断食

断食や絶食は、腸と体を弱らせる

「断食が体によくない理由は

断食は腸にいいのか?悪いのか?

最近では「プチ断食」とか半日断食などといった絶食する健康法が流行っているようで、私もよく「断食は腸にいいのでしょうか? 」といった質問が増えています。

結果から申しあげますと、私は「断食は腸に悪い」と思っています。そもそも食事をとらないと腸管が使われず、腸の粘膜が急速に萎縮していきます。
繊毛が萎縮し、腸での粘液分泌が減少して、腸管の動き自体が悪くなっていきます。

それにともなって腸内細菌叢も変化し、ウェルシュ菌や大腸菌といった悪玉菌の増殖が見られるようになります。この際に、腸が持っているバリアー機能が低下していると、腸管内で繁殖したこれらの細菌は腸壁の毛細血管に侵入してしまうことがあるのです。これは専門的には「バクテリアトランスロケーション」」といい、全身の感染症へと移行することもある、危険な状態なのです。

あぶない「リーキーガット症候群」

最近では、腸から食物分子や腸内細菌が漏れて体内に侵入する「リーキーガット症候群」(腸管壁浸漏症候群)という言葉もよく使われるようになりました。

食物アレルギーの幼児も「リーキーガット症候群」が原因だと考えられています。腸の壁の繊毛は薄い膜で覆われており、腸内細菌や病原微生物の侵入を防ぎながらも、胃で分解された食物の栄養素を吸収しています。
この粘膜が破れると細菌類が体内に侵入するだけではなく、食物が十分消化されない段階の、まだ大きな分子のままで体内に吸収されてしまうのです。食物が小さな分子に分解され体内に侵入した場合は免疫反応は起こりませんが、大きな分子が体内に入ると体内でアレルギー反応が起こるのです。

繊毛に存在する膜はある一定以上の食物分子は通さないようにできていますが、これが破れると大きな食物分子まで通してしまうのです。この膜バリアーは、化学薬品アルコール、抗生物質などによって、また精神的ストレスによって簡単に破れてしまうのです。

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