腸内細菌 人格 や気分にも影響する

腸内細菌 人格

腸内細菌 人格 や気分にも影響を及ぼします。腸内細菌は脳での遺伝子発現にも影響し、記憶と学習に関係する重要な脳領域の発達を左右していることがわかってきたのです。腸内環境を良好に保つことが人格形成にも影響を及ぼすということです。

腸内細菌 人格 や気分にも影響してしまう

腸内細菌叢 については、最近は 腸内細菌叢 「 腸内フローラ 」 と呼ばれることも増えてきました。こちらのほうが現代にマッチした表現といえるかもしれません。

体には、数 100 兆個、重さにして 1 ~2 ㎏の細菌が常在しています。細菌は皮膚をはじめとして、消化管、呼吸器系、口腔、膣などの「体の内側」を含めたあらゆる体表面に存在し、それぞれの場所に固有のバランスを保って定着しています。

これらの細菌はただそこに存在するだけでなく、細菌同士あるいは宿主とのクロストークを介して安定した複雑な生態系を構成しています。

腸内に棲んでいる細菌は、菌種ごとの塊となって腸の壁に隙間なくびっしりと張り付いています。この状態は、品種ごとに並んで咲くお花畑(flora)にみえることから 「 腸内フローラ 」 と呼ばれるようになりました。正式な名称は 「 腸内細菌叢 」です。

腸内細菌の形成パターンは、一人ひとり異なります。食生活や生活環境も関係しますが、一番大きな影響を与えるものは母親の腸内環境だといわれています。

赤ちゃんは生まれてくるときに、母親の産道にある腸内細菌に接触することで細菌をもらい受けます。これが赤ちゃんの腸内に入り込み、腸内細菌として増殖していきますが、腸内フローラ の原型は3歳までにつくられるといわれています。
生後、形成された腸内フローラのパターンは一生変わらないとされ、3歳くらいの時の腸内フローラが最もよい状態だといわれています。

現代食は腸内環境の悪化原因になっている

食物アレルギーや肥満、炎症性腸疾患などといった典型的な「現代病」が広がっていますが、こうした症状の原因は、食生活や衛生環境の影響による腸内細菌叢の変化と関連していると考えられます。多くの添加物や農薬の害とも関連しているはずです。

アフリカ原住民の子どもと、イタリアで都市生活をしている子どもの腸内細菌叢を比較した研究があります。高食物繊維・低カロリー食で成長したアフリカ原住民の子どもの腸内細菌叢では、日和見菌とされている「バクテロイデーテス門」に属する細菌が優勢だったのに対し、低食物繊維・高カロリー食で育ったイタリアの子どもでは悪玉菌とされている「フィルミクテス門」に属する細菌が優勢でした。

そして、アフリカ原住民の子どもの腸内細菌は、食物繊維から短鎖脂肪酸を合成できる能力の優れた細菌種でした。これらの細菌種によって作り出される短鎖脂肪酸には腸の炎症を抑える作用があり、それがアフリカ人に炎症性腸炎がほとんど見られない原因だと推測されます。

さらに、アフリカ原住民の子どもの 腸内細菌叢 は、イタリア人で都市型生活をしている子どもとくらべて多様な細菌種から構成されていました。こうした多種類で数も多い腸内細菌によって、免疫機能は強化され、ガンにもなりにくく、アレルギー反応も起こらない体になるのです。

腸内細菌は子ともの脳にも影響を与える

研究が進むにつれ、腸内細菌が私たちの気分や感情、人格にまで影響を与えていることが明らかにされてきました。人はそれぞれ気分や人格、思考過程が違うものですが、これもまた腸内細菌の影響なのです。

腸内細菌は脳での遺伝子発現にも影響し、記憶と学習に関係する重要な脳領域の発達を左右していることがわかってきたのです。

脳内の伝達物質である「ドーパミン」や「セロトニン」は腸内細菌によっで合成され、その前駆物質が脳に送られていることを私たちは数年前に報告しました。

それを裏づける研究報告がアイルランドのコーク大学J・F・クリアン博士らによって発表されました。クリアン博士らは、幼少期のマウスが腸内細菌を持たなかった場合、成長後のセロトニン量がどのように変化するのかを調べたのです。

その結果、腸内細菌を持たないマウスは中枢神経系の多くの部分でセロトニン量が少なくなっていました。とくに雄のマウスではその傾向が顕著にみられました。腸内細菌のない幼少期のマウスに腸内細菌を移入すると脳内のセロトニン量は増えましたが、腸内細菌のない大人のマウスに腸内細菌を移入してもセロトニン量は変わらなかったということです。

こうしたことからも、腸内細菌が脳の発達に重要な役割を果たしていることは明らかであり、特に子どもの発達期における腸内環境の改善はとても重要なことだということがわかるのです。

腸内細菌叢  の影響は大きいということです。人格形成にまで影響するということです。いかに日々の生活の中で腸内環境を整えることが大切かということです。便秘をしたから腸内環境を整えましょうという次元ではないことがわかります。私達は日々、腸内環境を悪化させることを避けてそして腸が喜ぶ生活をおくることが大切だということです。

腸内の乳酸菌を増やし 腸内細菌叢 影響 を与えるには

腸内細菌叢 腸内フローラ 影響 を与えることはよくわかりましたがでは、どのように腸内環境を整えればいいのでしょうか。腸の専門医は乳酸菌生成エキスを飲んでいることがわかりました。

腸の専門家がやっている 乳酸菌 を 増やす 方法は 乳酸菌生成エキス を飲むこと

腸の専門家が腸内の乳酸菌を増やすために、ポイントとしているのが、「自分の乳酸菌」を増やすことです。腸のことを何十年も研究してきてたどり着いた結論です。

ヨーグルトを食べる人も多くいますが、私は食べません。その理由は2つあります。1つは、ヨーグルトの中にいる乳酸菌がおなかの中に入って自分にあう乳酸菌かどうかはわからないことです。

もう1つの理由は、ヨーグルトには脂肪分や糖分など余分なものが入っていることです。私はなるべく糖分と脂肪分を摂らないようにしているので、そういうものはいらないのです。私は「自分の乳酸菌」だけを増やしたいからです。

腸内細菌の個性

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