キムチは発酵食品ですから腸内環境を整える効果大です。体質によってヨーグルトでは便秘に効かないけれどキムチだったら効くという人もいます。自分の腸に合っているかもしれません。

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植物性乳酸菌というと、

  • ぬか漬け
  • 味噌
  • 醤油

それからキムチなどがありますが、みそ汁を食べて、玄米ご飯を食べると大抵翌朝は、快便です。さらにぬか漬けなども効果があるように思いますが、腸内環境を整えるには継続しないと効果が半減してしまいます。

手作りキムチで便秘解消に役立てる

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そこで、キムチを手作りしてみようと思い、レシピを調べてみたのでここで紹介します。ぬか漬けなども善玉菌優位の腸内環境を作るには、最高ですが、どうも味が「地味」で飽きてしまうのでキムチづくりをしたいと思います。キムチなら味にもパンチがありますし、飽き対策にもってこいです。

まずキムチのうんちくを少し。キムチには白菜のペチュキムチや、大根のカクテキ、きゅうりのオイキムチなどがあり生すが、韓国では、他にもさまざまな野菜をキムチにしています。

手軽に作れる即席キムチで、変わりキムチを作ってみたいと思います。ビタミンCが多く、健胃作用のあるキャベツ、たんぱく質 や食物繊嫌が多い 大豆もやし 、βカロテンやビタミンC、鉄、カルシウムが豊富な小松菜などで作れば、栄養も万全です。

余り野菜の利用にもなり、食卓のバリエーションが広がります。辛味成分は、基本的に腸にも有効なので便秘解消効果もかなり期待できそうです。とにかく食物繊維が豊富に摂取できるのは、うれしい限りです。

即席のキムチだれをつくる

材料は、次の通りです。

  • ねぎのみじん切り おおさじ 2
  • いかの塩辛 おおさじ 2
  • 韓国産粉唐辛子(細びき) おおさじ 1 ~ 2
  • しょうが/にんにくのすりおろし 各大さじ 1
  • 塩 小さじ 1
  • ごま油 おおさじ 2

韓国産の粉唐辛子というのは、韓国産の赤唐辛子を細かくひいたもの。粗くひいたものもありますもー味に使われる日本産の赤唐辛子よりも辛みが少なく、かすかな甘みもあり、キムチを滋味深い味わいにします。
粉唐辛子はこちらからどうぞ。

野菜を漬ける

即席キャベツキムチ

キャベツ200 g を準備し、小さく切って塩小さじ 1 をふってもみ、約 20 分おいて洗い、水けをきる。上の即席キムチだれ 3 分の 1 程度をなじませ 40 ~ 50 分程度付ける。冷蔵で 3 ~ 4 日保存可能。

即席もやしキムチ

大豆もやし200 gを準備し、もやしに塩小さじ 1 をふってもみ、約 10 分おいて洗い、水けをきる。上の即席キムチだれ 3 分の 1 程度をなじませ 20 ~ 30 分程度付ける。冷蔵で 3 ~ 4 日保存可能。

即席小松菜キムチ

小松菜 150 g を準備し、小松菜は根元を切り、幅 3 cm に切って塩小さじ 1  をふってもみ、約 20 分おいて洗い、水けをきる。上の即席キムチだれ 3 分の 1 程度をなじませ 40 ~ 50 分程度付ける。冷蔵で 3 ~ 4 日保存可能。

キムチをおいしく食べるには

そのままでは辛すぎて、という場合は、キムチを何かに混ぜたり、のせたり、料理に入れたりすると、辛さがやわらぎ、食べやすくなります。

ただし乳酸菌は熟に弱いので、加熱しない食べ方のはうがよく、加熱調理に使う際にはなるべく最後に加えて、さっと火を通すようにします。

にんにくの臭いが気になる場合は?

にんにくのにおいのもとであるアリシンは、たんばく質と結びつきやすく、カルシウムなどのミネラルで中和されます。

キムチを食べたあとに、たんばく質やミネラルが豊富な牛乳などを飲めば、におい消しに有効です。

一気に飲まず、かむようにしてゆっくり飲むのがコツです。ヨーグルトを食べるのも同様に効果があります。また、消臭効果のある 緑茶 紅茶 コーヒー ウ一口ン茶などを飲むのもよく、紅茶やコーヒーには牛乳を加えるとより効果的。

ほかにミント系のガムをかんだり、口臭予防剤を利用するという方法もあります。日本人は、にんにくにもビタミンB群が豊富に含まれるのでキムチはまさに健康食です。

酸っぱくなっても大丈夫?

キムチは作ってから時間がたつほど、乳酸菌が増えて酸味が生まれます。そして乳酸菌の量がピークに達したあとに出てくるのが酢酸菌。これは酢をつくる菌で、酢酸菌が優位になるとかなり酸っぱくなってしまいます。

そうしたキムチも加熱調理に使えば、酸っぱさが気にならず、おいしく食べられます。キムチチャーハン、キムチスープなどがおすすめです。